細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

なんかおかしい

2007-07-31 23:37:25 | 職場のこと
私が大学に赴任して4年近く経つのですが、4年と言えばいい期間です。
独立行政法人化(3年ちょっと前)とかいろいろあったと思うのですが、
多くの変化が大学にも起こっています。私が観察する限りでも細かいところでいろいろ変わっていますが、概ねいい方向に向かっているとは言えないと思います。

大局的には、独立行政法人化で自由度が増して、将来的にはいい方向に向かうのかもしれません。それは経営陣の考えることであって、私の考えることではないので、以下に私の正直な思いを記します。

事務局から送られてくるメールの数が膨大になってきています。そんなに多くのメールをさばけるわけがない。私個人の事情で言えば、絶対に私が動かさないとどうしようもない状況に対しては、最善を尽くします。そうでないメールに対しては、「回答しない」。もうしわけありませんが、すべてに対応することはできません。私には優先順位がはっきりしています。

本当に自分たち(大学の人間たち)が心底からやりたいことを実行しているのか?
そうは思えません。「将来のいろんなことを踏まえて」と、大人?の方はおっしゃるが、どうも理解できない。心底からやりたいと思わないことはやらない方がいいと思うのは私だけ?

「そんな甘いこと言ってられませんよ」、という声が聞こえそうですが、大学は企業とは違います。大学が本来やるべきことは何か、を全うに実施していくことが、遠回りに見えて実は近道なのだと思います。

このまま行くと、どんどんどんどこしょーもない仕事が増えて、本当に大事な、大学でないとできない仕事はほとんどできなくなると思いますよ。

我々は、自分たちの心底やるべきだと思うことを、思い残すことなくやっていきましょうよ。

以下は独り言ですが、5万円のために学内予算申請書を書いてしかも事後にいろいろと業務拘束されるのであれば、私は学外で1000万規模の産学共同研究をしかけることに自分の時間を使いたい。どちらが学外に対する宣伝効果になるのでしょうか。前者にもいろんな思いがあるのだとは思いますが、私には全く響きません。申し訳ありませんが。私は後者に専念させていただきます。