脳脊髄液減少症の痛みや苦しい症状は、
患者に代わって語る事はかなり困難だな。
できないな。
脳脊髄液減少症の症状は、体験した患者が語るしかないな。
けど、患者はそれがなかなかできないんだよな。
日々の生活を生きるのに必死で。
伝えようとしても、症状を言葉で表現するのが難しくて。
やっと言葉で表現しても、医師にさえ信じてもらえない経験を繰り返すと、伝える気力もなくなってきて。
家族にさえ話してもわかってもらえないのに、たとえ医師でも、他人に話しても無駄だと思い始めてきて。
ジャニーズの性加害被害者同様、勇気を出して誰かに相談してみても、
「そんな事あるか!」とすぐ疑問視されてり、否定されたり、「気にしすぎだ」と馬鹿にされたり、
抱える問題の深刻さをわかってもらえず相手にされずに軽視されたりして、さらに傷つく二次被害に会うから。
だから、黙ってしまう人が多い。
その方が批判されない分、楽だし、
自分の心を二次被害から守れる気がするから。
でも、それじゃダメなんだよね。
被害者が語らないといけないんだよね。
公害はやがておさまるから、
その公害被害者はやがて発生しなくなるけど、
交通事故や怪我はいつの時代も、ゼロにはならないから、
脳脊髄液減少症は未来になってもなくならない。
だから、語らなくちゃいけないんだよね。
バカにされても、
信じてもらえなくても、
あなたの気のせいだと批判されても。
旧ジャニーズ性加害問題の被害者で、
デビューして今は有名人になっている人たちも、
死ぬ前には、きちんと事実を書き残しておいてほしいな。
何があったのか、何をされたのか?その時どんな気持ちだったのか?
周りにどう相談して、どう相手にされなかったのか?
その結果自分はどうしたのか?
それを今、どう思うのか?
きちんと書き残してほしいな。
私も、そうするつもりだから。
当事者が黙ってしまったら、当事者以外の人は問題点に気づけるはずがない。
一部の告白者に話させて、自分は黙ってしまう事を、みんながやったら、
真実は表に出てこない。
みんなが、出来る範囲で、気づいた問題点を発信していかなかったら、
過ちはまた未来で繰り返されてしまうと思うよ。
それだけは、やめさせないといけないよ。
次の世代の、何も知らない若い命が、同じ目に遭わないために、
大人としてできる事は、当事者として感じた事を、少しでもいいから発信する事だと思ってる。