二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ふじももキッチン '21 8月

2021-08-06 16:38:52 | 薬膳教室

明日からの3日間
開催を予定していた8月のふじももキッチン。
資料送付対応に変更させていただきました。

 

 

四季のうつろいを手仕事で楽しむ
ワークショップ。
お盆(当地は月遅れの盆) にちなみ
「折形・花火を包む」でした。

拝読いただく時間が学びと
癒しとなりますように☆

 

 


ふじももキッチン '21 7月終了 

2021-07-13 16:54:34 | 薬膳教室

小・大暑、夏の土用期間、そして三伏を
迎える7月。

会場飾りは、麦の豊穣をはじめとする
畑の収穫をイメージして飾りました。

なかでも、ナス。
物事を成し遂げる、と言葉を盛りました。
今年も半年が過ぎました。
年始にお立てになった目標が
どうぞ成し遂げられますように☆

 

 

会のはじめにお出しするお菓子とお茶。
今月のお菓子は博多献上。
お茶は十薬(どくだみ) 茶。




ワークショップ。
夏の五果、李(すもも) で作るコンポート。
保存食として作りおくのもよいですし、
核(種) 以外は煮汁ごと食べることが
できるので一物全体の考えにも近い
と思っています。
李の薬効は清熱利水、生津止渇など。

 


お食事。
夏季養生「晩夏、夏土用の家庭薬膳」。


テーマ。
「暑湿を祓い、涼をとる食事を養生に
 つなげ夏本番を不調なく過ごしつつ
 秋への支度に入る」


梅雨明けの暮らしにくさを遠ざけて
気温、湿気の高さに体が疲れ果てて
しまわぬよう調整します。暑湿を
溜め込まず、取り除くなどの薬効を
いただきました。

 


食前酒 さくらんぼのソーダ

 

 

なす入りタプナード
教室オリジナル、サマー薬膳ブレッド添え。

 

 

薬膳風 きゅうりの辛味炒め
厚揚げと鶏肉のお吸いもの
うなぎごはん



 

李のコンポートゼリー

 


漢方ティーは、茅の輪くぐりの頃なので
茅ものを。檸檬茅とバラの草花茶(写真なし)。


お土産はサマー薬膳ブレッド。
麦の豊穣から小麦粉を発想。
そして暑さ対策。
暑さは五臓の心と関係が深く
(暑さで疲弊する) 心を補います。
色では赤い食べものがその役目をする
と考えます。

そして試行錯誤(笑)。

枸杞の実を配合のひとつとして
両日焼いていたたぎました!




時短。テイクアウトもあり、として
マスク会食、窓開けっぱなしなど
引き続き制限を設けておりますが
にもかかわらずご快諾、ご協力を
いただきました。

どなたさまも、どうぞ無事に土用を
お過ごしくださいませ。

ありがとうございました!



ふじももキッチン '21 6月終了

2021-06-10 16:13:44 | 薬膳教室

気温も湿度も上がる6月。
香りの高い植物、邪気を祓う赤や黄色の
植物を使って家内安全を願う「虫除け」。

それから、お正月からの半年間に
身についたケガレを祓い清め
残り半年の無病息災を願う「夏越の祓」。

これらをイメージして飾りました。





会のはじめにお出しするお菓子とお茶。
今月のお菓子は水無月を、と思い
執念で見つけました(笑)。

本当は小豆がたっぷりと隙間なく
敷かれた水無月が大好物ですが
こちらもとっても美味しい!

何より大分市にも存在していて
嬉しかった~。

購入したくらやさんでは
10年ほど前から出しているそうです。


お茶は水出しの新茶(一保堂さん)。




 

ワークショップ。
自家製ドレッシングづくり。
赤玉ねぎ(紫玉ねぎ) が出回るころ。
これを使って夏の五色、赤色の
ドレッシングを作りました。
薬効は和胃、降逆、化痰、理気、活血。

 


お食事は夏季養生「仲夏の家庭薬膳」。
テーマ。
「外から湿がくる体の中にも湿がある。
 夏の湿邪を祓い、じめじめシーズンを
 晴れやかにする食事を養生につなげ
 真夏に備える」

 


今年は5月15日に梅雨入りをした北部九州。
支配する気は湿に変わっていて、どんよりと
体の中まで湿を、より帯びやすくなるので
湿度に弱い湿気負け体質を遠ざけて
水はけのよい体に調整します。


それから今月は夏至。夏至は陽気の成長が
一番旺盛、最大。そしてこの日を境に昼が
短くなります(陽盛陰生)。

支配する気は暑。
ヒトは体の暑気払いのため、汗を出して
水分代謝を盛んにします。

夏の気が最大になると心の働きも高ぶり
オーバーヒートしやすくなる、かつ
心は高温多湿が苦手なので気をつけます。

 


