Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

人生の企み~森本二太郎写真展「ささやきかける”センス・オブ・ワンダー”」

2014-04-30 22:36:26 | メイの教訓


<第一幕>
29日はどうかしら。
ええ、私は大丈夫。
それならそうしましょう、29日のお昼に。

表参道はどうかしら。
ええ、それは素敵!
それならそうしましょう、私の大好きなイタリアンのお店、「Addu Mamma」で。
ではお会いしましょう、アンデルセンの前で11時半に。

そんな会話のしばらく後に
そのお店がこの日は臨時休業だということがわかりました。

<第二幕>
困ったわ、じゃ銀座にしましょうか。
そうしましょう、私の行きつけの「楼蘭」はどうかしら。
ではお会いしましょう、三越のライオンの前で11時半に。

そんな会話のしばらく後に
いつもながらに楽しいランチタイムを過ごしました。

<第三幕>
ねえ、まだ時間あるかしら。
「教文館」の4階に、時々ぼやっと時間を過ごす落ち着いたカフェがあるの。
いいわね、おいしいコーヒーが飲みたいわ。

そんな会話のしばらく後に
ゆっくりとコーヒーとお菓子をいただきました。

<第四幕>
さてそろそろ、と立ち上がりレジでお会計をしようと思ったら
こんなカードがありました。
「森本二太郎・写真展 ささやきかける”センス・オブ・ワンダー“
~メイン州の海辺の森で~」


衝撃でした。
だってそれは、同じビルの3階のギャラリーで行われている写真展だったからです。。
だってそれは、1週間の会期で行われていた写真展の最終日だったからです。
だってそれは、世界中ウロウロする私の生活の中で、どこに行くにも必ず鞄の中に入れていく本だったからです。


だってそれは、私が尊敬してやまぬレイチェル・カーソンに向き合うための写真展だったからです。
だってそれは、私の愛するメイン州の海辺の森の写真展だったからです。


そしてそれは、いつの日かお会いできたらと夢見ていた森本二太郎さんの写真展だったからです。

<第五幕>
急いで3階に下りて尋ねました。

森本二太郎さんはいらしゃいますでしょうか?
僕が森本です。

そして私たちはレイチェル・カーソンへの思いを語り
メイン州の自然を語り
共通の知人たちを語り合ったのでした。
そしていくつかの約束を交わしました。

<結論>
こんなことってあるものなのでしょうか。
もし友との約束が29日でなければ
もし表参道のレストランがお休みでなければ
もしランチの後でコーヒーを飲もうなどと思わなければ
もしいくつもの候補があった中でそのカフェへ足を向けなければ
もしレジで葉書に気が付かなければ
この素晴らしい写真展に出会うこともなければ
長い長い間お会いしたいと思っていた人に出会うこともなかったのですから。

時として人生ってのは
まるでいたずら坊主のように
こんなことを企んで、私たちの後ろで「してやったり」とほくそ笑んでいるのです。
ありがとう!


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。