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雑草の日:怪しい正体

2024-07-16 06:29:29 | 日記
見分けるポイント

 この手の草を見るにつけ毎度思うことは同じ、イネ科の植物の見分けは
ホント難しい。
 今回取り上げるのは公園の歩道脇で見つけた草。
細長い葉っぱに節のある茎、その先端にはお馴染みの稲穂。
イネよりはずっと小粒で疎らな穂ですがどう見てもイネ科の植物。
 そこまでは自信をもって判定するけれどその先に待っているのは奥の
しれない迷宮。
さて、今週見つけたこのイネ科の正体は?

 植物図鑑と見比べて最も似ていたのが、イネ科ヌカボ属のコヌカグサ。
見分けるポイントを調べるとこんな解説が見つかりました。
 <葉はやや細長く先端に向かって尖っている。
葉脈の模様は繊細で光に透かして見ると美しい網目状が見える。
同定には葉の質感も重要で、触った感じがややざらつくかをチェックする。
葉には細かい鋸歯がある。
花は小さくて地味。
色は淡いピンク、白、黄で形は星形。
細かい花が放射状に広がっている>(チバニアン兼業農学校 より)

 葉に触れるとざらつくけれど、他のイネ科でも似た様な感触は何度も体験
しているし。
葉を陽に透かそうとしたらあいにくの曇天で網目なんて分からないし。
更に稲穂の部分をどんなにガン見しても星形は発見できないし。
 本当にこの草、コヌカグサなんだろうか。
風にそよぐ穂の様に、私の心も揺らぎます。

日本庭園に

 元々はヨーロッパ辺りに生えていた草。
<牧草として導入されたものが逸出して日本全国に分布を広げた。
牧草としては積極的に利用されず現在では雑草となっている>(Wikipedeia より)
 「雑草となっている」とありますが実態は少々異なる様子。
この草に価値を求める接し方もあるそうで。
 <初夏に花を付け、初めは緑色をしていた花序はやがて赤紫色に変化する>
(岡山理科大自然フィールドワーキング より)
微妙な変化を楽しむ向きがあります。

 更には見るだけでなく積極的な利用もありました。
<丈夫で育てやすいので日本庭園や公園でよく利用されている。
庭師は垂れ下がる花序と色とりどりの葉を組み合わせ、独特の雰囲気を作り出す。
夏場には強い日差しで赤く色づき燃える様な紅葉を見せる。
冬になると茶色がかった枯葉が風に揺れて春を待ちわびるかの様。
コヌカグサは四季を通じて楽しめる草>(たくま より)
 なんだか雑草扱いしては申し訳ない気配なのでもっと詳しい情報を得ようと
あれこれ検索していたら、こんな一節が出て来ました。
 <コヌカグサは湿った環境や水辺を好む>(チバニアン兼業農学校 より)
見つけた場所は日当たりの良い公園の歩道脇の水気なんて全く無い場所。
となるとそこに生えている草はいったい・・・



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