憧れの草
この時期に山歩きをすると、おおいに目を楽しませてくれる草があります。
山地の草原に群落を作り、見ごたえのある花を咲かせる「高原の女王」です。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 バラ科 シモツケソウ属 シモツケソウ です。
大きな物は茎丈が80cmにもなる多年草です。
葉は互生する羽状複葉、掌にも見える特徴的な形状をしています。
愛好家の目を楽しませるのはその花。
5枚の花弁の直径5mm程の小さな花が多数集まります。
長いオシベが泡立つ様に広がり、時に「線香花火」とも形容されます。
花は淡紅色から白いものまであり、たくさんの茎が棒立ちになった上に5~10cmの花房に
なって付いています。(みんなの趣味の園芸 より)
下野国で発見されたのでこの名前が付いたと言われています。(身近な山野草 より)
<日本の特産種で関東より西の本州・四国・九州に分布する。
ニホンジカの食害で数を減らしている地域がある。>(Wikipedia より)
花の美しさから人気が高い草ですが、場所によってはなかなかお目にかかれないと言われています。
と、ここまで書いてきましたが実は全てが図鑑やネットからの丸写し。
野に咲くシモツケソウはまだ見たことがありません。
図鑑で眺めながら何時か現物を目にしたいと思う、まだ見ぬ憧れの草のひとつです。
真夏の夢
縁遠いと思っていたシモツケソウが先日突然我が家にやって来ました。
知人のSさんが簡単に挿し木にできるからと言って持って来てくれたのです。
この時期に挿すのは今年伸びた部分が適しているのだとか。
丸1日バケツの水の中に入れ、プランターに挿したのが約3週間前。
いまだに枯れずにいるところを見るとどうやらうまく根付いた様です。
人気のシモツケソウを来年は我が家の庭で見られるゾとほくそ笑んだ後、ふと考えました。
草を挿し木にできるとは思わなんだ、と。
そこに至って漸く目の前のプランターに挿さった物の葉の形が、図鑑で見たものとは違うことに
気が付きました。
シモツケソウの葉は掌状の筈ですが、目の前の物は切れ込みの無い卵形。
これは<古くに栃木県の下野で染め物の原料として栽培されていたことから名前が付いた落葉低木。>
(薬用植物一覧表 より)のシモツケに違いありません。
観察力の乏しさは時に楽しい夢を見させてくれます。
我が家に高原の女王がやって来たと喜んだのは、束の間の夏の夢でした。
この時期に山歩きをすると、おおいに目を楽しませてくれる草があります。
山地の草原に群落を作り、見ごたえのある花を咲かせる「高原の女王」です。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 バラ科 シモツケソウ属 シモツケソウ です。
大きな物は茎丈が80cmにもなる多年草です。
葉は互生する羽状複葉、掌にも見える特徴的な形状をしています。
愛好家の目を楽しませるのはその花。
5枚の花弁の直径5mm程の小さな花が多数集まります。
長いオシベが泡立つ様に広がり、時に「線香花火」とも形容されます。
花は淡紅色から白いものまであり、たくさんの茎が棒立ちになった上に5~10cmの花房に
なって付いています。(みんなの趣味の園芸 より)
下野国で発見されたのでこの名前が付いたと言われています。(身近な山野草 より)
<日本の特産種で関東より西の本州・四国・九州に分布する。
ニホンジカの食害で数を減らしている地域がある。>(Wikipedia より)
花の美しさから人気が高い草ですが、場所によってはなかなかお目にかかれないと言われています。
と、ここまで書いてきましたが実は全てが図鑑やネットからの丸写し。
野に咲くシモツケソウはまだ見たことがありません。
図鑑で眺めながら何時か現物を目にしたいと思う、まだ見ぬ憧れの草のひとつです。
真夏の夢
縁遠いと思っていたシモツケソウが先日突然我が家にやって来ました。
知人のSさんが簡単に挿し木にできるからと言って持って来てくれたのです。
この時期に挿すのは今年伸びた部分が適しているのだとか。
丸1日バケツの水の中に入れ、プランターに挿したのが約3週間前。
いまだに枯れずにいるところを見るとどうやらうまく根付いた様です。
人気のシモツケソウを来年は我が家の庭で見られるゾとほくそ笑んだ後、ふと考えました。
草を挿し木にできるとは思わなんだ、と。
そこに至って漸く目の前のプランターに挿さった物の葉の形が、図鑑で見たものとは違うことに
気が付きました。
シモツケソウの葉は掌状の筈ですが、目の前の物は切れ込みの無い卵形。
これは<古くに栃木県の下野で染め物の原料として栽培されていたことから名前が付いた落葉低木。>
(薬用植物一覧表 より)のシモツケに違いありません。
観察力の乏しさは時に楽しい夢を見させてくれます。
我が家に高原の女王がやって来たと喜んだのは、束の間の夏の夢でした。
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