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未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

強い力を出すことと姿勢

2007-02-07 11:12:26 | 合気道
私の指導する戸田教室の一般部に、最近中学生が入会した。

真面目に稽古に取り組んでいるのと、若さなのだろうか、覚えもよく色々吸収してくれているようだ。
この調子で、毎日少しづつ成長して欲しい。
決して焦ることなく、自分のペースで。

あと、代表師範の稽古の方でも、少年部から一般部へ移籍してきた高校生が二名いる。
私が言うのも僭越だが、彼らも真面目に稽古に励んでいるようだ。

そんな若さ溢れる彼らは、これからどんどん体力が向上して、力も私のような下降線の時期ではなく、上昇時期にある者達である。

故に、基礎体力のみで十分に相手に効果的な力を出すことも可能なのだ。
そうなること武術的な弊害がある。

姿勢・フォームの崩れ

強い力を出そうと思いっきり打とうとしてしまう。
私は、始めのうちは力んで、力が入りすぎた打ち方をすることを否定はしていない。
しかし、それは基本のフォームを守ったゆえでの力みという意味である。

先の若者達が、突きや蹴りの稽古をしている。
軸も姿勢も何もなく腕をブンブン振り回してしまう。
強く打とうと思えば、自然とやってしまうことだと思う。
しかし、武術的にはそれではいけない。
打った後の姿勢は、崩れてしまってはいけないのである。
崩れた瞬間、相手の攻撃を許す格好の餌食となってしまう。

TVで見る格闘かでも、ムチャクチャに打っているような姿を見ると思うが、彼らはその前にしっかりと基本を学んでいる(と思う)。
基本を学び、軸を意識し、自分の重心を意識した後だから、多少崩しても問題はなくなるのだ。
逆に、綺麗な軌道ではない分、相手に与える衝撃や威力も大きくなる。
ファッションでいえば、基本コーディネートを踏まえているからこそ、少しの着崩しがお洒落になるみたいなものだろうか?

そこまで行くためには、“基本の形”が大事だと思う。
武道・格闘技の種類によって違いはあるが、基本があり、そのどれも自流の技が生きるように形成されている。
それは、ビックリするくらいそれぞれに理由がある。
正確に発力(力を出すこと)をしたければ、自分の学ぶ武道・格闘技の基本フォームを覚えた方がいい!
初めは力むのではなく、ゆっくりでもいいから、綺麗な形、綺麗な軌道を意識して、次第に体重や力を乗せられるようにしていけばいいと思う。

私も若い時に柔道・空手を学んでいた時は、力みまくっていた。
力で少しくらいのフォームの乱れなど補えてしまうのである。

後に、中国拳法・合気道を始めて姿勢の重要さに気が付いた。
いや、柔道・空手でも気が付いたのだろうが、若かったのとその段階まで稽古をしてこなかった自分の未熟さもあるのだろう。

武道を始めたばかりの方、まずはフォームを大切に!
我流もいいけど、それでは道場に通う意味はないよ!
習っている武道の恩恵に預るなら、積み重ねから出来上がったフォームを大切にしてみよう!

私も指導を通じて、基本の形がどんなものなのかを気付かせ、伝えていかなくていくつもりだ。

そして、自分の中心軸にある程度自信が持てるようになってから、自分なりの崩しで遊んでみてもいいと思う。

姿勢とは美であると同時に力である。

と、私は考える。



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今更ながら、稽古納め報告

2006-12-23 11:39:14 | 合気道
いやいや、12月は忙しいですね!
さすが「師走」先生も走るほど忙しいってか?
う~ん、我ながら古い例え話から入ってしまった…

私は、年末ギリギリまでお仕事三昧です。
年賀状を書く暇もありません…(ブログ書いていますけど…)

さてさて!
19日(火)に、戸田教室の今年の稽古が終了しました。
少年・少女部、一般部共に進級・昇段審査でした。

皆さんお疲れ様でした。

当教室の少年・少女部は、三級以上から組手稽古を行ないます。
上級者の入り口として三級をラインにしております。
その三級合格者が出るかでないか?がかかった審査でもありました。
当教室の子供達は、三級以上取得している者がいないので、今回合格者が出たら、初の三級取得者が出ることになり、当教室でも少年・少女部での組手稽古が始まります。
私にとっては、新しいフィールドが待っているので、興味深く、期待した審査にもなりました。

また、一般部では初段受験者が1名、五級受験者が1名
こちらは、初段合格者が出たら、当教室初の黒帯輩出ということになります!

