Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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アメリカの学長年収!!!

2015-05-06 10:08:06 | 文化の違い

「The Chronicle of Higher Education」という、大学関係者向けに大学・教育関連の情報を提供する新聞&ウェブサイトがアメリカにあります。

毎年夏には前年のトップクラスの学長年棒を公開するのですが、これがなかなか面白い!もっと率直に言えば、日本とのあまりの格差に度肝を抜かれます。

昨年7月の記事のリードには心臓を鷲づかみされましたよ(笑)。

「93 Pubic College Presidents Make More Money Than President Obama」
(アメリカの公立大学の93学長がオバマ大統領よりも稼いでいる)

ちなみに2013年のオバマ大統領の、大統領として定められた報酬は39万ドル(約4600万円)、規定以外の雑収入を合わせても50万3183ドル(約6046万円)です。

かたや堂々1位に輝いたオハイオ州立大学のGee学長はなんと年収605万7615ドル!ということはおよそ7億円!

第2位はテキサスA&Mの学長で約2億円。
以下3位から9位までは1億円代が並びます。
しかもそのうち3人が女性の学長です。(ヒューストン大学、アイオワ大学、ミシガン大学)

こうして延々44ページにもわたってオバマ大統領よりもお金持ちの93学長の年収が学長の写真つきで紹介されているのです。

さてさて日本の学長たちはどうかと言えば、
文部省が公開している「2012年日本の国立大学の学長の年間報酬」は上位10大学でもこんなもんです。

東京大学 2258万円
京都大学 2122万円
名古屋大学 2068万円
筑波大学 2027万円
九州大学 1991万円
一橋大学 1986万円
東京医科歯科大学 1960万円
東北大学 1957万円
大阪大学 1955万円
東京工業大学 1928万円

一目瞭然、アメリカの学長たちとは比較にならないぐらいにこじんまりとしています。
けれども、それ以上に驚くのは1位も10位も対して差がないということです。
つまり日本は良く言えば能力、個性に関係なく平等だということ。

アメリカの場合は、いくら公立、州立の大学だとはいえ、学長の報酬は大学の職位に対してではなく、学長個人に対するものです。スター的学長や著名人を引っ張ってくる場合には当然高額になります。学長候補者自身も、自分のこれまでの業績、将来への抱負と自信と計画を理事会側にプレゼンし、それによって自分の価値を年収という数字で表すための交渉ができるわけです。

教育という聖域で知のために働く者は給料のことなんて口にするものではない、という日本と違って、アメリカはこんな所でもビジネスの世界同様自由競争なのです。

次回はこれに関連して、今年の2月にシアトルっ子たちに大ショックを与えたある出来事についてお話ししましょうね。

かなり大雑把ですが、買ってきた花の苗をようやく土に植えることができました。
ほっ!


読んでくださってありがとうございます。
ゴールデンウィーク最後の休日がどうぞ良い日でありますように。
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