Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

ワシントンの雨から南太平洋へ、、、

2019-05-06 05:33:37 | 
この薄っぺらい文庫本は
どのページの色をも薄い紅茶の色に変えて
それがいかに多くの年月を抜けてきたものであるかを
あらためて思わせます。


岩波書店から出されたこの本の
第一刷が発行されたのは、昭和7年の3月25日。
こんな地味な本なのに以来何度も増刷されて
私の手元にある昭和48年版だってすでに第29刷!
発行日を見れば、昭和48年の7月20日です。

ここら辺が西暦だけで済ませられる国々と違って
日本の年号の小難しいところ。

だって、昭和47年と言われたって
いったい何年前のことなのかすぐには計算できませんもの。

まずは昭和47年=西暦1972年だということを確認してから
2019マイナス1972=47?

ということは
手元にあるこの文庫本が発行されてから早くも47年?
そりゃページが黄ばみもしますよねえ。

そんな黄ばんだ文庫本を前にして
あらためて、自分がいかに若い時から
ポリネシアの島々に、そしてゴーギャンに魅了されていたのかを
小雨の降る日にしみじみと思っています。

それが今はここ、アメリカの首都ワシントンDCの机の上にある
「ノア・ノア」です。


こんな古い本、ご存知の方はもうあまりいらっしゃらないかもしれませんが
1903年に54歳で亡くなったフランスの印象派の画家、
「Paul Gauguin」(ポール・ゴーギャン)が残した短い作品です。

とにかく若い頃にすっかりハマってしまったメイおばさんは
なんと20代前半の頃に、彼が亡くなったポリネシアのマルキーズ諸島に
しばし居座ってしまったぐらいです。

まあまあ、こう振り返ってみると
メイおばさんの人生って良くも悪くも波瀾万丈、ウロウロ暮らし(笑)。

とは言え、過ぎたことは変えられませんから
晩年になってからは

「いいもん、いいもん、これがマイライフにしてメイライフだもん!」

などと開き直って、ますますのウロウロ暮らしとなっています。
それにはメイおばさんに輪をかけた移動暮らしの達人
メイおじさんとの出会いも大きいのですが(笑)。

それにしても小雨模様の静かな午後の窓の向こうに
「United States of America」(アメリカ合衆国)の首都ワシントンDCの
国会議事堂を見ながら


そして時折
フロリダとニューヨークを結んで走るアムトラックの長い車両の
ガタゴトとした音を聞きながら


お気に入りの椅子にカラダを委ねて
何度も何度も読んで出だしのページを暗記しているぐらいの古びた本を
またもや手に取って、遥か南太平洋の島々に思いを馳せては
うっとりしているメイおばさんて、なんて安上がりなのかしらん(笑)。

雨が上がる気配もありません。
たぶん今日はこのまま振り続けるのでしょう。
しょうがない、南太平洋から現実に戻って
傘をさしながらお夕飯の買い出しに行きましょうかねえ。


読んでくださってありがとうございました。
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