湿と暑の気が混在するころ。
陽の食べもの、水の代謝にむく食べもの、
脾胃を活発にして湿の排出を促す食べもの
など、これらの薬効をいただきました。

 

 

食前酒 ジンジャーシロップのソーダ

豚肉と山芋の出汁煮

厚切りトマトのサラダ 

新しょうがと新ごぼうのきんぴら

豆腐ともずくと焼き梅干しのおみそ汁

地だこと実ざんしょうのごはん


 


バナナのチーズタルト。
一緒にお出ししたのは枸杞の実入りはと麦茶。

 


満席減らして時短。
テイクアウトもあり、として
マスク会食、窓開けっぱなし。

このような条件にも関わらずご参加を
いただきましてありがとうございました。
1月~6月の皆勤賞、おめでとうございま~す!




ふじももキッチン '21 5月終了

2021-05-23 14:17:12 | 薬膳教室

2021年。
1月はわたくし事でお休み。
2月は緊急事態宣言でお休み。
3月、4月は引っ越しでお休み。。。

ということは、今年初の対面!
えぇぇぇぇぇぇーーーっと驚いていたら
昨年末12月も資料対応だったと生徒さま。
えぇぇぇぇぇぇーーーっ。
半年近くぶりの対面でした。

皆さまご機嫌麗しゅうございます(笑)。

 

 

改めまして陰陽五行のお話から。
(家庭薬膳に必要な) 陰陽五行は
暮らしに根づいています。

なかでも年中行事。
教室では(年中行事が) 目に見える形で
室礼をしています。

盛りものによっては、直会をして
薬効を受けさせていただいています。
五月は端午。

 

 

 

皐月の和菓子とお茶は、藤の焼印の
おまんじゅうと八十八夜の行事に
ちなんだ福岡八女の新茶。

新茶の香りと美しい色合い!
それぞれ存分にお楽しみいただきたく
白磁の宝瓶とお茶碗で。


 


ワークショップ。
梅雨を前に乾物の棚おろし。
薬膳として食べる乾燥食品(乾物) の
扱いをセミナーしました。

例えば大分県特産の干し椎茸など。
普段食べているおなじみの乾物の中にも
生薬があることをお話しました。

お土産の乾物は黒豆。
珍しいかな、と思って黒千石を
用意しました。

薬効は解毒、活血、健脾、益腎、滋陰、
補血。実際に炊き込みごはんにして
召し上がっていただきました。

 

 

お食事は夏季養生「初夏の家庭薬膳」。
テーマ。
「緑風が香り日に日に夏めく頃。
 さわやかな食卓を養生につなげて
 春の土用明けのトラブルを祓い
 走り梅雨に備える」

 

肝のこと。肝と脾が密接なこと。
季節が夏へと進めば肝と脾と心が
密接なことなど。


維持したいのは、食欲があって
消化吸収が正常。代謝や血行がスムーズ。
こころの状態も良好なこと。

 

 

食前酒はハックルベリーのソーダ

薬膳風 香りしゃぶしゃぶと香りだれ

初鰹ときゅうりのタルタル

トマトとオレンジのバルサミコクリームマリネ

納豆と紫蘇のおみそ汁

芹と黒千石のごはん

※何が悪かったのか、びっくりするほど
 上手く撮れていなくて驚きました。





いちごのババロア、いちごとバラのソース

新芽薄荷と菊花(カモミール) のお茶

引っ越しのご挨拶、のマドレーヌ。




満席減らして時短。
テイクアウトもあり、として
マスク会食、窓開けっぱなし。

このような条件にも関わらずご参加を
いただきましてありがとうございました。



ふじももキッチン '21 2月

2021-02-15 13:17:35 | 薬膳教室

おかげさまで今年5年目を迎えた
ふじももキッチン。

1月はわたくし事で
お休みをいただきました。

2月は!と開催を楽しみにしていましたが
福岡県は緊急事態宣言が再び出されて
しまいました。

このような事態でも学びを止めない
生徒さまに深謝!
(参加予定の生徒さまを対象に) 資料送付
対応とさせていただきました。

春におすすめのお茶を同封しました。
ひと休み、ひと休み。
どなたさまもどうぞお健やかでありますように。

次回は少し時間をいただきまして
5月8日、9日、10日の開催を予定しています。





ふじももキッチン '20 11月終了

2020-11-18 13:47:04 | 薬膳教室

月初めの週末、無事に教室が終わりました。


11月の年中行事は七五三。
柿に七つある効用のように
子どもたちが長じたとき、
柿のように(七つの) 徳を身につける
ことが出来ますようにと、願いを
込める「七徳」の室礼でお迎えしました。
蔵いっぱいの実りに感謝して稲穂を
添えています。

