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朝となし昼となし、利用者宅を訪問するとよく寝て居られる。
『用事がない』
たしかに。
テレビは点いているけれど、BGM。
相撲の時間以外に集中されているのを見たことがない。
『早くお迎えが来ないかなぁ~』
『生きてても良い事ないもの。生きているってつらいじゃない?』
森山直太郎の歌が頭の中を流れる。
♪~生きてることが辛いなら~♪
痛い所がいっぱいあって、
体が自由にならなくて人のお世話になるしかない現実。
ケアマネが利用者宅を訪問して、
おそらく
毎度、返答に困る『第一位』だろう。
研修では講師が『死にたい』は『生きたい』だと、よく言う。
まぁ~言葉を額面とおりに取るなと言う戒めだろうけど、
現実に楽ならざるものが、ドッカドッカとやってくる自分自身に照らし合わせて
毎度、そう単純ではないと突っ込みを入れて聞いている。
某おばぁさま、 この言葉の続き
『天国ってどんなとこかなぁ~って考えるの。』
『辛いことを乗り越えたら、パァ~ッと楽しいことが待っているものよ。』
どんな辛いことを乗り越えてこられたのか?
尋ねてみると、戦争中の話が出てきた。
防空壕から出て、男性はいいけれど女性はトイレに長蛇の列。
辛かった~
後の爽快感ったらなかったわ~
ふふふ
ひと山越えた清々しさは、グッと堪えた後ね
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こういう事を常日頃、1分前の記憶すら危うい人から聞くと言葉の重みが違う。
良いお話を聞かせてもらったお礼を言って辞した。
取り巻く現実問題はかなり厳しい方なのだけど、この方と話していて気が重くなったことがない。
こんな風な心持で歳を重ねたい。大先輩、付いていきますよ~♪
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