10月初旬の三連休です。
初日は、長女の女子校の文化祭に家族で出かけました。長女は中学バスケ部に所属で、この日は3年生対2年生。長女は、2年生のスタメンとして登場しました。3年生に完敗しましたが、いくつかの良いプレーもできていたので、私はビデオ撮影の係をしっかりとこなし、帰宅後は良かったプレーと、もう少し改善できる点についてアドバイスしておきました。
たしか3年前だったかと思いますが、長女と私とでその学校の文化祭に行き、試合が終わったバスケ部が体育館を出たところでコーチに指導を受けているところを長女と一緒に見て、長女が憧れの気持ちを強くしたのを覚えています。今、その夢が現実となり、バスケ部も含む中学生活に全力を挙げている長女を微笑ましく思います。
私自身も三連休の二日目からスポーツに力を入れています。スポーツセンターへの往復のロードバイクを含め、トライアスロンを二日連続で。12月2日の港区のハーフマラソンに出場するので、これまでになくRunを意識したメニューへとシフトしています。今のところはひざ痛も問題なく、とりあえずの目標のハーフマラソンで2時間を切る、を達成できるようにトレーニングを重ねたいと思っています。節制期に入っているため、三連休はお酒もなし。。。
三連休に入る前に、何冊か書籍が研究室に届いていました。そのうちの一冊が、「宇沢弘文 傑作論文全ファイル」。とても分厚い本ですが、連休前の金曜日の帰宅のバスで、第20章「医療費抑制が招く危機的状況」(2008年施行の後期高齢者医療制度への徹底的な反対)と、第17章「地球温暖化の対策ー炭素税と大気安定化国際基金の提案」を読み、改めて感銘を受けました。連休中は、この本を冒頭から読み始めました。冒頭に、宇沢先生を恩師と慕う、ノーベル経済学賞受賞者であるステグリッツ教授の追悼講演(2016)が収録されており、ステグリッツ教授の描く人間社会の未来、サステイナブルな社会のあり方にも大変に感銘を受けました。世の中の動向や、これまでの歴史をなるべく俯瞰的に、大局的に理解したいと思って勉強を重ねていますが、宇沢先生の物の観方を今一度、勉強したいと強く感じています。
基本的に、「緊縮財政」を根幹的原因とする余裕のない社会。医療、教育の現場の悲惨な状況を改めて宇沢先生の論文で認識し、私自身もその渦中にいることに複雑な気持ちです。
余裕なくして、人間社会がサステイナブルであるわけがありません。私はインフラを職業としているので、余裕があること、代替があること、いざというときの備えがあること、の重要性はよく認識できているつもりですが、これは個人においても同様です。
45歳となり、大学教員生活も15年を経過し、これまでの経験やストックによってもそれなりの仕事をできる局面が少なくありません。以前であれば事前の準備にかなり時間をかけていた仕事であっても、経験やストックを活用してリラックスして仕事に臨むことも可能となります。そして、往々にして、リラックスして臨んだ方がよい成果が出たりします。
様々な経験を積んだり、視野を拡げたり、良質なストックを積み重ねるためにも、余裕が必要です。追い立てられ、疲弊していく日々では、ストックを食いつぶすばかりになります。
2019年2月末ごろまでは、研究、教育面(つまり本業)で、かなりタイトな状況に置かれると自覚しており、そのためにもなるべく余裕をもって日常を過ごしたいと思っています。このブログの記事が増えることも、余裕の一つの証、です。
三連休の最後の今日も、11時からスポーツ開始。それまでは家事、仕事(雑用)。午後は、食材の買出しと夕食の準備、それから頭を使う仕事。
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