陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

退職

2006-03-03 20:17:56 | Weblog
花を送られた。殺伐、喧騒の職場の机に似合わない。みんなに拍手されて花を抱いて、机、ロッカーの荷物を抱えた同僚にかしづかれて職場を出た。なんやかやあったけど、あったかいかく見送られたみたい。荷物持ちの同期に泣かれてしまった。やっぱりひとつの別れ。いい出会いだった。狭い田舎町、永遠の別れじゃないよ。


おひなさまの日・ヘルパー最後の日

2006-03-03 06:42:27 | Weblog
介護保険前に3年半のパート。訪問先での半野良ねこの表皮で喘息発作が起こる等体調不良もあって一旦退職。自分ちに猫が居るのに猫アレルギー…

夫没後はショッピングモールの店員、商工会議所の廃れていく駅商店街活性化事業の一環の無料休憩サロン管理人、某国会議員の地方事務所手伝い、人に請われるがままに仕事を流れた。ストレス性の円形脱毛が起こっていた。

最後の議員事務所が一番、私には合わなかった。全身の脱毛は止まることを知らず、カツラを被って、なくなった眉のあたりに眉を描いて、抜けてしまったマツゲのかわりに付けマツゲ貼り…。脱毛はストレス要因を取り除かないと発毛に転じないような気がして、選挙が近くなって殺気立つ前に辞めさせてもらった。

家で休養する事一年。ノンカツラで大手を振って外出可能になった。
誰かが
『仕事しない?』
と言ってくれる仕事を待っているような生活。
これではイカン。馬齢を重ねるだけだ。

何が出来るのか?
何がしたいのか?

良く考えたら以前していた訪問介護しか浮かばなかった。喘息は最近、強い発作に見舞われていない。薬コントロールでなんとかなりそうだ。体力…自信がないけれど…

逡巡しながら、エーイ!と一念発起。厚かましくも元の職場に頼みにいった。ヘルパーは常時人手不足。経験あり大歓迎ムードであっさり再雇用されていしまった。パートを半年経て、臨時職常勤になって1年と3ヶ月と3日。

懸念していた体力にはやはり無理があった。膝の軟骨摩滅。腰痛。肘関節の痛み。整形外科で診てもらうと、骨格が人よりも細い。医師が『まだ介護続けますか?』と何度も問うた。正直、大きな利用者さんは恐怖だった。全身、サポーター装着必須。朝の介護ガンダム装着品も今日で最後。

日々衰えのすすむ人相手の仕事。引継ぎ者を連れて最後のご挨拶の出来る人、できない人。認知症が進まれている方には混乱されないよう『また、来ますね』と心の中で『さようなら。お元気で。』すでに事務所にたまにしか来ないパートさんからお餞別を頂いた。

これほど辞める実感が湧かない職場は初めて。
『も~うイヤ!』と退職の日を指折り数えないのも初めて。

新しい仕事、新しい職場が決まっている。どうしてこうなったんだろう?
ケアマネ試験受けようと思う時に、ヘルパーとしての体力限界が頭に有った事は確かだ。

卒業は出発点。卒業式で聞いたような言葉が浮かんでくる。