脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

故意に、「埋もれさせられた」警告

2012年01月04日 | つぶやき

深夜のETV特集「埋もれた警告」の再放送を途中から見た。

「埋もれた警告」というより、

愚か者たちによって故意に「埋もれさせられた警告」だと思った。

 

まじめに研究して警告を発してきた学者の意見を、

一部の愚か者たちによって、

故意に埋もれさせられた結果、人災が起こった。

そう思った。

  

はじめに結果ありき(そんなに巨大な地震や津波はおきないだろう。国のエネルギー政策のため、そんなことにいちいちこだわっていないで原発は予定どうり作っていく。というまず結論ありき)で、

まじめに研究してきた学者たちの過去の地震や活断層の研究に基づく警告を、

簡単に無視する巨大勢力。

 

一流の学者さえも、憤慨させ、その場で辞任を宣言させるような組織構造。

 

国の原発推進と、一企業の目先の利益優先で

はじめに結果ありきとしか思えない進行の仕方で、

形式的な調査や審査、判断が行われてきた事実。

 

「故意に警告を埋もれさせてきた」結果、

今回の原発事故を招いたとしか思えない。

 

 

一部の研究者たちからの警告に対し、

大多数が無視して圧力をかけてきた現実。 

 

警告を発する学者に対し、

「なんでこんな奴を委員にしたんだ」と罵倒されたり、

強迫めいたことを言われたりしたこともあったという。

 

なんという恐ろしいことだ。

 

さらに、

中立的立場で審査すべき原子力安全委員のメンバーに、

過去の経歴開示を求めたら、

4割に原子力推進派がいたこと。

メンバーの選出自体に問題があったのではないか?という指摘は、

まるで、

厚生労働省の、脳脊髄液減少症の研究班メンバーに私が抱く疑惑と同じだ。 

 

今回の放送での「埋もれた警告」で指摘された問題点は、

まさに、

リアルタイムで

脳脊髄液減少症の問題でも繰り返されてきたこと、現在進行中のことだ。

 

恐ろしいほどに、脳脊髄液減少症の抱える問題点と似ている。

 

・自分たちに都合の悪いと思われる意見は、無視し、闇に葬ろうとすること。

・一部の研究者の真摯な研究に対し、そんな活断層はないとか、そんな大規模な地震は過去にあったかどうかわからないなどとして、相手にしないこと。

・東京大学松田時彦、名誉教授が30年も前から訴えてきたことが、今まで、闇に葬られ無視され続け、2007年の新潟での地震で、やっと認められたこと。

このように、都合の悪い意見をいうと判断された専門家の意見を無視する姿勢。

・最初、専門家の警告に対し、反対する側の人間は、

「そんなものはない」と言い張り、

そのうちにその存在を認めざるをえなくなれば、(しぶしぶそれを認めるものの)、

今度はそれを最小限にとどめようとする姿勢。

 

・東京電力からの一方からの主張を、司法もうのみにしてしまう点。

それはまるで、裁判で被告側だけから証拠が出てきて、それを元に判決が下るようなものである点。

・原子力安全委員のメンバー選出では、過去の経歴が最初は明かされていなかったこと。

自己申告が義務づけられても、その結果は2年間も公表されなかったこと。

公表されてみると、メンバーの中に、原子力推進派が4割もいたこと。(脳脊髄液減少症については、もともとそんな病なんてありえないといった反対派の割合は半数を超え、8割を超えていたはずだ・・・。あまりにひどい、非中立だと思う。)

したがって、中立性が保てていたとはいえなかったこと。

完全に自由な立場で審査に臨める人が少なかったこと。

・結果的に、真摯に研究を続けてきた専門家のせっかくの警告は、私たち一般国民には全く届かなかったこと。

・一部の専門家のこうした「警告を埋もれさせない仕組み」は、今も出来上がっていないこと。

 

同じことが、脳脊髄液減少症の問題でも、

すでに繰り返されそうになってきた。

今も、その危険は脳脊髄液減少症問題においては、

現在進行形である。

 

本当に恐ろしいほどに、「埋もれた警告」で指摘されて問題点は、

現在の

脳脊髄液減少症のたどってきた今までと、

今も抱える問題点と似ている。

 

できれば、もう一度、再放送してほしいものだ。

そして、

脳脊髄液減少症の問題解決に取り組む人たちにも

見て考えてほしいと思った。

 

同じことが、

脳脊髄液減少症でも起こっていることに、気づいて、同じ過ちを繰り返さないように、

皆で心をひとつにして、全力で挑んでほしい。

 

この番組の感想が書かれた、他のブログ記事も読んで、

脳脊髄液減少症関係の皆さまも、その構造の類似性に気づいてほしい。

 

おやじのぼやき。

左側のない男

 バンビ日記2

社会派・太郎のブログ

オリヴィエさんのブログ

(私も某筋から圧力が掛けられるのではないかと心配するほどの内容でした。そういう心配まで視聴者にさせるところが、本当に脳脊髄液減少症の問題点と似ていると感じます。恐ろしいです。)

金沢日記 ←動画?

土佐っぽ

 中年の散歩道

保安道久に研究雑記

釣り人さんのブログ

ピアニスト・歌人さんのブログ

 

「埋もれた警告」は、

もう一度、

多くの人がおちついて見そうな時間帯に、

しっかりと再放送してもらいたいものだ。

 

こんな番組見られては困る人たちから

NHKに圧力がかかって、無理なのか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする