きままな娘 わがままな母 | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
母娘は友だち親子などと称されて、
仲睦まじく買い物や旅行とくっついて遊んでいる姿を最近よく見かける。
私も娘との時間はとても楽しい。
遠慮の垣根がないし、趣味、好みも似ていたりする。
娘はどう思っているかしらないが、
母は最新の流行やら知識やらついてゆけない女子情報をもらってフムフムなところもおいしい。
この小説は題名に惹かれた。
『わがままな母』は私の実母だし、『きままな娘』はわが娘に置き換えてにんまり。
この自分をどちらにも当てはめないところが、わたしの身勝手と言えなくもない^^;
実母世代は娘を支配しようとする。
小説はそういうニオイのする母娘関係で描かれている。
作者におそらく娘なく、自分自身の母親と関係から推測で描かれている部分だからか?
いやいやもしかすると自分にその気なく、
好きにさせているつもりで、友達感覚でいるつもりで、ひょっとすると私も娘に君臨している?
小説の方は母62歳、独身の娘37歳。
主人公は娘の方。
会社を辞めて自宅の一部を改造してオフィスにし独立するところから始まる。
母は夫に先立たれたボツイチ。
おそらく夫は優しく、存命中もわがままを咎める人なく家庭のドンとして君臨していた風を窺わせる。
子供はもう一人。家を出ている35歳の弟がいる。
一話完結型のストーリーが6つ。続編、続編という感じで話が進んでゆく。
母親は直情型であまり裏表がない分かりやすいタイプ。
しかも自分では周りの家族を気遣って為になると信じて、
ぐいぐい自分の感情を押しつけて引かない。
う~~ん、まったくのところ実母に似ている。
この設定年齢は後5年もすると我が家になる。
家族構成も似通っている。
たまた娘が帰省中。
我が家もこの先、どうなりますことやら?
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