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久しぶりの彼女

2009-12-04 23:25:48 | ライブ
渋谷7th Floorで開催されたライブイベント「言葉の森に棲む」。矢野絢子さん出演ということで出掛けてきましたした。ブログの日記を辿ると前回は2007年の10月。もう2年以上経つのかなぁ。…手帳を調べると2008年の8月にも、高石でのライブにいっているようですが、なぜだかブロクには書いてないですね。まあいずれにしろチョッと間が空いてますが、確か彼女のライブに行くのは6度目になるかとおもいます。会場には開場時間から少し遅れての到着でしたが、最前列のピアノの正面の席を確保。鍵盤の手元も、横顔もバッチリのベストポジション。開演までの間、本でも読もうかと鞄から本を取りだし、ふと周りを見渡すと、なんだかみんな左側の壁をみてます。なにかいなと思うと、壁面に何やらプロジェクターで投影されてます。キン・シオタニさんによるライブペイント?ということで、手元をビデオカメラで写して、筆ペンでさらさらと、イラストやメッセージを描いているのを投影しています。なかなか面白い趣向ですね。技法としては水だけ書いた上にスポイトで墨を垂らして、ぱぁ~っと濡らした部分が黒く色づくというのが、面白い。創作落語の脚本?も手がけるというマルチな才能の持ち主。チョッと気になりますね。
お目当ての矢野さんの登場は三番目。
黒のカットソーに黒のタイトなパンツに白の軽くモヘア状に起毛されたワンピースの裾には、黒い草原のような柄が描かれています。モヘアの白い産毛がステージライトの逆光を浴びて、ふら~っとやさしい光に包まれています。
「おはようございます」とわざとぶっきら棒な挨拶をそこそこに、ハーモニカをすばやくセットして歌いだした一曲目は「坊や」。
あごを少し上に向けて、気道を確保して、声という歌をいっきに吐き出す、以前よりずっと力強さが増しています。
その後、12月に合わせて歌われた曲は、
2.「かくれんぼ」
3.「窓辺のコーヒー」(新曲)
4.「ふたつのプレゼント」
5.「故郷」
6.「かなしみと呼ばれる人生の優しさよ」
白眉はやはり、4曲目の「ふたつのプレゼント」ライブで聴くのは初めてです。
ホテル街の七階のライブハウスの窓からは、様々なネオンが輝いています。
「ホテルロダン…ここにくると、あのネオンサインの下で繰り広げられる男と女のいとなみを、想像しながら歌います。」といって歌い始めた曲の歌詞は、

「小学校も終わる頃とおさんは煙になった…恐ろしいほど静かでめちゃくちゃな部屋に飛び込み、母さんの体を拭き包丁をしまった…」

なんとも衝撃的な歌詞です。
何度聴いても、グサリと胸にナイフを突き刺される思いです。

残念ながら、この後にも出演者があり、アンコールは無し。
さらに、楽しみにしていた、会場限定のミニアルバムは、すでに売り切れ…。

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