真珠夫人 上中島 丈博,菊池 寛扶桑社このアイテムの詳細を見る |
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図書館から菊池 寛の原作だと思って借りてしまった。
中島たえ子と並びに菊池 寛はヘンだと気付くべきだった。
昔懐かし昼メロの復刻版みたいなののシナリオライターの手によるものだった。
テレビがヒットしたのでこの本が出て、この後文庫原作出版が決まったらしい。
どんなストーリーなのか?ミーハー気分で読んでゆく。
ふむふむ。
まるでケイタイ小説『恋空』とおんなじ素材。
結ばれない不幸な出来事が次から次で最後に不治の病で別れがやってくる。
物見高いので『恋花』も映画でしっかり若い方々に混じって観てる。
お茶の間テレビ昼メロ世代は今、高齢者となって韓流にハマっている。
絶対に処女を恋した人のために守り抜くというのと
レイプが出てるケイタイ小説と同列と言うの奇妙だし
ケイタイ小説世代にはまったく理解できない気持ちの在り方だろうと思うが
やけに近い。
貞操感の処女の純愛のと言う言葉が逆にものすごく淫靡。
そう言う言葉に反発感じて青春を過ごした世代が
子の性生活に立ち入らないケイタイ小説世代の親となった。
世相はこうやって作られていくらしい。
簡単に子供を作って結婚して簡単に離婚するお手軽セックス時代の親たちの子世代は
またどんな世相を作るのだろう?
原作はどんな書き方がしてあるのかな?
処女の肉体の危機のきわどいシーンを
決して自分の手を汚さない殺人まで有りで切り抜ける元華族令嬢って
なに様?と言う感じ。
また、高貴な血筋の美女が金でどうにかなると
群がる男たちがまたものすごいアホに見える。
ストーリー展開がわかった時点で胸やけゲップが出て原作に手が伸びない。無念。
冬のソナタもそうだったけど、話題になるとなんとなく見ていない知らないが気になる。
私はまぎれもなくミーハーらしい。真珠夫人は相当遅れている。
この本は平成14年の初版版。もうすぐ21年が来る。
6~7年前がちょっと前みたいに感じる…ヤバい兆候かも。
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