【アントニオ】岩政監督

公式サイトから、岩政の監督就任が発表されました。
正式な監督か、代行か、いずれにせよ、週末のゲームに向けては岩政に指揮をお願いするしかなかったでしょう。

その中で、岩政とフロントの交渉がどのようなものだったのか分かりません。
ただ、プロサッカークラブではなく、他の組織でも、この手の人事は一度断ったら、次の保証はありません。
火中の栗を拾うことになりますが、クラブからオファーがあれば、岩政には断るという選択肢はなかったと思います。

岩政はまだ若いですが、報知の記事によると、ジョアン・カルロスと並び、鹿島で最年少の監督なんだそうです。
ジョアン・カルロスは良い監督でしたし、結果も残しました。

ただ、同い年と言っても、ジョアン・カルロスはプロの選手としてプレーしていませんから、指導者としての経歴は長かったです。
現状で、岩政に足りないのは指導者としての経験でしょうが、良く知ったクラブならそれを補えるかもしれません。

解説者としての岩政は、最近、鹿島戦の解説が多い戸田と似ていた思います。
正直、嫌いでした。
ただ、現役時代はスカウトのような役割をして、有望な選手の獲得に貢献していましたし、解説とは違う面があるのでしょうね。

ヴァイラー解任、岩政就任までの決定の早さ、横浜戦、広島戦の選手たちのプレーから考えると、もっと前から、監督交代の動きがあったのでしょう。
監督交代の空気が選手に伝わらないはずはありませんし、フロントは下手を打ちましたね。
これもプロサッカークラブだけではありませんが、死に体になった上司の言うことを聞く部下はいません。

まさに結果論ですが、監督を交代するのなら、中断期間が始まったタイミングで良かったではないですか。
仮に、岩政監督で横浜戦と広島戦を戦っていれば、結果は違ったでしょう。
今季の結果を決める大切な2ゲームを前にして、フロントの大失態だと思います。
監督だけではなく、フロントも結果が全てですよ。


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