何気に図書館で目に付いて借りた本です。図解雑学 CDでわかる 音楽の科学
CDは未聴ですが、なかなか解りやすい本ですね。この手の本はなかなか読み手のレベルと内容レベルのバランス、そして説明の仕方が難しいところだと思います。しかしこの本では、どうも私がこれまで引っかかっていた概念がいくつか、何とか飲み込めた感じがします。
そう音の大きさ、音色、音の方向など、これまでも何度か専門書を読んでのみこめなかったものが、案外すんなりと理解できた…少なくともそんな”気”になりました。
物理的な音のことから、人間の感じ方、音楽、楽器、音響、ホール、オーディオなど音楽を巡って随分幅広く多角的に書かれているので、音楽、オーディオを俯瞰するのにちょうどいい本です。
そのほか、ちょっと例として取り上げれれている音楽にもいくつか触手が伸びるものがあったりと、なかなか楽しんで読ませていただいています。
著者の岩宮 眞一郎さんの音日記の音に関しての一言日記だけど、面白い。勝手に引用ですが、
『近所の運送会社の車がうるさいので，シャッターに塩をまいた人がいたらしい。「塩をまく」というのは，騒音トラブルの新しいかたちだ。』
よくわからない事件だけど、こんな風に注目している人は他にはいないのでは…なんだか面白いなぁ。ちょくちょく日記を拝見させていただきます。
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