隣は、おばが教室開催に合わせて
届けてくれたカリンとゆず。
先月のゆずはまだ青かったのに
ひと月も経つと黄色に変わりますね。
ゆずなどの柑橘は(柑橘の) きつが吉に通じます。




お菓子とお茶。
秋の新茶が美味しいので、お菓子はちょっと
大ぶりなメープル味と黒糖のかりんとう(甘音屋)。
それから(七五三にちなんだ) 吉祥飴。

千歳飴のように “長ぁく伸びる” という縁起
を表して(生徒さまの) 一番お姉さまと
その次のお姉さまは千歳飴!
三番目のお姉さまからは鶴や亀、松などの図柄飴。



 

ワークショップは、(柿の) 七徳から
薬膳として食べる柿がテーマ。

薬膳として食べる柿は
体の熱をとって五臓の肺を潤し、
乾いた咳、のどの渇き、口内炎、便秘、
利尿に効果がある食べもの。
薬用部位は葉、へた、干柿の白い粉。




次に、柿を使った常備菜のご紹介で
自家製キムチをご試食&お持ち帰り
いただきました。

自家製キムチ。
教室では昨年から11月にご紹介を
しています。

昨年の水キムチから、今年は
少し赤くて、辛さが加わった
フルーツキムチ。柿を使います。




 “11月にキムチ” という手仕事 。
20代のころ所属していたローターアクト
クラブの韓国人メンバーから教わりました。
彼女は留学生で、いつも美味しい自家製
キムチをごちそうしてくれました(オンマ作)。

数年の付き合いでしたが11月になると
「キムチ漬けなきゃ」とか
「オンマ、キムチ漬けたかな」と
言っていたことを思い出します。

 

ふじももキッチンでご紹介しているのは
当時オンマから教わったレシピがベース。
今年は、(11月は) 九州でも紅葉がきれい、
ということで紅葉子の別名をもつ明太子。
それから秋の土用明けの胃腸のケアをと
大根を加えました。



お食事テーマは「初冬の家庭薬膳」。
気候・気温が変化する候ですので
衛気を高めて寒暖差、乾燥、冷えによる
トラブルを祓う としました。


食前のドリンクはりんごソーダ。


薬膳風 秋鮭のポテトコロッケと
かぼすタルタルソース。
土用が明けたこともあり、
脾を労わる秋鮭、じゃがいも、大蒜を
使いました。乾燥対策として潤肺。
潤肺は大分特産のかぼすが持つ効能のひとつ。


 

 

小松菜と柿の白和え。
蓋物に盛りました。
開けたらグリーンと白とオレンジ(笑)。
食べる直前に各自、和えていただきました。

小松菜と柿の通便、豆腐の潤燥の効能を
摂り、乾燥が原因による便通の乱れを予防。



 

通年企画のお味噌汁。
今月は、体を潤して消化を助けるお味噌汁。
具材は湯通しした塩豚とキャベツ。

ごはんは、稲穂を直会。
新米を土鍋で炊きました(自家製キムチ添え)。



 

柿のレアチーズケーキ。
柿葉と枸杞の実の漢方ティー。



 

里のお土産をた~くさん
ありがとうございました!

 

 

わーい!
こんな早くからサンタさん!
藤の文字と下り藤(家紋) の焼印です。
ありがとうございました。


 

感染症対策としての制限を設けるなか
ご理解とご協力をいただきまして
ありがとうございます。

次回12月の教室件
・新規の生徒さま
 本日18日現在
 増加の傾向でございますので
 引き続き募集はございません。

・ご予約の生徒さま
 開催の有無につきましては
 日にちが近づいて参りましたら
 改めての判断とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。
深謝。

 


ふじももキッチン'20 10月終了

2020-10-24 16:45:10 | 薬膳教室

無事に今月の教室が終わりました。

空気が澄んでいる秋は月がきれい。
今年、暦のめぐりは十五夜と十三夜が10月!
お月見感増し増しでお迎えしました。


 

大きな白磁を月に見立て、月の
うさぎを連想。


 

 

(秋は) 収穫の季節の始まり。
お米の前に芋の収穫があります。
それらを秋の草と共に月に供えました。



 

お菓子とお茶。
お月見菓子と秋の新茶の組み合わせ。

 

 

ワークショップ。
空気がひんやりして乾燥が始まる季節に
重宝する甘くて滋養の高い作りおき!