いみじくも、少年・少女部&一般部揃って、当教室が新しい段階へ進む事を期待をさせる審査となりました。
まぁ、あくまで指導員目線での話でしょうが…

会員さんがそういう段階になるほど、私も教室を続けてこられたのだなぁ…と柄にもなく感慨に耽ってしまったりして!
改めて、会員の皆様や教室の運営をサポートしてくれた方々に感謝です!

で、その合否はというと…
それは、ここではなく、年明けに教室で発表した方がよいでしょう?(笑)


審査後は、一般部は半分恒例となった「飲み会」
当教室の変態マスターのためになる(?)お話を聞きながら、皆で楽しい時をすごしました!
さすが、「夜の黒帯(裏)」だけの事はある!

それにも増して、嬉しかったのは、会員さん達の心根といいますか、暖かい気持ちに対してでした。
今回の初段受験者のために、稽古仲間は協力体制に入ってくれたし、仕事等で忙しく休みがちの会員さんも、「その彼が初段受験するなら…」と言って、その日はスケジュールを調整して稽古に来てくれました!
また、「飲み会だけでも顔を出したい」といって、0:00時近い時間に「まだやってますか?」といって、顔を出してくれた会員さん。
※平日なのに、そんな時間まで飲むなって?(笑)

お一人、参加できない方がいましたが、その方も、メールでは「間に合えば稽古から、無理でも飲み会には…」といってくれて…
恐らく、年末ですし、お仕事の都合がつかなくて、来れなくなってしまったのでしょう。

当教室会員のこういう暖かいところが凄く嬉しいんですよね!

初段受験の会員さんも、本当に努力の人です。
詳細は書けませんが、武道を行う身体として見た場合、武道を習うにはマイナスとなる持病がある方なのですが、本当に実直で誠実に稽古に取り組むことで、少しずつ克服している会員さんです!
武道経験もなく、体力的にも恵まれている訳でもないのですが、他武道経験のある当教室の会員さん達とも、互角、時にはそれ以上に渡り合うほど上達してきています。

今回の昇段審査&飲み会で改めて認識しました“その初段受験の会員さんの影響力は大きいなぁ!”と。

彼の昇段審査ということで、多くの会員さんが、彼の普段の努力に呼応するかのように何かしらのアクションを起こしてくれる。
「忙しくて休みがちだったけど、そういうことなら、稽古だけでも参加して、その彼を応援したい!といってくれる会員」
「自分の審査もあるのに、その彼に私の指導時間を優先してくれる会員」
「進んで受けをとってくれる会員」
「審査中も、励ましの言葉をかけて応援してくれる会員達」
そういってくれる仲間って本当にありがたいですよね?
それは、その彼の人柄と稽古へ取り組む態度そのものが反映していることなのでしょうね。

最近は、「上手くやってやろう!」「効率よくやってやろう!」「楽して得をしよう!」みたいな“エセ合理主義”がまかり通っている世の中ですよね?
しかし、見ている人は見ている!
やっている人は、黙っていても相手に伝わる何かを持っている。

「世の中捨てたもんじゃない」と、その会員さんを見ていると思わせてくれます。


武道を…
合気道を…
教室運営を…
続けてきて良かったと思える瞬間でもあります!


で、その昇段審査の合否?
だから、それはここではなく、年明けに教室で発表しますって!



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頑張って!

2006-12-13 14:05:39 | 合気道
昨日の稽古

少年・少女部は、進級審査であった。
人数が多いので、二週に分けて行っている。
昨日は、基本動作の審査
来週は、基本技の審査
と分けている。

このブログを少年・少女部の会員本人またはその保護者の方々がどのくらい見ているのか分からないが、昨日の印象について少し書きたい。

皆、一生懸命にやっていた。
そして、前回の「誰でも合格するんだろう?」という感情からくる“なぁなぁ”の雰囲気もなかった。
それは凄く嬉しい事だった!

