陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

モコ脱走

2010-06-19 19:27:57 | ねこ
外に出ようとしないから安心していた。

「ただいま」と言っても玄関に来ない。
またトイレ?
押入れ?
タンス?
風呂場?
全部開けてみたけど居ない。

2階のベランダ窓がちょうど猫の隙間サイズ空いていた。
カギがかかっていないから前足で開けて出たらしい。
外に出た可能性がある。

  モコ~ォ モコ~ォ

町内中、呼んで歩いた。
一周してお隣まで帰ったら
小さな声で にゃ~ が聞こえた気がした。

居た!モコが居た。
我が家の玄関の屋根の上だ。
降りれなくなっているのだ。
ベランダから飛び降りた1階の屋根をうろうろ。
出たところが分からなくなって、飛び降りるに飛び降りれないで困っていた。
モコの行動範囲はまぁ~この程度だろうという安堵とちょっと情けない気持ちもした。

モコたんはまったく家だけがテリトリーだから、
タンスより高いところから飛び降りたことはないのだ。屋根から飛ぶ勇気はない。
二階から呼んでもどうして良いか分からない。
下ばかり見ている。足がすくんでいる。
猫としてどうなの
しょうがないから、人間さまの方からお迎えにいった。

家に入れたらすぐに
ちゅんちゅんがお鼻ちょんちょんにやってきた。
いつも知らん顔をして淡々としているけれど、ちゃんと心配していたらしい。
一年経ってやっと仲よしに慣れたっぽい。

屋根が焼けつくほど暑い日でなくてよかった。
ただ、あんよが真っ黒。

足だけは洗わせてもらった。嫌そうだったけどね。
腹肉に対して足が細くない?もしかして筋肉がない?
こういうところは飼い主に似なくていいのよ

初代の我が家猫の白猫のユキちゃんはたくましかった。
2階からだって自由に出入りしていたっけ。
当時は外中出入り自由で飼っていた。
周りにまだこんなに家が立っていなくって空き地だらけだったものね。
モコの軟弱は飼い主が作ったものかも?


お気に入りのキャットツリーの天辺で、今やっと落ち着いた。

父の日

2010-06-19 06:16:41 | Weblog
父は54歳で脳腫瘍にて
全盲になった後他界。

妻子のために
正に身を粉にして働き詰めで
生涯を終えた。

私はものすごく可愛がってもらった。
小さい時の父の膝。
お髭のジョリジョリ。

私のために心砕く父しか思い出さない。

お手製の木のおままごとセット。
運動オンチの私のために、
練習用鉄棒を社宅の狭い庭に作ってくれた。
いつまで経っても逆上がりすら出来ない私。
ついに、もっと遊べるブランコにリメイクしてくれた。

登校途中の犬に怯えるからと、
近所から犬の子をもらってくれた。

よく裏の里山に犬と一緒に連れて行ってくれた。
今の動物好きはあの時の雑種コロのおかげ。

嫁にも行かず、孫も見せず心配ばかりかけたまま終わった。
私には後悔が残った。

三回忌の法要中。
読経に合わせて、生後二ヶ月の初孫が泣いた。

実家の仏壇に手を合わせに行こう。

お父ちゃん
娘はあなたの歳を超えましたよ。

逆上がりは出来ないままだけど
おかげさまで
なんとか元気でやってます。


あら?
父の日は明日だわ
休みは全部『日曜日』気分。
高齢者バージョンに近づいているわ~

もしかして、
お父ちゃんの知っている私のまんま?成長なしかも?
昔の通知表には欠点がバッチリ書いてあったものね。
   『落ち着きを欠く』
1年~6年まで変わらないアリガタイ言葉頂いたねぇ~

お父ちゃん
気にかかる子ほど可愛かった???