自家製ハニーナッツです。
発酵食品をプラスして効能を上げたいので
フリーチーズとモッツァレラチーズイン!
各自、着席にてお作りいただきました。


 

 

秋季養生。
10月は「晩秋。秋土用の家庭薬膳」。
秋が極まり冬に向かう候。
潤い不足を祓い身体を養う。


秋分が明けると寒露。
酷暑が思い出せないくらい涼しくなって
気持ちが安らぎます。
一方で陽気が影をひそめ、空気は徐々に
乾燥して吹く風に冷たさも混じります。

ふじももキッチンでは、秋分の頃は
体内の陰陽バランスが整うと同時に
健康や体力の回復期と捉えています。


具体的には、暑いシーズンが終わり
夏に疲れた胃腸の調子も整い、
食への欲求が高まる頃(食欲の秋)。


その一方で多いのが胃もたれ。
家庭薬膳では消化を担う脾胃の機能が
低下した状態と考えます。
よく言われる原因が脾胃の苦手な暴飲
暴食や過剰な水分。

個人的にはその他に気温や気圧の
激しい変動が「体調」に、心を痛める
ニュースが「こころ」に影響している
のではないかと考えたりもしています。
ああ新型コロナめ!

 


寒露が明けると霜降に移ります。
霜降は秋の土用期間と重なる二十四節気。

土用とは季節の特徴が極まる期間。
秋土用ならば極まった秋がピークに達し、
冬へと転じる。秋の気の中に冬の気が
生じて入り混じって冬の始まりを感じる。
日本の暦の考え方です。

 秋たけなわ  空は高く澄み渡り
 農作物の収穫期  金木犀の香り
 山から紅葉が始まる など。

 

この頃は風が急に冷たくなり、五臓の
肺にひゅ~~~っと冷気が入ります。
(五臓の) 肺は外気に触れる器官なので
乾燥や冷えなどが直接影響します。
華奢で潤いを好むとされています。

多いトラブルは、春先同様くしゃみ、
鼻水と言われるのですが、春と秋では
症状や原因が異なります。


春は肝機能の高ぶりが原因。
秋は急激な気温の低下で症状が出やすく
暖かいときは軽減すると捉えています。


新型コロナについては上気道感染との
見解が多く、のど対策と鼻対策をしています。
これについては、秋の家庭薬膳と共通点が
多いので併せてセミナーしました。


ともあれ、秋の土用期間はキョンキョン
の歌にある
♪白い季節の風に吹かれ
 寒い冬がやってくる~♪ の世界観です。
自然の実り同様、豊かな秋を過ごしつつ
体とこころのコンディションを良好に
保ち、冬に備えたいですね。



家庭薬膳メニュー。

食前のドリンクはマスカット酢ソーダ。

薬膳風にらだんご。
疲労回復ビタミン、韮白(にらの葉)、
大蒜、生姜、つなぎに葛粉。



 

薬膳の考え方「一物全体」をイメージした
ししゃものアヒージョ。秋の夜長に。
ワークショップで使ったチーズ、お味見用。

 

 

通年企画のお味噌汁。
今月は解毒して体を潤す!
具材は小松菜と大根(画像なし)。

ごはんは焼き舞茸ごはん。
舞茸の効能は、補五臓や養身体。
も ち ろ ん かぼすをぎゅっ。




薬膳スイーツは秋恒例の氷糖銀耳
(白きくらげの氷砂糖煮)。アレンジ多様
なのであれこれ考えるのが楽しい!
今年は杏仁豆腐といちじくと赤ワイン。

事前にタッパー持ってきて~と回覧板!
お持ち帰りありま~す。美肌づくり~(笑)。

 

 

差し入れありがとうございました。
素敵なお月見&ハロウィン先取りでした!

 

 

楽観視できない状況は続きますが
制限を設ける中、生徒さまにはご理解と
ご協力をいただきましてありがとう
ございます。

何件か参加希望のお問合せを
いただいておりますが新規の募集は
中止していることをお伝えしています。

新規募集の再開を決めましたら
本ブログでお知らせさせていただきます。

深謝。

 


白きくらげの氷砂糖煮

2020-10-01 12:35:43 | 薬膳教室

白きくらげの氷砂糖煮(氷糖銀耳)。
秋定番の薬膳スイーツです。

白きくらげをこりこりのままではなく
とろとろになるまで氷砂糖と水だけで
煮込んだ食感の衝撃!
思い出して目安にしています。

今年使った白きくらげ。
肉厚でアクが少なく、一方では
なかなか水が入らなくてトータル
12時間煮ていました。

味と食感のチェック!
白きくらげや氷砂糖と同じ潤肺の効能を持つ
かぼすをぎゅっ。