ここフランス南西部ペリゴールでの心深く動かされる日々が
短かったロンドンの記憶を上書きしてしまう前に
まだまだ書き残しておきたいことがあります。
ロンドンは雨の町だと言う人がいます。
たしかによく雨に降られました。
初めのうちは窓から空を見上げ
濡れた通りを眺め下してはがっかりとしていましたが
いつしか小雨が随分似合う町だと思うようになりました。
通りに面した家の庭でも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d6/9047c1f19a5f049d51eefd8aee32423f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d8/0f6a777850674c32af1be60a1c6fd66a.jpg)
教会の裏庭でも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/a7/ae54252d8f5231e4224556c88709fd5e.jpg)
スクエアでも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/2b/505d336a61493d28572b0c0660c44676.jpg)
公園でも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/59/9b0f8f5d496c06be4cbb7243a2b981f9.jpg)
薄曇りの雨の日にとても似合う花がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/ee/70be44fb680abb3bf8936368a2dcb171.jpg)
そして
そのたびに19世紀のイギリスの詩人
William Wordsworth (ワーズワース)のこの詩を思い出しました。
いえ、別に気取っているわけではありません(笑)。
大学に入って初めの「英文学」のクラスが
イギリスロマン派詩人たちの作品を読むことだったのです。
急に大人になったようで
わけもわからないくせにうっとりと声に出しては読みました。
そのいくつかの詩の冒頭は
今でも口をついて出ることがあります。
背伸びをした分、ひっこみがつかなくなったのかも知れません(笑)。
そのひとつが
ワーズワースの「Daffodils」(黄水仙)という詩でした。
6行の塊が4つありました。
声に出してみると
目の前に黄水仙が広がって
あの頃の文学少女に戻ったような気がしました。
ついこの間まで必死に受験参考書にかじりついていた高校生が
いっぱしに英語の詩集などをかかえて
雨に煙る黄水仙の間を歩いているのです。
ついさっきのことだって忘れてしまうことがあるというのに
何十年も前のことをこうして覚えているなんて
何て不思議なんでしょう。
拙い私訳は遠慮して
あの頃、たいして意味がわかったわけでもないのに
何となくいい気持ちになって口に出しては読んでいたその最初の6行を
そしてつい先日のロンドンで
またもやなぞってしまったその6行を書き留めておきます。
突然目の前に広がった黄水仙の群れに心を打たれる
さまよい人の詩です。
I wandered lonely as a Cloud
That floats on high o'er vales and Hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden Daffodils;
Beside the Lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。 ↓
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
3月13日:イギリスの伝統的朝ごはんとノッティングヒル
3月12日:白馬さんとフィッシュスープ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan
短かったロンドンの記憶を上書きしてしまう前に
まだまだ書き残しておきたいことがあります。
ロンドンは雨の町だと言う人がいます。
たしかによく雨に降られました。
初めのうちは窓から空を見上げ
濡れた通りを眺め下してはがっかりとしていましたが
いつしか小雨が随分似合う町だと思うようになりました。
通りに面した家の庭でも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d6/9047c1f19a5f049d51eefd8aee32423f.jpg)
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教会の裏庭でも
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スクエアでも
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公園でも
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薄曇りの雨の日にとても似合う花がありました。
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そして
そのたびに19世紀のイギリスの詩人
William Wordsworth (ワーズワース)のこの詩を思い出しました。
いえ、別に気取っているわけではありません(笑)。
大学に入って初めの「英文学」のクラスが
イギリスロマン派詩人たちの作品を読むことだったのです。
急に大人になったようで
わけもわからないくせにうっとりと声に出しては読みました。
そのいくつかの詩の冒頭は
今でも口をついて出ることがあります。
背伸びをした分、ひっこみがつかなくなったのかも知れません(笑)。
そのひとつが
ワーズワースの「Daffodils」(黄水仙)という詩でした。
6行の塊が4つありました。
声に出してみると
目の前に黄水仙が広がって
あの頃の文学少女に戻ったような気がしました。
ついこの間まで必死に受験参考書にかじりついていた高校生が
いっぱしに英語の詩集などをかかえて
雨に煙る黄水仙の間を歩いているのです。
ついさっきのことだって忘れてしまうことがあるというのに
何十年も前のことをこうして覚えているなんて
何て不思議なんでしょう。
拙い私訳は遠慮して
あの頃、たいして意味がわかったわけでもないのに
何となくいい気持ちになって口に出しては読んでいたその最初の6行を
そしてつい先日のロンドンで
またもやなぞってしまったその6行を書き留めておきます。
突然目の前に広がった黄水仙の群れに心を打たれる
さまよい人の詩です。
I wandered lonely as a Cloud
That floats on high o'er vales and Hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden Daffodils;
Beside the Lake, beneath the trees,
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