陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

台風前の夕焼け

2005-09-04 22:22:03 | Weblog
介護福祉士の実技免除講習の後半受講のため土日と家を空けた。最後にズドーンと重たい実技試験を終えて、疲労困憊。もうすぐ我家に辿りつく頃、冴え冴えと空一面真っ赤な夕焼けだった。嵐の前に自然が見せる不穏さも感じさせた。夕焼けはスカッと気分を一掃しそうで、何やら私を待つ我家を象徴しているかの様でもあった。

我家には金曜日と変らない不穏な息子が待っていた。留守にしてくれた家事、出来ていた事を見つけて褒めて、疲れた体にムチ打って夕餉の仕度に入った。

「食事は一人より人と食べると数段おいしく感じられる。」

と介護の食事のシーンで講師が言った。我家ではどうなのだろう?昨日も朝も一人で外食だったけれど、息子と食べる食事より気楽だったし、気持ちがゆったりしていた。今夜も勝手な時間に食べたい息子は放置して、出来あがり次第一人で先に食べた。呼んでもうっとうしがる。団欒、会話は彼が望む時以外は彼にとっては苦痛らしいから。

食後、テレビを観てくつろいでいたら息子が「食べよう」とテーブルに座った。反射的に配膳をする。自立を阻んでいる行為だと思いながら、言わないと分からない暖めとかドレッシングとか言うのが面倒でついやってしまう。

テレビに猫が映ったので、「かわいいねぇ」と言ったら、息子は「同意を求めるな!」と私とテレビから顔を背けて斜めになって食べ始めた。確かに、昨晩はひとりの世界に浸れたのだろう。一人で居る気楽さは息子も母も同じ。集中したい時は家に帰ると疲れが倍加するから、講習会場は帰宅可能な距離だったけれどビジネスホテル泊を選んだ。確かに障害の有無に関係なく成人した息子と母親の同居はどちらも少々の我慢の上に成り立っている。それでも息子と私は一緒に暮らす。それでも一緒に暮らすしかない。息子へ一人暮しの中間ステップとして、グループホームや福祉ホームも考えては見るが現実味はない。

前回は講習後日の仕事がきつかったから、まだ使っていない夏期休暇を月火と取る事にしている。明日は息子も休みだ。長く行っていない主治医に連れて行こう。もらっている薬は鬱の薬だと言い張って飲まない。私から見てもしっかり鬱々しているんだけれど。飲まないから不調なんだとも思えるんだけれど。せっかくの休暇も、休みだかなんだか。台風にも見舞われそう。まぁ~しかたがない。

試験の出来も、後から後からミスが思い出されて憂鬱の原因になりそうだが、試験のためにと昼休み時間返上で二週間練習した実技は身に付いた気がする。結果はどうあれ意義ある受講だった。と言う事で、まぁ~落ちてもいいやと自分の中ではしっかり落胆しない処理機能が働いている。

まぁ~○○。まぁ~いいっか。が私のキーワードらしい。突き詰めてもロクな事がない事ばかりが向こうからやってくるような日々。あっちこっち余所見しながら、ちょっこと肩の力を抜いて、ぼちぼちのとぼとぼで~♪

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