二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

行事の和菓子 水無月

2020-06-30 15:31:05 | おうち歳時記

今日は6月30日。
水無月を買ってきました。

水無月は氷片に見立てた
三角形の和菓子。

上に小豆がのっています。
小豆の赤い色は厄除け。
または小豆でうろこを表して厄除け
と書いているものもあります。

2020年、残り半年の無病息災を
お願いしていただきます。

慎重に慎重に持ち帰ったのに
ぎょぇ!
水無月が少しだけ踊っていました(笑)。

 

 

鈴懸の手提げ袋。
篆書(と映ってはいないけれど草書も) 素敵!


 


'20春 新調した器

2020-06-28 14:51:27 | 一戸建てを建てるまで

まずは大型連休の有田陶器市。
今年はWeb開催でした。
現地に出向いても、ホームページ見ても
結局行くのは好きなお店。

青雅堂(せいがどう) さんという染付を
専門に扱うセレクトショップです。

岩永浩さん作。
知らなかったなあ、桃を描いてらっしゃる
こと。桃はわたしの堂号。
お習字の練習休憩時に、使おう!と
勝手に運命を感じました(笑)。

桃の柄は、蕎麦猪口をぐるり一周
つながっています。
学ぶ環境や恩師、書友、生徒さま
などなど人とつながる、に通じている
感じもいいなと思っています。



 

山口洋一さん作。
小鉢をサイズ指定でオーダーしました。
柄はぶどう。
青雅堂のご店主は希望のサイズが無い場合、
オーダー可能かどうか直接作家さんに尋ねて
下さるので嬉しいです。





そして花岡隆さん作。
ステイホーム中、読み返したい本の中に
1999年発行の和の器の本がありました。

21名紹介されていた作家のおひとりが
花岡さん。当時はものすごい人気で
まったくご縁がなかった、ことを
思い出しました。


 

検索したみたら、いまだものすごい人気!
そんな中でも問い合わせ電話を入れてみる
もので、予約することに成功しました(笑)。
じっと待ちました、そして届きました!



 

お茶碗。

 

 

かわいい花、咲いてます。

 

 


青梅とバラのサワーシロップ

2020-06-21 12:12:09 | 旬をゴチになる

昨日20日は、七十二候「梅子黄(うめのみ
きばむ、うめのみ きなり)」の最終日。

短い言葉なのですが、青梅が熟して
黄色に色づくころだと教えてくれます。

これを目安に2020青梅仕事おしまい。
はじめに梅醤油を作りました。
残りはアイデアが浮かぶまで、冷凍庫
行きでした(冷凍青梅)。

取り出した冷凍青梅は600gありました。
バラと合わせてみることにしました(ほぼ勘)。

バラは在庫を使い切りたい理由でローズ
ヒップ、砂糖はきび砂糖を使用。

ちょっと待って!
りんご酢も使い切りたい。

梅とバラのサワーシロップが出来ることに
なったはずです(笑)。





白うりのぬか漬け

2020-06-13 13:46:14 | 旬をゴチになる

続かなかった経験は片手じゃ足りなーい。
ということで、少量のぬか床から
トライしてみた自家製ぬか漬け。

あらかじめ漬かっていた野菜を食べたら
ものすごーく美味しくして、これは
絶やすの嫌だ!と思いました。

足しぬかや酸味の調整など、
(味が) 変わってしまうピンチを
そこそこクリア。
おかげで習慣になりました!

この調子なら、ステップアップしても
大丈夫、と同じシリーズの大きい
ぬか床を購入しました。

ところがこの大!
(少量と同じように) 漬かっていた野菜を
食べたら、しょっぱ過ぎぃーーー!
本当に同じ会社なの?と疑いました。

さっそく販売元に解決策を習い、
ようやく本来の美味しさに戻りました(ほっ)。

そしてこれらをミックス!
ぬか床が深くなりました。


 

深くなった分、定番から面白そうな野菜
まで入る、と直売所を一周。

白うりも良い、と教えてもらったので
漬けています。

白うりなんて何しろはじめて扱う食材。
洗って、カットして、種を取って。
記念撮影してしまいました(笑)。


 

 


'20 らっきょう仕事

2020-06-13 12:47:31 | 旬をゴチになる

近所の直売所は、らっきょうだけが
本当タイミング悪い(笑)。
すでに輪切り唐辛子少々と一緒に
甘酢に漬かり商品になっていました。

その足でスーパーに移動。
今年も鳥取県産の砂丘らっきょうで
漬ける、となりました。

らっきょう酢は定番の甘酢と
黒酢で作りました。

黒酢にジュニパーベリーと
グリーンペッパーを加えてみました。

黒酢と砂糖の配合が上手く決まらず
足して足して、とやっていたら
結果、とっても余ってしまいました。

野菜室ごそごそ。
きゅうりを漬けてみました。


 

きゅうり、翌日。
スパイスの香りが良くて、思いつきにしては
この展開もあり(笑)。
ただ、減糖している分、酸味がキツ~イ。
水を加えて調整しました。

このごろ直売所はきゅうりがずらり。
小っちゃいきゅうりが手に入りました。

 

 


