脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

医療界の名探偵、総合診療医のドキュメンタリー

2010年07月24日 | 情報
まず、本日夜の番組のおしらせから、

NHK教育、7月24日夜10時から「児童虐待で心に深い傷をおった、17歳の少女]

参考過去記事、「虐待後遺症としての脳脊髄液減少症」

ゆさぶられっこ症候群と脳脊髄液減少症


され、ここから本題です。

先週の日曜からはじまった、ドラマ「GM 踊るドクター」

先日記事にもしましたが

今、「病気の名探偵、総合診療医」が話題のようです。


明日7月25日、

今度はドラマではなく、総合診療医のドキュメンタリーが放送されるようです。

一部の地域しか見られないかもしれませんが、7月25日、(日)夜6時30分から

TBS系夢の扉
で、


確率90%、問診だけで診断、医療界の名探偵、総合診療医』という番組が放送されます。


でも、医学の教科書に書かれている病については問診だけで90%診断できる、
敏腕総合診療医でも、

医学の教科書にも詳しい症状が書かれていない脳脊髄液減少症のことは、

問診だけで「この症状の原因は脳脊髄液減少症かもしれない。」と
気づくことができる、総合診療医が
はたしてどれだけ日本にいるでしょうか?

おそらくそれほどいないことでしょう。

脳脊髄液減少症に関しては、
問診だけでその可能性を見抜ける医師は、

数多くの脳脊髄液減少症患者の治療経験を持つ、
ごく一部の脳外科医だけだと私は思います

なお、本日の
読売新聞に「ひきこもり70万人、予備軍150万人」の記事があります。

読売新聞記事によると、

『ひきこもりになったきかっけとして、
・職場になじめなかった       23.7%
・病気                23.7%
・就職活動がうまくいかなかった。  20.3%
・不登校 (小学校、中学校、高校) 11.9%
・人間関係がうまくいかなかった。  11.9%
・大学になじめなかった。       6.8%
・受験に失敗した。(高校、大学)   1.7%  

  内閣調べ

「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」

「普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」

「自室からは出るが、家からは出ない」

「自室からほとんど出ない」状態が6か月以上続いている人をひきこもり群と定義。



「家や自室に閉じこもっていて外に出ない人たちの気持ちが分かる」

「自分も家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」

「嫌な出来事があると、外に出たくなくなる」

「理由があるなら家や自室に閉じこもるのも仕方がないと思う」の4項目すべてを「はい」と答えたか、3項目を「はい」、1項目を「どちらかといえばはい」と回答した人を、ひきこもり親和群と分類した。』・・・・・・


とありますが、

それなら、脳脊髄液減少症と診断される前の私の状態は

まさしく、
状態の悪いときの自分は「ひきこもり」の定義にあてはまり、

働けた時期の調子のいい時期の私は「ひきこもり予備軍」でもあったということになってしまいます。

私の場合ですが、当時の「ひきこもり」状態も「ひきこもり予備軍」状態も
脳脊髄液漏れが原因だったのに、

そのことに、本人も、家族も、周囲も、医師も、誰も気づくことはできませんでした。

脳脊髄液減少症という病態に、
世界中の誰も気づいていない時代でしたから、それもしかたありませんが、

これからは、脳脊髄液減少症という病気のせいでそうなっている人たちは
早期に診断治療されれば、早期に元気に回復され、

社会復帰も可能だと思うのです。



記事内にある、ひきこもりになったきっかけのほとんどは私以外でも、
他の脳脊髄液減少症の人でも、あてはまってしまうと思います。


なぜなら、
もし、脳脊髄液減少症を発症していながら、なかなか気づけなければ、
精神的にも身体的にも不調になりますから、

職場にも大学にも、なじめないし、
人間関係もうまくいかないし、
勉強にも集中できなくなるから、受験も大変になるし、

学校へ行きたくても行けなくなるし、
働きたくても働けなくなるし、
体調や精神状態が悪ければ就職活動だってうまくいかなくなるし、

とにかく、いろいろうまくいかなくなるから、問題もでてくるし、
問題がでてくると、さらにストレスを感じる悪循環に陥りやすいし、

体調も悪いし、気力もわかないから、

結果として、家にいる時間が長くなり、
それを第3者からみれば、「ひきこもり」としか見えない可能性もあると思うのです。

「ひきこもり」「不登校」「人間関係がうまくいかない」「学校へなじめない」
「勉強が頭に入らない」などの状態の影に、

脳脊髄液漏れが隠れている可能性について、
内閣もあまり把握していないのではないでしょうか?

ひきこもりと脳脊髄液減少症の関係については、
気づかれていないのではないでしょうか?

ほんとうに「ひきこもり」や「予備軍」をなんとかしなければと思うなら、

脳脊髄液減少症が原因の場合も、
引きこもりや、不登校の人たちが、
過去になんらかの事故にあっていたり、精神症状や身体症状を訴えていなかったかも含めて、
もっと深くきちんと調査して、実態を把握してほしいと思います。

症状だけではなく、
人の状態である、「ひきこもり」「不登校」「人間関係がうまくいかない」という人の状態からも、

それを引き起こしている大元の原因が何なのか、

病の名探偵、GM、総合診療医だけでなく、

周りの人たちが、名探偵となって「真の原因はもしや?」と

脳脊髄液減少症という病態が隠れていることを
早期に見抜き、

アリ地獄にはまって這い上がれないような状態の人たちを、
早期に救えるような時代が
早く来てほしいと思います。

そのためには、
ひとりでも多くの方に、
脳脊髄液減少症の正しい知識と
症状を知っていただきたいと思います。


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