7月が終わりました。体調管理の難しい時期でもありますが、至らない自分自身と向き合いながら過ごしました。
私にとっては、7月28日(金)に開催された、2016年度の土木学会重点研究課題の「コンクリート構造物の品質・耐久性確保マネジメント研究小委員会」の成果報告会が大きなイベントでした。この委員会の幹事長を務めましたが、軽い任務ではありませんでした。報告書のとりまとめにおいても多くの方々のご協力、ご支援をいただきました。しっかりした報告書が発刊されて、安堵しています。
私も様々な仕事に携わってきましたが、1年間で成果を出さなくてはならない「研究」の委員会ですので、常に現場で実践するフィールド・仲間を産官学協働で培ってきた我々のやり方の真価が問われると思い、私も幹事長として全力を尽くしました。
成果は常に持っておく。求められて成果を作り出すのではなく、常に成果を持った状態で前進し(成果は常に上積みされ)、いつ成果を求められても対応できる状態で任務に当たる。そういう仕事のやり方をこの委員会では実践したつもりです。
成果報告会の数日前に、我々の取組みが全国に展開されるというニュースも入ってきました。
委員会報告書に包含された、品質・耐久性確保のマネジメント的課題に関する座談会(5月8日実施)も、ほとんど読まれないであろう委員会報告書にとどめておくのはもったいない、という声もあって、日経コンストラクションで連載的に紹介されることになりました。
皆が連携してインフラの長寿命化と人財育成を実現していきます。「新設コンクリート革命」の出版を記念してのセミナー(9月5日)も予定されています。その前日の9月4日には、山口県の第11回目の品質確保の講習会も開催され、9月11日の土木学会全国大会の初日の午後(13時~15時)には、研究討論会(パネルディスカッション)として私が司会で「コンクリート構造物の品質・耐久性確保マネジメントシステムの社会実装 -長持ちするインフラづくりと人財育成-」を開催します。
私自身も一人では何もできないことは深く自覚しており、同志の方々との連携があって初めてできる挑戦、実践であり、しかしその中で私自身固有の役割があることもまた自覚しています。
熊本県で私たちの同志が勇気と信念をもって品質確保の取組みを推進している報告も入ってきました。熊本県では着実に展開がなされると思いますので、私たちの最重要フィールドの一つとして全力でバックアップしていきたいと思います。
四国でも熱気が高まっており、冒頭の委員会の地方報告会の第一弾として四国での開催の具体的構想を練る段階に入っています。
7月28日の報告会には、まさに日本全国から、すなわち北は北海道、南は沖縄から熱意を持った参加者に参加いただき、全国展開を形だけに留まらせない同志がすでに全国にいることを私も力強く思いました。
さて、8月に入りました。今日一日は、終日、夏休み中の娘二人と過ごす日ですが、でき得る仕事をしながら子どもとコミュニケーションです。