Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

太平洋を越えた羽子板

2014-11-09 10:55:05 | 旅の知恵
8月10日の日曜日、友からこんなに大きな箱をいただきました。
車のトランクにいっぱいです。


中には長年木目込み細工を続けてきた友が
長い時間をかけて作ってくれた大きな羽子板が入っています。
その何という艶やかさ!


「メイさん、日本の家には大きすぎても、アメリカならばいいんじゃないかしら。」

ありがたくいただいて
スーツケースに入れてみようと思ったら
手持ちの中で一番大きなスーツケースからもはみ出します。
これはもう何らかの方法を講じるしかありません。


国際宅急便だの、別送だの
いくつか調べてみましたけれど
結局、EMS(国際スピード郵便)に行きつきました。

太平洋を越える長旅の間に羽子板が壊れないようにと
隙間にたくさんセーターを詰め込みました。
ついでに本や、和食器も入れました。

9月1日の月曜日、ワシントンDCに発つ前夜に
郵便局が集荷に来てくれました。

とても丁寧に梱包をしてくださり
メジャーでサイズを測り、秤で重さを量り
すぐに書類を作ってくれました。
そして、「ではお預かりしますね。」と言って
家の前に止めた郵便車に積みこんで行きました。
1万5千百円でした。

9月12日の金曜日
東海岸のワシントンDCから、西海岸のシアトルまで
マイカーで14の州を抜け、9日かけて大陸横断をした私たちが
シアトルの新居に着いた時
留守中に届いたたくさんの荷物の中に
懐かしいあの箱がありました。


おそるおそるテープをはがして開いてみれば
現れたのは東京で最後に見た時と寸分変わらぬ羽子板でした。
便利なもんです、たいしたもんです。



そして
これが今の私たちの家です。

玄関のドアを開けると長い廊下の先でまず迎えてくれるのが
太平洋を越えてやってきてくれた羽子板です。



別に意図したわけではないのですが
左側の鏡に映ってダブル効果(笑)。


夜にはちょっと幻想的になります。


友が言った通り
たしかにアメリカサイズの家では
大きな羽子板も「適正サイズ」に見えます(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

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