細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

繁忙期の最初のひと月の終わり

2015-10-29 14:40:37 | 家族のこと

予想していたことではありましたが、10月に入って生活が激変し、疲労困憊に近い状態で10月末にたどり着きました。

秋学期は講義の負担が大きいのですが、この期に及んで、まだ一つの講義を開始できていません。博士後期課程用の英語での講義を、来週の月曜日に立ち上げて、これでようやく全部の講義が回り始めます。立ち上げに遅れた英語での講義は、5~6名の少人数でディープにコンクリート構造に関する教科書を読みこんでいくものになります。私も一緒に勉強です。

ここまで一か月、やり切れなかった仕事も一つ、二つ、ありますが、それらは人様に迷惑のかかる仕事ではありませんので、許容範囲内でしょうか。

先週の金~日曜日の南三陸の出張も極めて素晴らしい内容で、私も大いに勉強させていただきましたし、いくつかの重要な案件が着実に前進しました。私が行政の品質確保の仕事に関わり始めて7年目になりますが、相当にすそ野も拡がり、必要なエネルギーも増してはいるものの、楽しくやりがいのある状況になってきました。

26日の月曜日には、近畿地方整備局にも営業に行ってきましたが、その会合の地整のリーダーはとても興味を示していただき、会合のメンバーには積極的に連携を考えるように、激励が飛んでいました。近畿の施工者さんや、近畿もテリトリーにもつ別の鉄道事業者もつながっていますので、何らかの展開があることは間違いなさそうです。少しびっくりしましたが、行政の大阪府も、目視評価法等に興味を持っている、という情報も得ました。いよいよもって、全国的な展開になってきているのを感じます。

久しく休みを取れていません。

家族にも迷惑がかかっていますが、最近、少し気にかかっていたのが、次女に絵本の読み聞かせなどをしてあげられていないことでした。

長女はもう塾通いですし、私が本を読み聞かせる年頃ではありません。でも、6歳の次女には、私が長女に対してしてきたような国語の教育をしてあげたいな、と思っていました。

とりあえず、今朝、アクションを起こしました。

私が担当できる日はすべて、次女と一緒に通学しています。20分弱の時間ですが、とても貴重な時間です。

百人一首を覚えることを今朝、始めました。以前にも、フランスに住んでいたころも、次女の通学時間にいくつか覚えたことはあります。今朝から、100個覚えることにしました。

初日の今日は、天智天皇と持統天皇。

これらの天皇も歌っておられた歌を現代でも口ずさむことのできることのすごさを次女にも伝えました。次女も、そのすごさに次女なりに納得しており、すぐに覚えていました。やっぱり、美しい日本語にどっぷりと浸かってほしい、と思います。天智天皇の歌は、私なりの解説をしておきました。

長女のときは、小学校1年生に「声に出して読む論語」を読破。2年生時には百人一首を一緒に覚えました。 

次女は、百人一首から始め、2年生時には何か別のチャレンジをしたいと思います。

一生に一度。おそらく、自分の子どもと楽しく百人一首を覚える、という経験も、私の人生で最後のものになると思います。次女との毎朝の通学時間が、これまで以上に大事な、楽しい時間になると思います。