二人暮らし 日々諸々。

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食卓に春の使者

2015-03-22 00:08:10 | 旬をゴチになる

毎金曜日に届く九州の野菜と有精卵。
本日は3月13日~3月19日の薬膳的食生活です。

この頃は、二十四節気の啓蟄。
七十二候では次候、桃始笑(桃始めて笑う)や
末候、菜虫化蝶(菜虫蝶と化す) に当たります。

桃の花が咲き始めたり、さなぎが羽化して
蝶に生まれ変わったりと、やわらかな春の日が
イメージできますね。

 

宅配野菜オープン!今季初、新玉ねぎが届きました。
水分が多くて辛みが少なくて♪
わが家では食卓の “春の使者” となっています。

 

 

新玉ねぎ。まずは~お弁当の玉子焼きに。

 

 

もうひとつの春の使者はトマト。
本来の旬は6月~9月の夏野菜なのですが、こちらは
薬膳の効能的なことでそう呼んでいます。

トマトは「肝」の働きを助けて解毒作用を高める野菜。

「肝」の働きとは、血を貯蔵する、気の流れを調整する、
消化吸収を助け胆汁を分泌する、筋や関節を支える働き
などです。

解毒とは(冬の間に) 溜った老廃物を出すデトックスの
こと。“冬に溜まった老廃物は春のうちに出しましょう”
ということで「肝」によい野菜を食べます。

わが家ではトマトは解毒に手っ取り早い野菜です。

「肝」の働きが弱まると、関連のある目や爪に影響します。
目には乾燥や疲れ目の症状。爪は横線が入ったりします。
横線ではなく縦線が入る場合は、血が不足していることが
原因と言われています。

 

 

トマトの性は「寒」なので、温かいスープにしても
食べました。いわしと食べ合わせて疲労回復に!

 

 

トマトは卵とも食べ合わせました。
卵が「腎」の働きを助け、トマトの性の「寒」が
体にこもった余分な熱を取る。春は首から上、頭に
「気」が昇るので、(気が) 昇りっ放しだとイライラ
します。クールダウンさせて巡らせることで、イラ
イラを和らげる効果です。

個人的にプレ更年期年齢。
五臓では年齢に関係する「腎」によい水が目減り。
腎に水が不足しているから昇る気を消火活動する力が
弱い!その為、体にも熱がこもりやすくなっている
なあと感じます。トマトは更年期の改善にも(笑)。

 

 

水菜。自家製の梅干しと和えました。水菜は体を潤して
乾燥を解消してくれる野菜。梅干しは春の五味が「酸」
なので。春は梅干しを調味料として使います。

 

 

小松菜。優れた解毒効果があります。
春の五色は「青」(緑色は青の一種)。春には青菜も
たっぷり届きます。定番のグリーンごはん。

 

 

お弁当の玉子焼きに。

 

 

チンゲン菜。血のめぐりをよくする作用。湯通しをして
玉ねぎと食べ合わせました。イライラ抑え(笑)。

 

 

ぶなしめじは血を補うきのこ。
豚肉の常備菜によく加えます。

 

 

こぼうは解毒の野菜。整腸作用 → 通便。力を発揮!

 

 

にんじん。血を養って「肝」の働きを正常にする野菜。
ひじきと食べ合わせて骨粗しょう症の予防です。

 

 

ひじきは血を補うので貧血、抜け毛、乾燥肌の予防。
血行もよくなって水分代謝を高めてくれます。むくみや
それから、解毒にも働きます。特に春は地元の生ひじき!

 

 

ひじき煮の〆は~ひじきごはん。




オットから “春限定のイライラ嫁” と言われる頃(笑)。

今週もおごちそうさまでした!

iBox(宅配野菜)

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