脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

警戒せよ!。4月から、「中学校で武道必修化」

2012年01月10日 | つぶやき

 NHKおはよう日本1月10日けさのクローズアップ

「武道必修化」柔道をどう教える?

NHK名古屋放送局の、藤原記者が取材報告してくれました。

 

『これまで選択種目として教えられてきた武道が、今年の4月からはすべての中学校で必修となります。

柔道、剣道、相撲のうち学校ごとに1種目を採用しますが、最も採用が多いと見られているのが柔道です。

しかしこれまで柔道による死亡事故は、おととしまでの28年に100件以上起きています(中学校と高校合わせた数字)。


必修化となると、多くの初心者が柔道に取り組むことになります。

どうすれば安全に授業を進めることができるのか?教育現場では試行錯誤が続いています。』

以上、NHKおはよう日本ホームページより。

 

文部科学省に言いたい。

  

テレビに出ていた、

文部科学省の体育参事官付の石川泰成さんは

脳脊髄液減少症が柔道事故でも起こる可能性についてご存じなんでしょうか?

 

文部科学省が平成20年に出した、

学習指導要綱の保健体育の、柔道の中に、「膝車」の他に、

受け身が未熟な初心者には非常に危険な

「大外刈り」と

「体落とし」という技が

含まれているそうじゃないですか?

(大外刈りでの死亡記事内容はこちら。体落としでの事故例はこちら。)

それに、昨年8月まで、

柔道での死亡事故が起こっても、

文部科学省に報告する義務がなかったそうじゃないですか?

 

 

全日本柔道連盟 の 医科学委員会 

副委員長の、二村雄次医師

本日のNHKニュース内に出ておられましたが、

専門は、脳外科ではなく、肝胆膵疾患の外科治療のようですが、

柔道事故での脳脊髄液減少症の可能性については、ご存じなんでしょうか?

 二村医師については、こちらも参照ください。

 

安全対策も不充分な中、

現場教師に、柔道の安全指導も不十分な中、

武道必修化で、一番学校側に選ばれやすい、柔道。

事故を、未然に防げると思いますか?

 

平成19年に、文部科学省が自ら出した、脳脊髄液減少症についての通達が、

5年たった、今でも、

現場教師にも、養護教諭にも、不登校カウンセラーにも、

知れ渡っていない現状をご存じですか?

これこそ、危険じゃないですか。

 

そんな、現場教師にも、養護教諭にも、脳脊髄液減少症についての知識が不十分ななか、

武道必修化の強行で、本当に子供たちが万一脳脊髄液減少症という見えない怪我を発症した際に、

本当に早期に気づけますか?

 

全日本柔道連盟も、脳外傷についての事故は把握していてその危険性を理解していても、

脳脊髄液減少症については、おそらく、まだまだ理解はされていないことでしょう。

 

昨年改訂された全日本柔道連盟の「柔道の安全指導の手引き」にも

脳外傷や、首の怪我には注意や説明は依然より詳しくはなったものの、

脳脊髄液減少症についての記述はないのです。

 

 

 

全日本柔道連盟の

「柔道の安全指導」2011年改訂版を

ダウンロードして、ご確認ください。

くわしくはこちら

 

柔道事故被害者の親たちが、声を上げた結果、改訂されたものです。

その経緯は、柔道事故被害者の親たちに直接聞いてみてください。

 

柔道被害者の親たちと、

学校事故での脳脊髄液減少症の子の親たちとは

ともに、手をつないで、情報交換すべきです。

 

事故の種類や、死亡したかしないかではなく、

脳にかかわる怪我という

共通点があるのですから。

 

子を持つ親として、

病名が別であっても、連携してほしいです。

 

 

そして、柔道被害者の会の皆さまたちにも、

脳脊髄液減少症については、まだまだ周知が不十分だと教えてあげてください。

 

ためしに、皆さんの住んでいる県にある県柔道連盟に電話して聞いてみてください。

脳脊髄液減少症について、詳しく説明したり、できる人は、

あまりいないはずですから。

 

応急手当や、早期発見のための医師や病院の情報を知っている担当者は、おそらくいないか、

まだまだ少ないか、病名だけは聞いたことがある程度でしょう。

 

第一、「柔道」がつく、「柔道整復師」の皆さまにも、

脳脊髄液減少症の認知度はまだまだなのですから。

 

 

柔道の専門家がこんな風では、

専門家ではない教師たちが、脳脊髄液減少症について詳しいはずがありません。

 

親たちにも言いたい。

あなたの学校のすべての教師は、

脳脊髄液減少症について、ご存じですか?

 

あなたは、万一の際、

子供の脳脊髄液減少症を診断治療できる専門医が

あなたの県にいるのか、いないのか、ご存じですか?

それも知らないで、

子供たちに、柔道やらせて大丈夫ですか?

