細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

梅雨

2018-06-07 06:15:49 | 人生論

若いころは梅雨でジメジメした時期はとにかく嫌いでした。昨日から関東も梅雨入りしたとか。

今でも本当にジメジメした雰囲気は好きではないかもしれませんが、以前とはかなり受け止め方が変わってきています。冬の乾燥した時期より肌も楽だし、草木が青々としている様子に生命力を感じる6月初旬は、比較的好きな時期に変わってきています。

いろいろなことが変化していくし、いろいろなことが折り重なっていきます。

昨年度まで6年連続で、鞆の浦を題材にした卒業研究を行ってきました。今年は卒業研究のテーマからは無くなりました。希望する学生がいればテーマにしてもよかったですが、誰も希望しなかったので、テーマにしませんでした。私はもちろん、鞆には関わり続けます。

新年度が始まって2ヵ月が経過し、そろそろ鞆や鞆で知り合った方々のことが気になり始め、昨日、各方面と連絡を取り始めました。虫の知らせ、だったのかもしれませんが、やはり行くべきタイミングでした。6月25日(月)を一日空けて、その前日も活用すると思いますが、鞆、私の友人たちへの訪問をします。これまでずっと継続してきた鞆中や鞆小学校での防災授業が今年はどうなるのか分かりませんが、私個人はプレーヤーとして関わり続け、少しでもチャンスがあれば模索してみたいと思います。

今週はかなりの時間を研究に費やしています(当たり前、ですね)。JR東日本との共同研究、首都高速道路との共同研究(こちらはまだ契約締結前ですが、すでに全力疾走。。。)の打ち合わせや現地調査も月曜、火曜に行いました。本日木曜日は、私が委員長を務める非破壊検査協会の透水・吸水試験に関する委員会を横浜国大で開催し、東京理科大の今本教授らゲストの専門家も3名お呼びして、勉強します。そのために、研究室内にも吸水試験のための勉強会を4月に組織し、拙いチームながらも勉強を重ねてきました。今日はその勉強会の成果も発表します。吸水試験方法の規格化に向けて、粘り強く研究を進めたいと思います。

明日、金曜日は土木学会の表彰式で、山口システムの受賞メンバーで表彰式にも参加し、こじんまりとした祝賀会も開きます。

来週、月曜日は、山口県で受賞報告会が開催され、私は記念講演を行います。50分程度時間をもらっていましたが、私からの申し出で30分にしてもらいました。私はいつも、その場で最も話すべきこと、話したいことを話すようにしていますが、今回の講演では、私の目から見た山口システム物語、をほとんど写真を使って話すことにしました。とても楽しみです。

せっかく山口県に行くので、月曜日、火曜日をフルに使って、山口システムを活用した研究のための調査・打ち合わせを行います。二宮さんや山口県、建設技術センターの方々にフルサポートいただき、構造物の調査や、これから行う研究のための打ち合わせもセットしていただきました。山口データベースの情報に加え、さらに情報を収集、情報の創造を行い、機械学習を活用する研究です。上手く行くか分かりませんが、私もとても楽しみにしています。

変化は続きます。私自身も、状況も、常に変化します。終わるものもあれば、つながっていくものもあります。

昨日から今朝にかけて、様々なことを感じ、複雑な気持ちです。感受性が高まっているのかと思いますが、今日も一つ一つの時間を大切に過ごしていきたいと思います。