このままの気持ちを保ち、来週の基本技審査に臨んでもらえれば、殆どの子達に合格を推薦することが出来るだろう。
私が、少年・少女部の審査に求めることは…
第一に、真面目・真剣に取り組む姿勢である。
他には、一般部同様「審査という緊張状態のなかで、平常心を保ち、体技を表現することが出来るのか?」や「技の完成度」などもあるが、やはり、真面目さを優先してみている。
そういう意味でも、昨日の審査態度は、誰もに合格点を与えられるものであったと思う。

しかし、級が高くなり、段位を狙うようになると、先のような基準だけでは合格を推薦する訳にはいかなくなる。
私の教室では、その入り口が三級であると定義している。

今回の三級審査の受験者数6名。
私の個人的な希望を申し上げれば…
技の正確さは以前より増して欲しいし、それに伴って、後進の指導(と言うと大袈裟か?)にも当たってもらいたい。
まぁ、新しい子達に技を教えられるくらい理解して欲しいということである。

その為には、名前と技は一致して欲しい。
昨日の基本動作審査は、時間の都合もあり、3名づつで行った。
すると、自信のない者は、他の者の動きを確認してから基本動作を行う。
技と名前が一致して自分で表現できなかったら、他人に教えることは出来るはずもない。

昨日の審査では、残念ながらこのような子が2名いた。
それまでも、「周りを見ながらではなく、自分に自信を持って行いなさい」と言ってはきたのだが、私も目をつぶってきたし、実際に合格をしてしまうと、本人も私の言葉が頭に残らないのだろう。

しかし、三級以上はそれを認めることはしたくない。
自分に自信が持てずに、人の振り見て真似するような態度であれば…
審査をする上で、大きな減点とさせてもらっている。
当教室では、審査は点数制で、ミスや内容によって点数を決めて審査をしている。
合否に関しても、その結果、基準に達していなければ不合格にさせてもらう。

当教室の少年・少女部は、三級以上から自由組手が稽古内容に加わることになる。
自由組手とは、突き、蹴り、投げるの技を自由に出し合い、相手を制することを目的とする稽古である。
武道の稽古では必要な稽古ではあるが、真剣に行わなければ、怪我に繋がる恐れのある危険と裏腹の稽古といってもいい。
いい加減な気持ちで合格を繰り返し、稽古をまたは審査をバカにしているような子では大怪我をしてしまう恐れがある。
それは、指導の責任者としても避けなければならないことである。

私の教室では、審査を通して普段の稽古の真剣度をまず見る。
そして、審査という「やらなければならない時」の場をわきまえて、真剣に臨む事が出来るだろうか?を判断している部分もある。

だから、人の動きを見ないと自信を持てない様な意識でしか稽古をしてこれなかった子には、次のステージである「組手稽古」に進ませる訳にはいかない。
三級以上の審査を厳しくしている理由は、ここにもある。

他の教室はどうか知らないが、私の指導する教室では、会員に以上のような意識で臨んでもらいたい為、この審査基準は続けていきたい。

ということで、昨日、人の動きを見ていた三級受験者2名には、来週はより奮起して審査に臨んでもらいたい!


一般部は、無事審査を終了させて、その後の一杯を楽しみましょう!

“言いすぎ!”とお叱りを受けるかもしれませんが…

2006-12-03 12:17:29 | 合気道
思い込みとは怖い…

武道の世界での思い込みは危険だと思う。
戦いの時、思い込みにより隙が生じ、攻撃を受けてしまう…
思い込みが、自分の向上心をなくし、間違った納得をしてしまう恐れもある。
しかし、今日はそう言う思い込みではないお話をしたい。

それは、合気道における“閉鎖性”が引き起こす「思い込み」についてである。

この前の稽古で、会員さんから聞いたのだが、合気道家と柔術家が試合(なのか?)をしたそうだ。
まぁ、合気道家と呼ばれていた者が、本当に合気道を修行しているものなのかどうか疑問もあり、他にも多く言いたいことはあるが、ここで書きたい内容とは別の話なので、今回は省略させていただく。

合気道家?(60歳)VSブラジリアン柔術家(32歳)

結果は、合気道家?の惨敗だった。
全くいいところなく、勝負は一瞬で決まってしまった。

この勝負で、負けた合気道家?のHP等を見て、この者が何者なのかを少しだけ調べてみた。(そんなに興味ないので、ホントに少しだけ調べた)

まぁ…
なんと言っていいものか…
シュールで神秘的過ぎて、私にはコメントが出来ない…

合気道の演武は、お互いの呼吸を合わせ、技を表現することだと理解していて、そこには予定調和があるが、技の表現をする上では必ず「実」の部分が存在する。
「うけ」は、自分から飛ぶこともあるだろうし、攻撃も単純に決めたものを予め行うようになっている。
しかし、必ず相手との接点があり、触れることで自分の力を相手に伝える「実」を入れることを無視することはない。

なのに…なのにである!
この合気道家?は、触れずに相手をバシバシ投げまくるのである!

