二人暮らし 日々諸々。

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博多の春 つぼみ菜

2015-03-11 12:29:20 | 旬をゴチになる

週1で届く九州の野菜と有精卵。
本日は2月25日~3月5日の薬膳的食生活です。

この頃は「雨水」の頃。
陽気が地上に昇って雪が雨に変わり、草木が芽生え
始めます。

春の雨はしっとりと降り、体内に湿気や寒(邪)が
入りやすくなります。暦の上では春でも、まだまだ
寒い時期なので邪気を「寒」と捉えました。

この時期に気をつける五臓は「脾(胃)」。
弱くなると、顔色が黄色くなる、便がゆるくなる、
腹が張る、疲れやすくなるそうです。

「脾(胃)」を養うものを意識して食べました。
それから、体内の陽気の上昇を抑えるもの。
体を温めるもの。温めながら気のめぐりを改善する
ものも意識して。

 

旬の博多つぼみ菜が届きました。
つぼみ菜は博多に春を告げる野菜。からし菜の一種です。

からし菜の薬膳的効能は、胃を温めて胃の働きをよく
すること。寒気にも適応して発汗作用もあるようです。

 

 

実家にも春の使者のお裾分け。フライにしました。
はじめて知った、食べると言うので、感想を聞くまで
ドキドキでしたが結果は大好評!
ほど良い辛みとブロッコリーの芯のようなみずみずしさ、
コリコリ感もいいと言ってました。

 

 

それから母は、近所のスーパーで博多つぼみ菜探し(笑)。
スライスしてゆで、朝食のパンにのせてくれました。
「大分でも売ってるんやー」と聞くと、
「それがさあ、スーパーに有るにはあったけれど、
 店員さん曰く、食べ方が分からないからとまったく
 売れない、と。美味しいのが(税抜)50円!」と
お得感バリバリに話してくれました(笑)。

 

 

長ねぎはしょうがと和えて豆腐の上に。
帰路の道の駅で美味しそうな豆腐を見つけたので
食べたくて(笑)。豆腐は「脾(胃)」によいのですが、
性が涼。寒さ対策がまだ必要な時期なので薬膳的生活
には(温める)長ねぎとしょうがをのせます。

 

 

セロリ。冬子(どんこ)しいたけと鶏胸肉とで炒めました。
セロリと冬子はこの時期に弱る五臓「脾(胃)」を養う
旬のもの。また、この組み合わせは高血圧予防に相乗効果!
鶏胸肉はセロリの風味と相性がよいので一緒に。

 

 

グリーンリーフ(レタス)。グリーンが濃くて美味しくて、
2月に入ってから連続で届くのでラッキーです。
レタスの薬膳としての効能は、熱を取ることと水分代謝を
促すこと。むくみの改善にも。器の上では地味な焼き魚の
引き立て役です(笑)。サバは体を温めることで胃を元気に
したり、血をきれいにして巡らせたり。脳の活性化にも。

 

 

ほうれん草。サラダにしました。
薬膳としての効能は五臓の働きを助けてくれること。
貧血、風邪、便秘の予防にもなります。疲労回復には
豚肉と合わせることなので、ソーセージをぱらり。
ソーセージはバルサミコ酢と粒マスタードで調味。

 

 

かぶ。ソイグラタンにしました。かぶの薬膳としての
効能は胃腸の不調の改善、下身のむくみなど体内の
余分な水分を除く効果。組み合わせたえびは、下半身の
冷えを改善。それから元気を引き出してくれる効果です。

 

 

大根は胃腸の不調に作用。えのき茸は、この時期に弱る
「脾(胃)」を養うきのこです。オットの留守番ごはんに
作りました。ツナ缶を使ったのでだし要らず。

 

 

チンゲン菜。花が隠れていました♪
薬膳としての効能は、体の熱を取って血のめぐりをよくします。

 

 

2つ目のオットの留守番ごはん。
下から玉ねぎ、トマト、牛肉と重ねて隙間にチンゲン菜。
ふたをして蒸してもらうことにしました。

ソースはアンチョビとオリーブオイルです。
(ソースに)にんにくを加えたいところですが、薬膳では
チンゲン菜とにんにくは一緒に食べないことになって
いるのでパス!

おごちそうさまでした。

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