細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

楽しい

2015-11-26 19:01:59 | 研究のこと

相変わらずグチャグチャのスケジュールですし、先ほど、近い将来(年末くらいまで)にやらなくてはならないタスク(日常的なタスクでないもの)を書き出してみると、ゲッと思うくらいリストアップされたのですが、なぜか気分はよろしいです。

講義の準備や実施にも相当な時間を取られてはいるのですが、それらから学ぶものもそれなりにあり、また、学内の会議も非常に多い厳しい状況においても、研究活動が何とか進んでいるのが気分のそれなりに良い理由かと思います。

今日は、私が初めて主査を務める論文博士の予備審査会でした。多くを論じることはできませんが、非常に充実した議論がなされ、とてもよい審査会になったものと思います。今日のためにいろいろと準備を重ねてきましたし、今後もとても楽しみです。

12月2日(水)には近畿地方整備局で、12/9(水)には福島河川国道事務所で、12/16(水)は三陸国道事務所で、12/17(木)は南三陸国道事務所で、コンクリート構造物の品質確保に関する勉強会・講習会で講師を務めたり、品質確保の手引きのブラッシュアップの議論を行ったりします。これらすべて、研究活動でもあるのですが、実務が大きく前進する駆動力にもなります。

明日、11/27(金)は横浜市のコンサル向けに、維持管理に関する講演を依頼されたので、現状の私が提供できる最良の内容をすでに準備完了しています。

研究は常に難しいですが、現時点での私は、実務と連携した研究の中で、博士課程の留学生の研究もテーマ設定しており、現在3人の博士留学生を指導していますが、それぞれが、ステージは異なるものの、しっかりと前進しつつあるのもうれしいことです。10年先のことを全く考えていないわけではありませんが、研究とはとても難しく、私には今の私のできうることをやることしかできません。何十年も、もしくはもっと先に花開くような基礎研究で勝負する方もおられるでしょうし、私のように、そんな能力はとてもないけれど、世俗的かもしれないけれど、現実の問題を何とか解決するためにベストを尽くすスタイルもあってよいかと思います。将来のことは自分なりに見据えつつ、もうこの年になれば自分のスタイルを貫くしかないので、共鳴してくれる仲間、留学生や日本人学生たちと前進し続けたいと思います。

彼らとの研究成果は、上記の実務にも直接フィードバックできる状況、体制になってきているので、私自身も非常にやりがいがあるし、私の研究室チームのメンバーもそれを敏感に感じ取ってくれているのを感じます。

先週末は私がベトナム出張でしたが、今週末からは奥さんが海外出張です。

親族にも相当に支えられていますが、年末年始まであと1ヵ月、全力疾走できればと思います。