陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

岩国往来を歩く(美和町渋前~錦帯橋)約12キロ

2012-10-14 06:53:49 | ウォーキング
JR西日本『JRふれあいウォーク』に参加。
駅に小冊子が置いてあるんだけれど、
すぐになくなるから、
ない時は駅員さんに聞いたら出してもらえるとの情報を得て電車通勤の目をきょろきょろさせて冊子ゲット。

これは
というのが、今回の岩国往来だった。
新聞でこの歴史的な道を調査し、整備し案内をかってでている人たちのことを読んだ。



その方々に案内されてのその一部を歩いた。

  

最初は萩往還を歩いて、一里塚がこの廃れている往来にもあるのではないかとの予測を立てて調査に入り
一つ見つけて勢いづいて、道の全貌を調べ始め、道を整備されていっているうちに
地域の方々の協力が得られるようになったとのこと。
今日までに7年。
定年退職後の山仲間の趣味が昂じたらし話ぶりだった。
なんと、この方々、
イベントの案内の翌日はと夜行バスで東北の山へ行って来ると言われていた。
70代の男性たち。
どこにも老いは見られない。
仕事辞めたら、まずだらけてボケそうな私…反省しつつ案内をしてもらった。

いろんな賞もらい賞金を立て札やパンフの費用に回しているとのこと。
看板、パンフの編集から設置から維持管理まで全部手弁当でやっているそう。
今回も、案内のトップの人は鎌を手に荒れた道の草などを刎ねながら歩かれた。

 

この小川に架かる丸木橋はオスプレイで喧しい岩国米軍基地のどこかの部隊が作って下さったとのこと。
最初の一年は自分たちだけの地道な作業であったけれども
お手伝いは地元の方からさらに広がっているそう。
声高にアピールしてではない淡々と自分たちのしたいことをして
周りにそれが認められ、協力が得られてきている様子であり、
現時点も力まず無理せず他にもしたいことには積極参加の姿勢も見え、
彼らは人生の達人にも見えた。

ウォーキングかと思って参加したら、ほぼとんでもない山道だった。
靴はウォーキングシューズだったが、トレッキング用の方が良かったと思う。

         

お見苦しい足もあるが、途中休憩でなんども”ひっつき虫”の草を採ってもこの有り様(;_;)
案内の方が気を遣って下って花もゆっくり撮らせてもらった。
接写はリコーのなんとかがいいとデジカメ指南までしてもらった。

  

山里のバス停には木彫りの動物が並んでした。どなたの作?
気のよわそうなまだ子犬の雰囲気も持つ野良はあまり本気で逃げ出さなかった。
人間不信半分、人恋しさ半分に見えた。
どうしてこういうかわいそうなことをする人が居るんだろう。
人里近くからおそらく逃げず飼い犬のおこぼれなど貰って生きているのかもしれない。
飼えないのに捨て猫捨て犬がどうしても気になる。私の悪い習い性だ…


 

ここまで錦川が氾濫して水が来たという看板があってから2.5キロ国道に沿ってゴール錦帯橋。


通常ウォークではない山道だったので距離は12キロだけれど、
ウォーク以上の体に負荷がかかっている感じ。
万歩計は30000近くだった。
今朝はウォーキングは止めておく。

実は
この奥のスタートからのウォークに参加申し込みをしておいたが
9月の台風が近づいている時で残念ながら中止になった。

次回は5月に同じコース(本郷~渋前)を歩くとのことで、期待している。
実際に埋もれていた道発掘、地道な手作業での整備に
歴史的な時間を肌で感じる。
この道もお殿様が籠に乗り家来を従えて歩いている。
明治までは県道として役立っていたとも聞いた。
整備されレプリカの石畳まで出来ている萩往還より野味があって私は好きだ。
その萩往還も全コース歩いてはないない。
来春には歩ききりたい。
プラス岩国往来と、ひとりでは無理なので
こういったイベントへアンテナを張って参加出来る体力をできるだけ温存してゆこうと思う。

帰ってきたよ モコ 







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卒業ホームラン   重松 清 著

2012-10-14 05:11:02 | 
卒業ホームラン―自選短編集・男子編 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


前に読んだまゆみのマーチの男子編。
まゆみのマーチ―自選短編集・女子編 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

主人公年齢は小学生になっている。”まゆみ”が中学生であったから
普通でも女子よりは、幼い男の子。さらに幼さが感じられた。

前作はいじめが印象に残っているが、
これは家族、特に父親との関係の方がテーマとして印象に残った。
いじめの2作に登場はしたが、家庭内の他のことの方が重要な感じで、
この作品ではわき役的扱いになっていた。

”まゆみ”はほぼ収録の短編の長さが等しかったけれど、
こちらは
題名になっている『卒業ホームラン』がページの半分を占めている。
少年野球監督の父と万年補欠の息子と。
がんばれば必ず報われるか否か?
答えが出ないテーマであっても
先に完全に灯りが見えない形では決して終わってないところが重松作の安心して読めるところか。

大震災を機に自薦集が出来たとのことだけれど、
『ケッソン家庭』と子供に言わせたりと、幸せ平均的4人ファミリーだけがベースではなかった。
最後の『また次の春へ』は母の葬式直後からの家族の再生の心模様が描かれていた。
お父さんの踏ん張りが子供たちにも悲しみの中でも生きてゆかねばならないパワーを与えて
時間を経た話だった。
我が家もこちらのケッソン家庭だから、あの対外イベントの葬儀の最中、
直後の感情の大混乱とどうして残る最後のお別れへの悔いとよく分かった。

最後に個人的に…な事。
さかあがりがなかなか出来ない子が、できるようになる描写が同じ作が二つもあったが、
作者も苦手でやっとできるようになった子なんだろうか?
私はできないまま大人になった。
『さかあがりが出来ることが何の役にたつの?』
と子供に言わせているが、
小学校時代、最大の劣等感として、体育の時間の苦痛として未だに思い出す。
出来た時のスコーン抜ける感じは、とうとう味あわずに終わったことになる。
さらに余談。今では前回りもたぶん怖い^^;

『サマーキャンプへようこそ』にも
体力のない体育系がまったくダメなアウトドア向きでない父息子が登場する。
運動が出来ないって思えば男児の方が女児より厳しい世間の風潮があるかもしれない。
これには
大人側の”これが一番正しい”を子供に押しつけている世間一般的、ベタ価値観のデカイ顔、
トランジスタ的な教育観ってどうなの?と言ってくれていて小気味良かった。

周りには子供の世界だけでなく、
この手の『普通』『常識』がウヨウヨしている。

この本はウォーキング集合場所への移動で読み終わった。
電車通勤は本が読めるので良かったと、思う。
道路が混んで動かな車のハンドル持って…長通勤は肩こり、腰痛の元でしかない(;_;)






 〈影の声〉
    ここまで書いて、どうぞ消えないでよね。
    今、PC編集画面が安定している。なぞ?
    上手くアップできますように





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今、さくさく動いています。
この不安定さはなんだ???