腕をクルクル~
手をヒラヒラ~

すると…

ビックリするくらい、人が飛んでいく!
呆れるくらい、人が崩れていく!

私は、この団体の存在を否定する気はないし、悪意を持って何かをここで伝えようとする気はない。
ただ、あの手の演武を「合気道」といって欲しくはない。
末席ながら、合気道を学び指導する立場として言わせていただくが、あれを合気道とは認めたくはない。

私個人の考えをハッキリ申し上げる!
こんな茶番をやってる武道(健康)団体は、他にもある!
私が聞いた話でも、数件ある。

例えば…
ある団体の先生が、技を掛ける。
初心者はその技にかからない、もしくは、先生の意図した動きに持っていけなかったとする。
すると、その先生は何と言うか…?
「あなたは、また気が出ていない。」
「私の気を感じることが出来ていない」
だから、ダメなんだ!
と言われるらしい!

何がダメなんだよ!

そして、自ら飛ぶ様になると、先生から「あなたも感じるようになって来ましたね!上達していますよ!」とお褒めの言葉。
褒められれば、会員は嬉しいですからね。
自己暗示も含めて、どんどん飛ぶようになる。
そのうちに、本当に「先生の力を感じる」ようになる。(いや、本当はそうなったように感じる)
中には、力をかんじた自分が嬉しくて、笑顔で飛んでいくものもいると言う!(笑)
この話を聞いた時には、笑うしかなかった!

だって、道場の外で襲われて、技が効かなかった場合、その相手に「お前は私の気を感じることが出来ない未熟者だ!出直してこい!」と言うのかな?
そんなんで、自分の身は守れないだろ?
※正規の合気道でも、身を守れるとは断言できないけど。

そして、この手の会員が、口を揃えて言うのが以下のようなセリフ。
「うちの先生は…」
「同じ団体の誰々さんは…」
みたいな話ばかり。

他人の自慢ばかりしないで、自分がそうなれるように稽古に励みなさい!
あなたがその技を使えなくて、何のためにお金まで払って指導を受けてるの?

そして怖いのは、彼らは本気でそう思っているところだろう。
先に書いたような“刷り込み”を指導者から与えられ、武道としてはどんどん実から離れたところに行ってしまう(と思う)。

我々合気道を学ぶ者は、決して忘れてはいけないことがある。
試合がない、型稽古中心で格闘を語る武道であるが故に尚更肝に銘じなくてはならないだろう!

先生を信じるなと言うことではなく、盲信しないで欲しいと言いたいのである。

現代の武道教育には「戦う強さ」だけが求められている訳ではないし、合気道の試合をなくし「和する精神」は素晴らしい事だと思っている。
しかし、故・大山倍達総裁も仰っていた言葉をどうしても思い出ださざるを得ない。
「実践なくして証明なし、証明なくして信頼なし、信頼なくして尊敬なし」
このプロセスがないと、どうしても歪んだ神格化現象が起きてしまう。

それが、今回の“異種格闘技戦”で惨敗した合気道?家の結末に通じてしまったのではないだろうか?

合気道は素晴らしい武道だと思います。
気でもなく、触れずに投げるでもなく、しっかりとした理合の元に、体捌きや技が作られている。
その理想や技の組み立ては素晴らしいと思う。
ただ、実際に動いている人にその技を綺麗に決めるのは簡単ではない。

