1/4付の日経夕刊コラム「からだのお話」で紹介されていた、"伸ばさないストレッチ"を提唱するカイロドクター・加瀬建造氏。(1/5の当ブログでも紹介)
ギネシオテーピングの開発者でもある。
その新刊書(ベースボールマガジン社刊)を読み、アタマが揺れている渦中にある。
運動前後にはストレッチで、よーく筋肉を伸ばす。いつの頃からか憶えていないくらい、これはワシにとって「常識」になっていた。フルマラソンの後も、もちろんストレッチ。筋肉疲労をストレッチで回復させ、リラックスさせる。と、当たり前のように思っていたのだが。
それは間違いだと著者は指摘するのである。
スポーツ界で何の疑いもなく定番メニュー化しているストレッチングに対して、私は常々、非常に危険な行為だという考えを持っていた。
筋肉の特性は、弾力性・収縮性に富んでいること。ところが、ストレッチングで筋肉を伸ばしすぎると弾力性・収縮性を失い、さらに伸ばして細くしてしまうと断裂することになるからだ。
実際に多くの選手や患者を診て試した結果、ストレッチングで筋肉を伸ばしすぎることが故障につながることがわかってきたのだ。
最初は、自分の体で何度も繰り返し試してみた。ストレッチングすることで、自分の体がどのように変化するのか、筋肉が伸ばされることでどのような症状が出るのかと。
……筋肉は伸ばしたら弱くなるし、伸ばした状態から収縮することを繰り返しているうちに、筋肉は疲労を起こすということに気がついた。さらに腱そのものにも影響を与え、骨から関節にまで障害を起こすということが、確実に裏付けられたのだ。
著者は「現実に、ストレッチングをやっているからといって、スポーツ障害は減っているだろうか」と疑問を呈する。とくに筋トレによって鍛え上げたアスリートほど危険性は高まるという。
鍛えすぎた筋肉は硬くなりがちで、硬い筋肉をストレッチングすると靭帯が伸びすぎて弱くなり、関節が不安定になってズレてしまうこともあり、ケガにもつながると。
その典型例として「プロ野球のK選手」を考察。「あれだけ鍛え上げた筋肉を持っているというのに、ウォーミングアップで激しくストレッチング。その結果、ケガに泣くことに……。とくに彼の場合は、大きい筋肉だけではなくて、インナーマッスル、つまり関節のそばの筋肉まで鍛え上げているので、ストレッチングすると関節のインナーマッスルまで強く伸ばされ、もう切れそうになっている状態だ。内出血くらい少し起きていると思われるが、そんな厳しい状態の中で激しい動きをするわけだから、ケガは起こるべくして起こっているのだ」
レベルはまったく違うけれど、ワシにも思い当たることがある。
最近の例として、1/15のフルマラソン直後。練習レースのつもりで走って、さほど消耗もしていないつもりだったのだが、ゴール後しばらくしてストレッチを始めたら右脚のふくらはぎが強烈につってしまった。息がつまるくらい強烈な痛み。これほどのは記憶にない。ゆっくり足首を上下させて収まったものの、5日間ほど痛みが残った。
筋肉疲労しているときのストレッチは、逆効果なのかも。
(以下、あすに続く。時間切れで本日ほこれにて)
朝13km(つま先5km) 1:20・33、心拍164。外周回する公園の北東側はツルツルに路面凍結、南西側はすでに無雪。
ギネシオテーピングの開発者でもある。
その新刊書(ベースボールマガジン社刊)を読み、アタマが揺れている渦中にある。
運動前後にはストレッチで、よーく筋肉を伸ばす。いつの頃からか憶えていないくらい、これはワシにとって「常識」になっていた。フルマラソンの後も、もちろんストレッチ。筋肉疲労をストレッチで回復させ、リラックスさせる。と、当たり前のように思っていたのだが。
それは間違いだと著者は指摘するのである。
スポーツ界で何の疑いもなく定番メニュー化しているストレッチングに対して、私は常々、非常に危険な行為だという考えを持っていた。
筋肉の特性は、弾力性・収縮性に富んでいること。ところが、ストレッチングで筋肉を伸ばしすぎると弾力性・収縮性を失い、さらに伸ばして細くしてしまうと断裂することになるからだ。
実際に多くの選手や患者を診て試した結果、ストレッチングで筋肉を伸ばしすぎることが故障につながることがわかってきたのだ。
最初は、自分の体で何度も繰り返し試してみた。ストレッチングすることで、自分の体がどのように変化するのか、筋肉が伸ばされることでどのような症状が出るのかと。
……筋肉は伸ばしたら弱くなるし、伸ばした状態から収縮することを繰り返しているうちに、筋肉は疲労を起こすということに気がついた。さらに腱そのものにも影響を与え、骨から関節にまで障害を起こすということが、確実に裏付けられたのだ。
著者は「現実に、ストレッチングをやっているからといって、スポーツ障害は減っているだろうか」と疑問を呈する。とくに筋トレによって鍛え上げたアスリートほど危険性は高まるという。
鍛えすぎた筋肉は硬くなりがちで、硬い筋肉をストレッチングすると靭帯が伸びすぎて弱くなり、関節が不安定になってズレてしまうこともあり、ケガにもつながると。
その典型例として「プロ野球のK選手」を考察。「あれだけ鍛え上げた筋肉を持っているというのに、ウォーミングアップで激しくストレッチング。その結果、ケガに泣くことに……。とくに彼の場合は、大きい筋肉だけではなくて、インナーマッスル、つまり関節のそばの筋肉まで鍛え上げているので、ストレッチングすると関節のインナーマッスルまで強く伸ばされ、もう切れそうになっている状態だ。内出血くらい少し起きていると思われるが、そんな厳しい状態の中で激しい動きをするわけだから、ケガは起こるべくして起こっているのだ」
レベルはまったく違うけれど、ワシにも思い当たることがある。
最近の例として、1/15のフルマラソン直後。練習レースのつもりで走って、さほど消耗もしていないつもりだったのだが、ゴール後しばらくしてストレッチを始めたら右脚のふくらはぎが強烈につってしまった。息がつまるくらい強烈な痛み。これほどのは記憶にない。ゆっくり足首を上下させて収まったものの、5日間ほど痛みが残った。
筋肉疲労しているときのストレッチは、逆効果なのかも。
(以下、あすに続く。時間切れで本日ほこれにて)
朝13km(つま先5km) 1:20・33、心拍164。外周回する公園の北東側はツルツルに路面凍結、南西側はすでに無雪。
止まってしまうのもよくないのではと思っています。
ぼくの場合は、しばらく歩きつづけます。
脚の筋肉が落ち着いてきたなって頃に、ストレッチしますが、
わずかな時間、拮抗筋肉の方を収縮させるようにやってます。
もちろん、ハギAさんからの情報を得てから、やり方変えました。
おかげで、最近、痙攣がまったくなくなり、張りすらありません。
ストレッチの意識の仕方は考える必要はあるけど、
やる方が絶対いいと思いますが、いかがでしょう?
翌日の疲労感が違うと思ってますが・・・。
①かなり疲労した状態で静的ストレッチを始めた
②まだ意識が「伸ばす」ほうに向いていた
この2点が引き金になったかと。
ゆっくり動き回ってから、ゆったりと収縮させる意識でやっていたら、あの強烈な足つりは避けられたかも。
(横棒は老眼+乱視の弱点なのだ)