私自身が、どちらかというと、大きな戦略を立てて、様々なプロジェクトを展開していくタイプではなく、目の前の具体的な課題を解決したり、目の前の状況を改善していくような方が得意です。いろんな人がいた方がよいので、私は自分の特長を活かせばよい、と最近は思っていますが。
10月の繁忙期が始まり、遅ればせながら我が大学の秋学期の講義も始まりました。10月4日に鞆の浦の小中で防災授業を行ったので、ギアが回った状態で10月5日の大学の開講を迎えることができました。それでも、昨日の5日は夕方には疲労感たっぷりだったので、帰りに1000m泳いでリラックスして帰りました。
どんな課題でも、どんなに困難に事前には思える状況でも、いざ具体的に取り組み始めると、結局は一つ一つの状況判断や行為・工夫によって解決されたり、実践されたりしていきます。
昨日に開講した大学院の修士課程の講義も、そのような事例の一つでした。隔年で英語、日本語で開講しており、今年は英語です。受講生は非常に多くの留学生と、日本人学生が混じっており、25名程度ではないかと思います。この講義は、昨年度にかなり実験的な講義スタイルを取り、一級の論文や解説文等を事前に配布し、予習を前提とし、講義では議論のみ行いました。しっかり予習してくれる優秀な学生が数名いたこともあり、議論はかなり深いところまで達したものも多く、それほど数は多くなかったものの聴講した日本人学生たちも、私も満足して終わりました。
今年の英語での講義は、よりハードルが上がります。留学生はよいものの、日本人学生に英語の論文のみ配布してのディスカッションはやはり負荷が大きすぎるようにも思っていました。といって、単純な講義へと戻ってしまうのもチャレンジ精神にもとると思っていました。
講義を開講しなくてはならないので、具体的に思考を開始し、様々な工夫を思いつき、昨日、スタートしました。留学生も日本人も入り混じる状況で、皆が満足するようなディスカッションが成立するのか、非常に実験的ではありますが、私としてもベストを尽くしてみたいと思います。特に留学生たちは初回の講義でとてもモチベーションが高いように感じましたので、私のモチベーションもぐい、と持ち上げてもらいました。学生たちに感謝です。
目の前の課題は無数にあり、それぞれの状況で改善を重ね始めました。
9月下旬から節制モードに入り、節酒もほぼ予定通りに実践しており、健康への配慮もギアが上がってきました。体操、柔軟体操はほぼ毎日しっかりと行い、なるべく時間を見つけて水泳、自転車、さらに頑張ればランニングマシンも、と運動も頑張る気になっています。体重もベスト体重に向けて着実に減り始めました。
転校した次女は、自分で通学するようになったので、以前のように通学時のコミュニケーションをする時間が激減します。それではよくないので、私に余裕のあるときはなるべく次女と一緒に家を出るようにして、私の最寄り駅までの通勤ルートを少し変更して、数分時間が多くかかるのだけど次女と一緒に歩く時間を多く取れるようにしています。朝のたった5分強のおしゃべりですが、二人の時間が増えることは大事だと思っています。これも改善。
もちろん、多くの研究プロジェクトにおいても、日々の改善、工夫、アイディア出しが活発になってきました。
改善を重ねるモードになると、私の本調子なので、近く全力疾走できるようギアを徐々に上げていきたいと思います。