細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

2018年度へ向けて

2018-03-21 08:30:15 | 研究のこと

2月末までの最繁忙期は脱出し、3月は出張も少なくないのですが、楽しく過ごしています。

これまでの種まきがいろいろと実り始め、2018年度はまたグイっと力強く前進する必要がありそうです。品質・耐久性確保の取組みも、国土交通省の技術研究開発プロジェクトに採択されましたので、私は研究代表者としてしっかりとマネジメント、研究したいと思います。早速、5月1~2日に横浜国大で盛大なキックオフ会議を開くことになり、今から楽しみです。

昨日は、研究室に集まったメンバーで大掃除。1年前に部屋の大々的な模様替えを実行しましたが、またまた大規模な模様替えとそれに合わせた徹底的な廃棄と清掃です。ものすごい数の書類・本を昨日も捨てました。すっきり。

研究室のメンバーの数も増える一方で、ミーティングルームを確保しようとすると、学生たちの机も入りきらないので、学生個人が一つの机を有するシステムを見直そう、という話になり、早速実践。ある部屋は、個人の机なしで長机を皆でシェアし、どこに座ってもよい、ということにしてみました。その方が、部屋もきれいになるかもしれません。

教員は2017年度は相部屋。2018年度もその方針で行くつもりで、全教員が相部屋。前川先生は相部屋の隣のつながった部屋に個室も準備。私は相部屋のみ。昨年度、個室から相部屋に移動する前は若干の抵抗感もあったのですが、もはや相部屋の方が楽ちんです。無駄な書類はたまらないし、相部屋なので定期的に清掃もされるし、秘書さんやらスタッフも身近にいるので会話も楽。

ものごとすべて一長一短あるので、あまりに相部屋が楽で便利になると、その部屋から出なくなってしまいます。というわけで、少し離れた305室(私の以前の個室)を研究室のミーティングルームに変更し、廊下もうろうろするようにしました。

4月からはまた新しいメンバーも迎えて、スタッフ側も前川・細田・小松の体制で新スタートを切ります。

私も新しい研究テーマも立ち上がるし、これまでの研究テーマを深度化させるべきものも多いし、勉強したいことも山ほどあり、楽しみです。

場合によっては、この4月で私が研究室のトップ(年齢的に)になるケースもあったかと思いますが、結果的に前川先生と一緒に研究室を運営できることになりました。トップになってろくなことはない、堕落する環境になる、と私は思っており、私にとってもありがたい環境だと思います。身近に全くスタイルの異なる世界トップレベルの研究、研究活動を見れるというのは非常に大きな刺激です。もちろん、私も自分自身のスタイルで誰にも真似のできないような研究をするつもりです。

誠実に種をまいてきたことが少しずつ実ってきたということだと思いますが、成果を刈り取るのはもちろんですが、これからに向かってさらにいろいろな種をまいていくことを常に念頭に置いておきたいと改めて思います。