故に、自由組手や試合を導入して、この素晴らしい合気道の理合を使えるように模索することは必要で重要な稽古である。

私の属している団体、「合気道S.A.」は、そのような試みを導入している団体である。
故に、型だけで会員をごまかすことは出来ない。
私も指導をしていて、技が思ったように決められず、悔しい思いをすることがある。
また、たまに言うのだが…
「私は、誰よりも強い訳ではない。しかし、合気道の技術や素晴らしいものが多くある。合気道の動きは一般格闘技にはない動きを求められることもあり、それが自分の成長のヒントになることもあるでしょう。私は指導員として、そういうところを伝えていきたい。そして当然、合気道が使える武道として身に付けてもらう方法を模索していきたい」
だから、私の指導の時には、私自身が会員からいい攻撃をもらってしまうこともある。
だけど、しっかり吸収させてもらって、次回の組手では反映させていただいてるけどね!(笑)

でも、私はK-1とかプライド参戦はしないよ!
あそこに出ている人たちは、格闘技界でも一握り選ばれた人達よ!
まず、選ばれないだろうし(笑)
そして、今の私の実力では絶対に勝てないから…
あと、あそこで勝つことが実践性の証明とも思っていないし。

我々の団体では、こういう「盲信者]が出てこないことを祈るしかない。
私も、当団体の代表である櫻井文夫代表師範を尊敬している。
しかし、櫻井先生を神格化して宗教的に敬うことはしていない。
ある種の天才肌の先生であると思うが、「稀代の天才合気道家」といって持ち上げる気もない。
櫻井先生も、今でも発展途上でまだまだ進化していると仰っていた。
であれば、現段階で神格化してしまうのは、危険極まりない。
あえて「発展途上」と言うところに、逆に櫻井代表師範の自信が伺える。
そういうところが、私にとって櫻井先生を敬える一要因でもあるのだ。。

むやみやたらに持ち上げ、自分達の団体を無駄にアピールするのは武道精神としても違うと思うし、それでその団体のトップは喜ぶのだろうか?
逆に失礼に当たるのではないだろうか?

私は、先の合気道家の二の轍を踏まぬよう、常に自問自答し、稽古をフィードバックしながら取り組み、指導をしていきたいと思う。

そういう活動を地道にでも行うことで、合気道が与える負のイメージを少しでも変える事が出来たら嬉しい。


今日の稽古で

2006-11-22 00:10:00 | 合気道
戸田教室は、今日から審査稽古です!

受験者の方合格目指して稽古に励んでください!

さて、今日の組手の後のお話。
会員の一人に「組手を行った後は握る力がでないんですが、握力は鍛えた方が良いんですか?」という質問を受けました。

昔、私も同じことを考えて握力を付けようとした事がある。
やっている人には少ない数かもしれないが、握って開く良くある握力鍛錬を形を変えながら600回くらい、湯船で手首を左右に振るのも200回くらいやっていた時期がありました。
しかし、組手を行うと鍛えていた握力で使う筋肉が筋肉痛になる…
恐らく、組手になると鍛えていた握力に頼ろうとする気持ちが強くなるのだろう…
余計に力を入れているから、鍛えても鍛えてもそこに負担をかけている結果になるのではないでしょうか?

合気道の技にはは握る動作はない

といわれます。

握力に負担がかかり、組手後に握力がバカになってしまうのは、合気道では行わない「握る」行為を行っているという証拠でもあります。
組手となれば、力も入るし、なかなか型稽古のように人は動いてくれないので、力が入ってしまうことはあると思います。
だから、私は握力がバカになってしまうのは否定しないし「あなたの組手が間違っている」とも言いません。
いや、むしろ最初は思いっきり行ってくれても良いとすら考えています!
力が入らなくなった時に、ひょっとしたら余計な力が抜けて、いい具合に技がかかる可能性も否定できません!

そういう経験から「力を抜いてしまう」ことと「余計なところに力を入れない」の違いを体感する人も多いのではないでしょうか?(どうでしょう?)
私もそのタイプの一人です。

その会員は、非常に稽古を真面目に取り組んでいる方なので、今後色々考えながら型稽古で、組手で検証をしていけば必ず成長できると思います。

会員及び、我々の教室参加を考えている方々へ!
なかなか大変なところもありますが、合気道の技が技として実用性を持てる方法論を一緒に探していきましょう!

嬉しい!

2006-10-18 00:55:35 | 合気道
戸田教室を開設して、この10月で丸3年になる。

初めは、少年・少女部2名、一般部2名から始まった。
一般部などは、初日は誰も来なかった。
そんな感じでスタートしたことを考えれば、よく3年も続けてこられたと思う。

現在、少年少女部が14名、一般部8名(3名休暇中)
長い会員は、2年半くらいになるだろうか?

