変わり目の愉しみ

毎朝二時間近く歩いていますが、このところ季節の変わり目をにわかに実感しています。落ち葉とは無縁の灼熱から一転して、落ち葉の上を歩く季節になってしまいました。一番早い落ち葉は桜のようです。春の到来を告げるように花を咲かせ、その花を散らすと最も早く新緑を見せる桜が落ち葉としても最も早い部類のようです。ほかの木々も良く見ると葉の先端がわずかに変色しているものもあります。
さてそんな季節の変わり目ですが、一升瓶で買った泡盛「まさひろ」も残り少なくなってきましたので酒も変わり目です。宮古島の菊之露の五年古酒です。
古酒なので「まさひろ」と比べると舌の上にキリリとたつような香りは押さえられ、まろやかで芳醇な味わいです。そんな芳醇な古酒に合わせるのは、72年から74年の録音、カール・ベーム指揮、ウィーンウィルのモーツァルトのファゴット協奏曲、オーボエ協奏曲、クラリネット協奏曲。優しい木管の調べがなんともいい感じで合いますね。ついつい酒が進んでしまいます。
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