今日は多くの橋梁の調査をしました。
この橋は国道45号線の歌津大橋で、45分くらいかけて入念に調査しました。
破壊した状況から、どのように津波によって橋梁が崩壊したか分析しました。
詳細は報告書にまとめますが、ここも津波でしか生じないようなすさまじい破壊でした。
今日は、実質的な調査の最終日。津波による落橋にテーマを絞って、終日調査しました。
写真は鉄道(気仙沼線)のPC桁の落橋。私も写っているのでどれだけ大きな桁が津波でぶっ飛ばされているか、そのすさまじさが想像できるでしょうか。
5日は3つの首長と面会。陸前高田、気仙沼、南三陸の市町長と会いました。
写真は最後の南三陸町長。すばらしいリーダーで、復興のビジョンも明確でした。
南三陸町は、日本でも津波、災害に対する意識が非常に高い自治体で、それでも1000人を超える犠牲者が出るであろうことには心が痛みます。海岸付近の人たちは比較的うまく非難できたのですが、川を遡上したため、まさかここまでは来ない、と思った方々が大変な被害にあった、という面もあったようです。
漁業を核に、やる気のある方々で復興に向けて力強く立ち上がろうとしている姿に感銘を受けました。
女川では、湾や地形の形もあり、激甚な被害でした。女川原発の報道に隠れ、激甚な被害が全く国民に伝わっていないといってよいと思います。
RCの建物が転がっていました。中には、簡易な基礎のあるものも引き抜かれているように見えました。