継続は力なりとはよく言ったもので、最近の少年・少女部の成長が目に付く。
今日は、少年・少女部に関しての話。

初めは、幼稚園児2名だったせいもあるが、「何でいつも同じ事をするの?」なんて質問される有様だった。
また、人数が増え始めた時でも、突きや蹴りもグダグダで、技なんて足捌きどころでなく、体を動かすだけで良しとしているような状況だった。

ただ、子供には技の精度よりも、礼儀作法や真剣な稽古への取り組みを重視していたので、細かいところは目をつぶってきた。(今後もその方針は変える気はない)

故に、進級審査でも、誰も不合格者を出さずに、皆が揃って進級するような形が自分の気持ちとは別の形で出来上がっていた。
いままでの進級のレベルでいったら、多くのものが取得級の実力に?をつけざるを得ない状態の者も正直いた。

ただ、最近の稽古を見ると、私が言っていることの意味なども理解が出来るようになってきたのか、技の精度も上がってきている。

櫻井代表師範が、以前こんな事をいっていたことがある。
「黒帯を取ったといっても、殆どがその実力を持っていない人が多い」
「なのに何故、昇段させるかといえば、段位を取ることで自分で精進し、本当の黒帯になって欲しいからです」
「昇級・昇段をすることで、そのレベルになるよう精進する事が大切なんです」
正確ではないが、こういうニュアンスであったと理解している。
よく言われる「立場が人を作る」に似ているのかも。

その師範のお考えには、私も賛成である。

ただ、審査を通じて何かを乗り越えるという快感も知って欲しい。
乗り越えた自信が、より成長に結びつく事もある。
特に子供の世界では、先に書いた指導者側の期待が「楽に昇級できる」という意識になり、稽古を馬鹿にし、進級に掛ける緊張感を失う恐れもある。

私の指導力不足もあるが、実際にそう思える事が先回の進級審査であった。
その為に、三級受験者を全員不合格にさせてもらった。
高い級に上がっていく事の自意識をもって欲しかったからである。
そして、これから先は、「皆一緒で昇級・昇段はありえない!」とのアピールもしたかったからである。
実際、この判断には相当悩んだのだが、今思うとやってよかったと思う。

先の不合格だけが原因ではないと思うが、審査に対して厳しい立場で臨んだことが、子供達にも何かしらの刺激になったことだと思う。
また、熱心なご父兄の方々の“時間外指導”もあるのだろう、一部の子達は、著しく成長している。
また、そういう出来る子達相手に稽古をしている子達も、引きずられるように上手くなっている。

真剣に取り組む姿勢があれば、本来は出来の良し悪しは関係ない!

ただ、級や段を推薦するには、合気道としての形にはなっていて欲しいと思う。
そして、それに見合う動きが出来なければ、今後は全員進級などと言う甘い審査をする気はない。
真剣に行えば、絶対に出来ない内容ではないと思っているし。

恐らく、12月の審査も、真面目に取り組まず、技も規定の範囲内で出来ないのであれば、容赦なく不合格にさせていただく!

などと、テンションが上がったことを書いてしまった…

というくらい、皆が成長している証拠なのである。
最近の稽古は、成長していく子供達を見ることが凄く楽しい!
親御さんの教育の賜物だろうが、良い子達ばかりで、稽古も楽しい!
皆には、もっともっと合気道が上手くなって欲しいし、武道を通じて人に優しい人になって欲しい!
そして、これから入ってくるであろう後輩達に、しっかり指導できるようになってくれると嬉しい!
そして、そのレベルになるまで続けて欲しい。
いや、進学や就職で時間が取られるかもしれないが、長く続けて欲しいと願う。
転勤などがあったとしても、うちの教室以外でも学べるところはあるのだから…

そしてこの3年間、その子供達にどれだけ救われ、勉強させてもらったか…
先生などと高いところから指導させていただいているが、一番学ばせて戴いたのは私なのかもしれない。
合気道の指導する機会を与えてもらった事に本当に感謝したい!
子供達の成長を見ると、本当に素晴らしい役割を与えてくれたと思う。

まだまだ三周年。
今後も五周年、十周年と続ける事ができたら嬉しい!