ふじももキッチン '20 6月終了

2020-06-10 15:17:25 | 薬膳教室

密対策!
1席減らして再開した6月のふじももキッチン。
無事に終了しました。

両日「虫除け」という室礼で生徒さまをお迎え。
香りの強い花や野菜、苦い味、厄を除ける
黄と赤の色で梅雨時期の家内安全を願います。

 

 

先人は湿度による病「湿邪」を
受けないよう、薬効の高い植物を
生薬として活かしていたそうですね。

この時期に咲くどくだみは正にそう。
実家の庭から拝借したのですが
八重は珍しい!
毒とは言えないかわいさです(笑)。

 

 

新茶の季節。
おひとりおひとり宝瓶を使っていただくスタイルで。
ふわっと香る新茶の香りも癒しのひとつ。
再会の喜び、おいしい笑顔、もう一服いかが
ですか、のお声かけ、明るいピーチクパーチク。
もうぜーんぶ待ち遠しかった~。

夏は苦味もキーワードですよ~
あの~、みなさん聞いていますか~
早速いつもの調子を取り戻す、と(笑)。

 

 

6月は梅雨を含んだ夏。
室礼にも通じるのですが、家庭薬膳でも
湿邪対策が欠かせません。

受けた湿邪を、食材を使ってどのように
体の外に出すか、ということが
テーマのひとつです。

 

ワークショップ(月替わり) では、湿邪対策に
有効な効能を持つ食材をセミナーしました。
緑豆と玄米に注目!
土鍋を使って炊きました。
とはいえ現在は実習もお休み中。
召し上がっていただくだけでは淋しいなあ。
そうだ!お土産にこちらのお弁当をどうぞ(笑)。

 

 

6月の暦。
はじめに芒種(の頃)。
移動の車窓から見た田んぼは、水が満々に
入っていました。田植えが終わっている
というよりも、これから田植えのところがほとんど。

ふじももキッチンでは、田んぼに水が入る季節
あるいは水が入っている期間は、体の中にも余分な
水が入りやすい期間(の目安)としています。

高温多湿、じめじめ、べたべたの湿邪、
その一方にある梅雨寒に気をつけます。

 

次に夏至(の頃)。
湿邪が夏の暑さ(暑邪) とくっつきやすいので、
どちらも食材を使ってかわします。
そうすることで、体を温めて活動させる熱と、
熱を抑制する・体を冷やして潤す水とを
バランスよくすることを目指します。

 

 

これらを踏まえた料理のテーマは
湿気と余熱を祓う、です。


食前のドリンクは甘夏のソーダ。
苦味と、酸味で湿邪と暑邪対策。

ドリンクにトーストを添えました。
青のりバターのトースト。
青のりの利水、バターの補血などを使い
暑邪にやられて体内に熱がこもらないように。

甘糀トースト。
発酵食品で夏の五腑、小腸対策。

 

 

薬膳風の香り揚げ。
薬味、香味野菜、柑橘類、柑橘皮、ハーブなど
香り良し、の食材で湿を体外へ出す。
天ぷら衣に漢方の蘇葉(赤じそ) を加えました。

その他、体を温めて湿を体外へ出す、という
方法もあります。具材で用意しました。

 

 

奴。
湿邪と暑邪をかわすには、体内にたまった湿熱を
消費します。豆腐が該当します。

かけだれにひと工夫。
はじめに薬味で湿対策。
次に発生する香りが全身に作用するように
調味料はしょうゆとナンプラー。
梅雨バテ、夏バテに備え、疲労回復効果も
狙いたいので、酢も加えます。

 

 

お味噌汁。
今年は通年企画でやっています。
季節によって変化する(と考える) 体コンディション
に必要な作用や効能を、だしと具材で摂っています。
今月は利水と健脾のお味噌汁。とうもろこしです。

浮き身はパセリ。
体に熱がこもる原因のひとつに、潤い成分の
血が不足していることもあるようです。
パセリの造血作用や補血の他、香りに含まれる
抗菌作用も梅雨に合うと思います。

 

 

夏の五味、苦味をもつお抹茶は、体の余分な
熱を冷ますという性質も持っています。
利尿作用のある小豆と合わせてトライフルに
しました。
(室礼の際にも触れましたが) 古くから
赤い色には邪気など祓う魔除けの力があると
いわれます。
湿邪に暑邪、ご時世ゆえ疫病も祓うっっっ!

 


漢方ティーは薄荷と生姜。
薄荷(日本薄荷、西洋薄荷、緑薄荷など) は、
熱冷まし、解熱に有効。
その一方で、冷えが気になる方には体を
温めるものと一緒に摂ることをおすすめしています。
代表格は生姜。生姜の新ものは今!
フレッシュさ増し増しでした(笑)。

 

 

大分市で有名な佐藤農園さんの
バナナケーキ。ドクダミの塗り薬。
新ものの桑葉茶。
ありがとうございました!

 

ご参加ありがとうございました。

◎次回は7月4日(土)、5日(日)
 二十四節気は小暑と大暑、夏の土用

 季節のワークショップ
  夏に美味しい自家製ジャム

 両日満席となりました
 追加の募集はございません