 

柔道で投げ飛ばされたことがきっかけで、

その時は、大丈夫でも、

実は髄液がちょろちょろ漏れていて、

それが長く続いて、

だんだん、朝眠くて起きられなくなったり、寝ても寝ても眠くて寝てばかりになったり、

気力や集中力がなくなり、勉強に身が入らなくなり、成績が落ちてきたり、

だるくて、つかれやすくて、授業中眠ってしまってしかられたり、

物忘れで、宿題や提出物を忘れて、だらしがないと怒られたり、

 

それが、髄液漏れの初期症状だと、誰も気づけないまま放置され、

そのうち、椅子に長く座っているのも、歩いて学校へ行くこともできなくなり、

学校を休みがちになる。

 

念のために、親が脳外科につれていっても、

その脳外科医に症状や経過から脳脊髄液減少症を見抜く洞察力や知識がなければ、

ただ、脳だけをMRI検査やCT検査して、

脳に傷がないから「異常なし」「気のせい」

「何か学校で嫌なことでもあったんじゃないですか?」となり、

 

 

親にも教師にも不登校と間違われ、

精神科につれていかれて、薬漬けになったり、

 

ただでさえ、体がしんどいから家から出たくないのに、カウンセラーのところへ

引っ張っていかれたりするのです。

 

中学高校なら不登校とされるけど、

それ以上の年齢だと、「ひきこもり」「社会不適応」とか

「神経症」とかされるかもしれません。

  

本日の読売新聞記事によると、

戸塚ヨットスクールに

「ひきこもり」を理由に昨年12月から入所していた

21歳の男性が、「施設での生活がつらい。このまま生きているのもつらい。」と屋上に遺書を残して飛び降り亡くなったそうだ。

もし、もしもですよ。

この方に限らず、

 

ひきこもりや不登校になる本当の原因が、弱さとか、

精神的なものではなくて、

実は、脳脊髄液減少症が隠れていたら・・・・?

 

病人なんだから、そりゃ~

ただでさえ、生きているのがしんどい毎日なんだから、

ひきこもりにも、不登校にもならざるをえないし、

 

そういう施設に入所したからといって、

気力体力が出てくるわけではないから、

たとえ無理のない普通の集団生活であったとしても、

とてもつらいと思いますよ。

  

もし、こんなことが起こったら・・・・・・大変なことです。 

それこそ、私と同じ人生になってしまいます。

 

普通の怪我の症状の出方と違って、

原因から時間差を持って、徐々に症状が出てくるような、

原因にものすごく気づきにくいような、

こういう症状の出方がある、脳脊髄液減少症という、事故後遺症があることを、

柔道事故被害者の会の親の皆さまにも、

不登校やひきこもりの親の皆さまたちにも、どうか伝えてください。

特に、不登校やひきこもりの青年を抱える親たちには

「脳脊髄液減少症?なにそれ?うちの子は、そんな脳の病気じゃないよ、失礼な。」と相手にされないかもしれませんが、

根気強く伝えてください。

脳の不調で、二次的に、さまざまな神経症のような症状だって出ることを。

その脳の不調を引き起こし、精神科に紹介されるほどの状態の一原因に、

脳脊髄液減少症が潜んでいることが実際にあったことを。

 

実際に、

脳脊髄液減少症が原因で、学校へ行けなくなったり、社会生活ができなくなったり、仕事が続かないかった人がいるのだと、

根気強く伝えてください。

 

いつか、きっと

もしかしたら、うちの子も?と関心を持ってくれたり、

実際、本当に髄液漏れでそうなっていることに、

気づけるかもしれないから。

でも、

それは、親が高齢になればなるほど、理解することや

気づくことが困難になると思います。

 

できるだけ、子供が小さいうちに、できるだけ

こどもがひきこもりはじめて間もないうちに、

 

もし、こどもの変化点の前に、なんらかの事故があったなら、

それは、

脳脊髄液減少症のせいかもしれないのだから。

本人やまわりの人の記憶が消えないうちに、

その可能性を探ることは大切だと思います。

 

 

 

脳脊髄液減少症についての知識は、

けっしてどんな方にとっても、無駄にはならないはずだから。

 

なんとかして、

もっと、もっと世の中に、

脳脊髄液減少症という事故後遺症の存在を広め、

注意と、早期発見、早期治療の重要性を知らしめなければなりません。

このままではいけません。

全国の、

脳脊髄液減少症に気づいている人たち、

医師も患者も、

政治家も、教育者も、弁護士も、柔道整復師も、カウンセラーも、看護師も、新聞記者も、とにかく、

みんなが力を合わせて、見えない絆で心をひとつにして、

脳脊髄液減少症という事故後遺症の存在を、

全国民が当たり前に知っているようになるまで、

国を動かし、

国民にも伝え続けていきましょう!。

 

できる!

きっとできるから。

 もし、柔道事故で、脳脊髄液漏れを発症しているのに、症状がすぐにでなかった場合、

その後、さまざま症状が出て、学校へ行けなくなっても、

誰も、あの柔道事故での髄液漏れで結果的にこうなっているとは、

本人はもちろん、親も教師も、医師も気づけないまま、

何年も放置されかねません。

 

特に、脳脊髄液減少症の子を持つお母さんたちには

患者会の枠を超えて、一致団結して

今こそたちあがってほしいです。

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