会員の皆様及び、ご父兄の方々のおかげもあり、教室も三年続ける事ができました。
ありがとうございます!
今後ともよろしくお願い申し上げます。



とりとめもなくなってしまったが、嬉しかったりすると伝えたい事が多すぎて脈絡もない文章になってしまう…
まぁ、それだけ最近の子供達の成長が嬉しいと言うことで、ご容赦を…(笑)

掲示板として使わせていただきます。

2006-10-12 17:19:59 | 合気道
今日は、掲示板として使わせてください。

10月11日(水)に、当教室(合気道S.A.戸田)へ体験稽古の問い合わせを戴きました。
ブログも公的なところですので、この場で、その方のお名前は公表いたしませんが、本人はお分かりかと思います。

済みません…
メールが返信できません。
送信できずに、戻ってきてしまいます…
ひょっとして、ドメイン、アクセス等の制限をかけておりませんか?

また、携帯番号の記載があったので、昨日、今日とお電話したのですが、繋がりませんでした。

もし、ブログを見ていたら…?
と思いまして、ご連絡も含めて以下

「体験稽古は、大歓迎です!お待ちしております。」

以上、その方がご覧になっていてくれるといいのですが…



ついでながら、今後当教室へのお問い合わせをお考えだという方々へのお願い。

携帯からの問い合わせの場合、たまに返信が出来ない事があります。
原因は、ハッキリしていないので何ともいえないのですが…
ドメイン等のアクセス制限等の設定をしている場合は、解除していただけると助かります。
私も、仕事で遅くなる事があり、電話で連絡を取るのも迷惑な時間になってしまうことが多々あります。
その為、出来るだけe-mailでの返信をしたいので、宜しくお願いできればと思っております。

以上、恐れ入りますが宜しくお願い申し上げます。



う~ん、その方見ていてくれるかなぁ…

今日から

2006-10-07 14:38:03 | 合気道
しばらくの間、仕事や諸々の関係で休んでいた櫻井代表師範の稽古に、今日から復帰する。

武器術&体術共に復帰する予定だ。
武器術は、素振りこそしていたが、型などは随分と忘れてしまっているだろう…

ただ、今日はちょっと微熱気味…
この時期に、パンツとTシャツで部屋の中をフラついていたかもしれない。

やはり、代表師範に接している事は、自分の指導にとっても違いがでてくるので、また色々学ばせて戴き、自分の教室でも反映させたいと思っている。

一般部 進級審査~懇親会

2006-09-27 01:56:58 | 合気道
一般部の進級審査だった。

受験した方々お疲れ様でした。
そして、受けをとってくれた会員の方々、ありがとうございました。

懇親会であるが…
当教室の宴会部長、「夜の黒帯」が稽古に参加できなくて、懇親会も遅れての参加であった。
まぁ、遅れてきた「黒帯」さんは、到着早々、遅れを取り戻す勢いで、マシンガントークがいきなり炸裂した!

「夜の黒帯」さんは、サービス精神がある方なので、我々が望んでいることが分かるので、その期待に応えてしまうのだろう!
感謝(していいのか?)である。
黒帯参加前と後を前半・後半とするなら、前半とは違う特別な空気感で後半戦は展開し、これもまた楽しかった。



ただ、残念な事が一つ…



うん、このブログのファンの方ならもうお気付きだろう!(そんな人いるのか?)



5月の懇親会の話を書いた時に存在した、もう一人の人物…
そう、当教室の「夜の黒帯」には、「表と裏」が存在することを思い出して欲しい!

本日参加した「夜の黒帯」は、“表”の方である。
では、“裏”黒帯はというと…
今日は、仕事の都合で稽古も懇親会も参加できなかった。

それが、残念であった。



光が強く輝けば輝くほど、影の色は濃くなる…



表の黒帯が、
テンションを上げれば上げるほど
トークを繰り広げれば広げるほど
ここでは書けない話になればなるほど…
裏黒帯の存在が頭に浮かぶ…

彼ならどう切り返す???
彼なら、どうかぶせてくる???
彼なら、どんな裏技で我々を引かせて(楽しませて)くれる???

つい考えてしまった…



指導員がこんなアホで恐縮である。



※前回の懇親会から姿を見せないSさん、カンバァ~クッ!
 ちなみに、それは両黒帯の責任ということになってます。(笑)