夢の浮橋 | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
源氏物語に因んだ題名に惹かれて図書館で借りてきた。
今、検索をしたら同じ題名で
夢の浮橋 (中公文庫) | |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |
夢の浮橋 改版 (中公文庫 く 3-2) | |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |
まるで違う作家の作品も出てきた。
時代は江戸末期、維新の頃と時代は遡るが
女性が画家として認められない時代背景であった
上村松園を描いた宮尾登美子の序の舞を彷彿とさせた。
女性が硝子職人とはとんでもないと言う時代の苦労は、江戸末期とあれば上村松園以上であったかもしれない。
しかも肉体労働でもある。
師と関係を結ぶところも同じ。
師と仰ぐ尊敬気持ちと情愛が異性であるがゆえに不自然でもないが
男性にだけは許され女性が日陰者であった時代背景の価値観も読んでいてひりひりする。
私は硝子が好き。
何に惹かれるのか分らないけれど、光を取り込んだそれは美しいと思う。
熱いし火傷しそうで体力が要りそうなそれを作る側になろうとは思わないが、
主人公がのめり込んでいった過程はなんだかすごくよく分かる。
師が作品の銘に源氏物語を使ったところから題名の由来はある。
ついでに源氏物語の口語訳を捲りながら読んだ。
写真も絵もない硝子の作品の数々をイメージもしてみた。
これも実在の人物なんだろうか?
努力やらしんどいことはことごとく避け逃げている自分…ちょっとはシャキッとしなくては(*^_^*)
にほんブログ村
来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=
考える力が強いですね。
ワタシは、写真でごまかしてます~(-_-;)
序の舞は、発売当時に読みました。
この本も読みたくなりますね。
でも、最近、読書は遠くなりけり・・
読んだのを書いておかないと、私の記憶が危ないんです^^;
わたしも読みたくなりました!
序の舞がお好きなら似た雰囲気がありますよ。