脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

五苓散の水分代謝調整メカニズムと、アクアポリンについて

2024年04月21日 | 2022年9月からのつぶやき
以下のサイトから引用

五苓散のアクアポリンを介した 水分代謝調節メカニズム


アクアポリンは細胞膜にある水選択的チャネルタンパク質で、13種類のアイソフォームが全身に存在する。


AQP4は、他の臓器と比較して脳に非常に多く、なかでも血液脳関門を形成している毛細血管周囲のアストロサイト足突起や、浸透圧の調節で重要な視床下部のグリア細胞、脳室周囲などに多く発現していることから、血液脳関門における水の透過や脳脊髄液調節に関与していると考えられています。




13年前の文献だけど、気になる。

アクアポリンについて、もっと脳脊髄液漏出症にかかわる人たちは研究していただきたい。

髄液漏れをブラッドパッチで止めても、なかなか髄液循環が正常にならず、
脱水や頻尿が続いている人には、
五苓散は効くかも?

ただし、痛み止めと同じ対症療法かも?

基本は、髄液漏れをきちんと止めれば、
アクアポリンの水分代謝機能も正常になるのかも?

中枢神経系におけるアクアポリン―4(AQP4)の役割
安井 正人



要旨:体内水分バランスは,生体の恒常性維持機能のもっとも重要な調節機構である.水分バランスの不均衡は, 様々な病態にともなってみとめられ,その補正が治療上有効となることが多い.水チャネル,アクアポリンの発見 は,体内水分バランスや分泌・吸収に対するわれわれの理解を分子レベルまで深めることとなった.腎臓における 尿の濃縮・希釈はもちろんのこと,涙液・唾液の分泌にも重要な働きをしている.アクアポリンの結晶構造が解明 されたことで,水分子がいかにしてアクアポリンのポアを選択的に通過するか,分子動力学シミュレーションを駆 使して再現することも可能となった.アクアポリンの調節機構に対する理解も進みつつあり,アクアポリンを標的 とする創薬への期待が高まっている.脳においても水バランスの重要性は例外ではない.アクアポリンの分布から 考えて,神経細胞ではなくグリア細胞がその役割を担っていると考えられている.グリア細胞に発現しているアク アポリン―4(AQP4)は,脳浮腫の病態生理に関与している事が明らかになったのみならず,最近では NMO の患者 に特異的にみとめられる NMO-IgG の抗原として AQP4 が同定されるなど,AQP4 は臨床的にも大変注目を集めて いる.AQP4 の立体構造も解明され,分子標的創薬の面からも期待が高まっている.


AXO AQP : AQP4
哺乳類の脳では、主に AQP4が発現している*。AQP4は、様々な脳損傷や脳疾患にともなう脳浮腫の病態に関与しているる.脳室周囲の上衣細胞にも発現しており、脳脊髄液循環にも関与していると考えられている。また、大変興味深いことに躁うつ病などの感情障害と AQP4の関連を示唆する報告も出てきている。最近,自己免疫疾患として特徴づけられる
NMOの自己抗体に対する抗原として AQP4が同定されたことは、とくに注目に値する®.しかしながら、NMO-gGそのものに病原性があるのか、あるいは病態の結果としてNMO-IgG が出てくるのか、未だ定かではない。病症と抗体価の間にある程度の相関があることは確認されている。

引用終わり

脳脊髄液漏れると、なんらかのかたちでアクアポリンの働きに異常が起こり、
それがもしかしたら脳脊髄液の産生や吸収のバランスを崩しているのかも。
漏れを止めると、正常に戻るから、症状が治るのかも?

ブラッドパッチしても治らない人は、まだどこかで漏れているか?それとも、漏れは止まったんだけど、アクアポリンの機能がおかしいままか?あるいは、脳脊髄液循環のバランス、産生と吸収のバランスが崩れたままなのかもしれない。

とにかく、脳脊髄液漏出症の研究者様は、
どうか、患者からブラッドパッチ前と直後とその後の症状の変化を詳細に話を聞いて、

それをヒントに考え、研究してほしいです。

それが可能になるためには、とにかく、患者から詳細に丁寧に話を聞いてほしい。

患者が殺到して、忙しくてただブラッドパッチし続けるだけでは、本当の意味で、広く患者を救えないと思うのです。

引き受ける患者数を心を鬼にして絞ってでも、ひとりひとり丁寧に観察しながら治療しないと、
本当の意味で、脳脊髄液漏出症の解明はできないと私は思うのです。

なんか、だんだん髄液漏れや、
ブラッドパッチ後に、
私の体に起こってきた脱水症状の意味が、

なぜ、とある点滴がよく効くのか?
なぜ、早い速度の点滴は効くのに、同じ点滴でも速度が遅いと、逆に頻尿になるのか?
その謎が、なんだかわかってきた気がする。
研究者のみなさん、患者のひらめきからヒントを得て、
早く、研究してください。

謎はもう少しで解けそう予感がします。

中枢神経系のアクアポリン4を鮮明に染色します!↓



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アクアポリンと脳疾患 安井正人


研究者プロフィール

アクアポリン

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