ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

延岡の余韻…

2011-02-15 20:07:38 | レース

今朝は雪で大変だった。勤務先は歩いても20分ほどなので、ぐちゃぐちゃの雪道を登山靴(昨夏、富士初登山で使用)で踏みしめて行ったオヤジである。

延岡のゴールから2日たってもなお、嬉しさと悔しさの余韻が体に残る。お尻からハムストリングにかけての張りも強く、ロボット状態はひさびさのこと。
「第49回 延岡西日本マラソン」(宮崎)に初参加、通算24度目のフル。公式タイム3時間22分20秒。

大会HP掲載の記録によると、今回のエントリー313人、出走253人で完走203人。うちサブ3が104人。ワシは203人中の187位。

12時5分、発着地点の延岡市役所前から城山を背にロードスタート。本日ここに立てたことを深く深く感謝する。
男子だけの独特の張り詰めた緊張感が、たまらない。(笑) めざすは、ただゴール。
関門は6ヵ所、18km1時間20分/中間点1時間35分/25km1時間55分/30km2時間20分/35km2時間50分/40km3時間20分。第1関門が最も厳しく4分半では1分出てしまう。4分25秒ペースで押していかねばならぬ。

参加ランナーは大別すると3種に分かれるようだ。①実業団の新人選手をはじめとする2時間30分以内の高速グループ ②サブ3をめざす市民ランナー上級の方々 ③なんとか関門をクリアしてゴールを念願するグループ
スタートして最初の1kmほどは市役所の周りをぐるっと1周していったんスタート地点に戻ってくるのだが、ここで早くも周囲は③グループの皆さまのみに。ペースはぴたり4分25秒。思いは同じである。
 ⇒序盤(2km付近?)の動画

第1関門までは長かった。焦ってペースを上げ過ぎれば関門は通れても後が地獄。さりとて、あまりにすれすれではちょっとしたアクシデントでアウトである。すごいスリル。
属する後方集団はさらに3つくらいに細分され、わりと余裕もってクリアできそうな、この中では速いグループ。最後尾で運営管理車に付かれているだろうグループと、その少し前に位置する中間グループ。ワシは中間グループの中にいて、安定したフォームで4分25秒ペースを刻んでいる方に張りつかせていただく。

ようやく18km地点、まだ関門閉鎖の動きはない。39秒前に通過。反対車線をトップランナーが来る気配だが、見る余裕なし。
ホッとしてはならない。すぐに第2関門が中間点に控えている。42秒前、通過。さらに2kmほど進んで折り返す。
なんとしても戻りたい。しかし、ハーフマラソンのレースのようなペース設定で走ってきて、はたしてゴールできるだろうか? 願いと不安で胸中は千々に乱れる。

公式ラップ 22'06"ー21'58"ー22'09"ー22'50"ー24'24"ー25'43"ー26'03"ー25'59"ー11'08"
 (前半1時間34分18秒ー後半1時間48分2秒)
前半のペースのままフルを走れたら3時間10分を切ってしまうが、言うまでもなくそんな力は全くない。
完全なオーバーペース状態でどれだけ粘れるか、経験したことのない後半は不安でいっぱい。
その不安のとおり、30km関門2時間20分を50秒前に通過したあたりからペースはさらに落ち、そこからの5kmは26分台に。
いちばん苦しい32kmあたりで、思いがけず沿道から「〇〇〇さーん、ガンバッテー!!」とワシの名(下の)を叫ぶ声援が。見ると、居並ぶ昔のお姉さんたちが手を振って熱烈コール。思わず笑ってしまう。ありがたい。
※参加者300人規模の大会ゆえ、応援の皆様方は見開き1枚に収まっている選手リストをすばやく見て名前で応援してくださる。ほとんどは苗字をよぶけれど、こちらのお姉さま方は下の名前を声そろえて。

笑ったら、ふしぎ不思議、なんだか苦しいのがふっと抜けて元気が出てきた。ほんのちょっぴりだがペースが上がる。数人、先行ランナーを抜いていく。
ラクではないものの、フルの終盤にしてはわりと元気に40km最終関門を無事通過。ついに関門とのバトルは終わった。あとはゴールだけ。

市役所前に通じる交差点を左折。200mほど先にゲートが見えた。なんだか泣けてきそう。
大感激のゴールのはずが、いざフィニッシュしてしまえば、ああ、3時間20分を切りたかった…もっとがんばればよかった…と悔しさばかり。これがランナーのサダメといおうか、サガというかゴウというか。
今回は実力不足が露呈して後半14分落ちとなってしまったが、次は10分以内、その次は5分以内、いつかイーブンで走りたい、などと野望は果てしない。

それにしても、ここはサブ3、あるいはその前哨戦として3時間10分切りをめざすランナーには絶好のレースではなかろうか。スタートロスもまったくなく、トイレ問題もなく、スタート直前まで市役所内で冷えを避けられるし。10kmから40kmまで各給水所にスペシャルドリンクも置ける。
前半の関門設定ペースどおりに後半を刻めば自動的に3時間10分が切れる。完走者の過半数がサブ3というのも、参加資格のない大会としては稀有だろう。
その意味ではワシのようなジョギングおやじにはいささか敷居が高すぎるレースではあったけれど、ドキドキワクワクの胸躍る楽しい冒険でもあった。

6年ぶりの自己記録の証しだろうか、いつにない全身筋肉痛に今なおあえいでいるオヤジである。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (76)
  ともあれ、女性ランナーの姿が全然見えないのはやはりなんだか寂しいものではある。

 ♪ 女性 (南沙織/1974)

なお、親馬鹿話題を付記。メルボルン留学中の息子が、現地の日本総領事館内で創作折り紙の展示会を開催させていただいている。2月末まで。それに関連して、地元サイトからまたインタビューを受けた。
Go!豪!メルボルン

コメント (3)
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