二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

奄美大島のお土産 山芋豆腐

2019-10-31 13:20:10 | menu

今日はHappy Halloween と 秋の土用の丑の日!
島旅から戻った知り合いからお土産を頂きました。
行き先は奄美大島。
美味しいお豆腐を見つけたから是非食べて欲しいと
お手紙入り。ありがとう!

その豆腐とは、山芋豆腐。
原材料は丸大豆と山芋と奄美産にがり。
わお!
秋の土用にぴったりよー。

家庭薬膳でいう秋の土用は、進む乾燥に注意する候。
(秋のうちに) 食べもので潤いを補う・潤いを蓄えておく。
すると冬を快適に過ごすことができるとしています。
大豆製品(豆腐 湯葉 豆乳) はこれに該当。

次に山芋。効能は補気、健脾、潤肺など。
土用の時期は、本来の季節が持つエネルギーを
土が奪い、体内の機能や免疫力が低下するので
(体力の低下と共に) カゼをひきやすい。
そのため、気の生産を低下させないように
過ごすとよいとしています。

お心遣いと効能の相乗効果やね!
ごちそうになりまーす。幸せ~。

 

 


ふじももキッチン '19 10月終了

2019-10-11 18:00:31 | 薬膳教室

10月の教室が無事に終わりました。

室礼は「実りの秋の喜び」。
実を結んだ植物の豊穣を冬瓜、りんご、
栗で表しています。

 

 


テーマは秋季養生「晩秋、秋土用の家庭薬膳」。
温燥から涼燥に変化する候。
冬に備えて免疫力を高め、気温差と大気の
乾燥による不調を祓う。

 


菓子とお茶。
秋の薬膳スイーツといえば~氷糖銀耳!
乾燥白きくらげを氷砂糖で煮たものです。

今年はぶどうと合わせました。
お茶は巨峰緑茶。
ぶどうには、(気血水の) 血の原料になる効能、
補血があります。

 

 

ワークショップは、栗名月のおこわ作り。

10月の行事のひとつ十三夜(のお月見)。
別名は
栗名月、豆名月。

この行事にちなんだ食べものは栗。
栗の漢方名は栗子。
気を増したり、腎の老化によるトラブルを改善。

おこわは、うるち米ともち米を合わせました。
うるち米は気を補う食品の代表格。
胃腸を丈夫にしたり、イライラを和らげる作用が
あるといわれています。

もち米は、胃を温めて慢性疲労を改善。
粘りが強くて消化吸収が遅いので、コンディション
によって、あるいは食卓を囲むメンバーによって
(胃弱体質や子ども、お年寄りがいる場合は
うるち米との) 割合を調整するとよいかもしれまんね。

それから、小豆。
本来、豆名月の豆は大豆のことですが
(お月見は) 収穫の祝いなので、赤飯にして
祝う心を込めました。
漢方名は赤小豆。強い利尿作用と解毒作用。

これらの食品を薬膳としてみていくと
秋は、豊穣に感謝して、来る冬に備える季節
ということが分かります。
難除けの南天(の葉) を飾って完成!





二十四節気は寒露、霜降、秋土用。

寒露の頃は過ごしやすい気候、その一方で
一日の温度差が激しい。
気温や気圧の激しい変動は体調に影響しやすい。
そのため、自律神経が乱れたり、免疫力が低下
しないように気をつけます。

このころは、季節に追いつく工夫をして不調を
遠ざけます。気を不足させないこと、体の
バリア機能を高めることを考えました。

次に霜降と秋土用の頃。
まず(秋の) 乾いたカゼに気をつけます。
今年、九州は早くもインフルの流行入りをしている
のでダブルで要注意!

それから、進む乾燥に注意。
秋のうちに潤いを補う、潤いを蓄えておくと
冬を快適に過ごすことができるとしています。

最後に飽食の秋・食欲の秋、
その一方で食べ過ぎによって胃腸に負担をかけない
=気の生産を低下させないようにします。

20日は秋の土用入り。
乾燥のほか、急に寒くなったり暑くなったりする
ころでもあります。
五行は金、五臓は(秋の) 肺と、(土用の) 脾。
不調知らずでお過ごしくださいね。


今月も食べものが持つ効能で不調を予防!

食前のドリンクはプルーン。

プルーンの効能は補血、補腎など。
スパイスをちょい足ししています。


お肉料理は豚肉。
薬膳風醤油おろしを添えました。

 

 

秋鮭と舞茸のソイクリーム春巻き。
秋鮭は旬にして補血の効能がある魚。

舞茸は補五臓や養身体、補気など。
漢字を追うだけで元気出そうです(笑)。

ソイクリームにしたのは、大豆製品が
潤いを補ったり、蓄えたりするからです。

それから、たたき長芋の梅酢サラダ。
長芋で体のバリア機能を高めます。
梅酢の梅、その酸味を和らげるはちみつは
どちらも潤い作用。しそは健胃芳香。

 

 

蓮根のお味噌汁。
美味しいだしと、具材は蓮根のみ。
蓮根はスライスとすりおろしと用意。
酵素はすりおろすと活性化、疲労回復効果アップ。
家庭薬膳では、粘質成分を利用してカゼ予防や
胃腸の調子を整えたりします。

 

 

栗のティラミス。
マスカルポーネチーズなどチーズ製品は
消化吸収のよい良質のたんぱく質。
水分を補って肺の働きを助けたり、
腸を潤す効果もあります。
仕上げはココア。気を補うことで体を丈夫に。

 

 

杏仁と棗のホットミルク。
杏仁は咳止め、痰切りなど漢方の生薬。
棗は補気・補血薬、滋養強壮食品です。
牛乳は体を潤す作用。補虚損の効能もあるので
手軽に栄養を補給できます。



 

 

今月もご参加下さいましてありがとうございました。

◎次回は11月9日(土)、10日(日)

 二十四節気は立冬と小雪。

 ワークショップは「りんご」。
 りんごの旬がはじまりました!
 薬膳としても効能や作用がたくさん。
 ジャムを作って旬、栄養、効能を閉じ込めます。

 食事は初冬がテーマ。
 寒邪が猛威をふるう冬のはじまりです。
  「寒」と「痛」は関係が深いとされているので
 寒邪がとどまる場所によって痛みが現れ
 やすいといわれます。不調を祓いましょう。

 
 場所:大分県大分市。

 追加の募集はございません。




穂じそ

2019-10-09 20:54:42 | 旬をゴチになる

近所の直売所に穂じそが並んでいました。
穂じそはしその花穂。

買ったらすぐにしょうゆ漬けにしておき
そのうち、かぼすの果汁がたっぷりと搾れる頃に
なったら合わせ、そこに大蒜や生姜の薬味野菜や
昆布などを加えて自家製ぽん酢を作ります。

 

 

 


白きくらげスイーツ

2019-10-03 18:08:13 | 薬膳教室

秋晴れで風が涼しくて、いよいよカラッ
とした空気となれば家庭薬膳では
白きくらげを煮る季節。

使うのは白きくらげを乾燥させた「銀耳(いんある)」。
ひと晩かけて水で戻し、石づきを取り除いて、
手でちぎって鍋に入れてスタート!

 

 

わたしは薬膳の先輩から直々に習ったやり方オンリー
数年前、まずはひと口と食べた、あのとろみの
衝撃が忘れられません(笑)。

加水と加熱を根気よく続け、
サラーっとから、
どろりと落ちていくくらいまで煮ています。

気管と肺が潤う薬膳スイーツです。

先輩から100点!もらえました。やったー(笑)。