23日の稽古日誌
■少年・少女部
進級・昇段審査でした。
当団体の少年・少女部の進級・昇段審査は、半年に一度行い、その月の最終週に行うのが通例となっております(絶対ではないようです)
当教室では、受験者数が多い場合、二週に分けて審査を行います。
一週目=基本動作の審査
二週目=基本技の審査
という感じです。
今回は、基本動作の審査を行いました。
当教室の場合、点数で合否を決定しています。
礼法、元気の良さ、技のメリハリなど、いくつかの基準を設けて、点数審査をしています。
当然、私の主観が一切入らないようなことは出来ないのですが、点数制にすることで、極力、公平な審査にしていきたいという気持ちも入っております。
その点数制を、前回の審査で少し厳しめにしました。
四級受験以上はちょっと厳しいかもしれません…
また、少年・少女部の一級以上は、一般部に移った場合に飛び級が認められています。
一級=一般五級受験から可能
初段=一般三級受験から可能
弐段=一般一級受験から可能
参段=一般初段受験から可能
といった感じです。
そのため、当教室においては、一般部に移っても、それぞれの(飛び)級受験資格を持つ実力はあるだろうと思われるレベルに達して欲しいと思っています。
それでないと、何のための飛び級だか分らなくなると思っているので…
ですから、前回は最初の導入でしたので少し甘くしましたが、今回からは本当に厳しく見る予定です。
※子供なので、完全に大人のレベルを求めず「稽古に対する姿勢からくる可能性」も当然考慮します。
それにしても、「少年・少女部から一般部へ…」なんてことを考える様になるくらい教室を続けてこられたのと、小学校低学年から始めた子達がそれだけ長く稽古を続けてくれていることに嬉しさを覚えます。
基本動作の審査のみでは合否の感覚は全く分かりませんが、気を抜かずに次週も頑張って審査に臨んで欲しいと思います。
受験者以外の会員に対しても、おしゃべりしたり、他人の審査を見ていなかったり等の審査中の態度が悪い場合、1回の注意で不合格にさせます。
それは、この前に審査でも同じでしたが、次週の審査でも変わりません。
「他の人も…」なんて言い訳は通用しません!
“私が気が付いた時に、その行為をしていた者”
それが全てです!
他人がそうだから、自分もしていい理由にもなりませんし、私が見ていた時に態度が悪かったことは事実なので、見つかったものは無条件で不合格です。
いつ私に見られても態度が乱れていないことが「当たり前」なのですから…
「見ることも稽古です!」
気を抜かないように!
そういう意味では、私は厳しいですよ!
自分の審査が終わってホッとしていると、思わぬところで不合格にされるので、気を付けてください。
■一般部
審査稽古
新入会の女性会員、別メニューでの稽古も今回か次回で終了となり、一般の稽古に混ざる予定です。
審査もあるので、おそらく7月から一般稽古に参加することになると思います。
それまで、基本動作をゆっくり見直すようにして、スムーズに一般稽古に移れる準備をして欲しいです。
あと、やはり女性は体が柔らかいのですね!
蹴りの動きがしなやかでした。
あとは、だんだん力強く打てるようになるように稽古を積んでください。
彼女に一つ言うなら、基本動作は…
「すべてにおいて、動作を大きく!」
でしょうか…(笑)
頑張りましょう!
あと…
「上達する会員は、良い意味で割り切れる人だ!」
そんな話を昔仲間としていたのを思い出すことがありました。
当教室には、空手団体で今も稽古を続けている方がいて、その方と話していた時に彼が…
「ここでは、敢えて打撃を使わない処理を学びたい」
というようなことを私に話すんです。
これは嬉しかったですね!
そういう気持ちで稽古に臨んでくれたなら、合気道が上達する可能性は当然のこと、今習っている空手にも良い影響を与えられると思いました!
次の方々は、よくいるタイプなんですが…
・私の習っていた団体の打撃ですと…
・そう動くなら、こちらの方がいいんじゃないですか…
(雑誌にもそう載ってましたし)
・その部位を極めるなら、この方法の方が楽に極められますよ…
etc.
いやいや…
否定はしないし、そういう面もあるでしょう。
私は、出来るだけその動きの意味を自分なりに解釈して伝えているつもりです。
しかし、そんなことに付き合っていたらキリがないでしょう?
“私の団体だったら…だと?”
うちだって、打撃のパターンは一種類じゃなくて、あくまで基本の打ち方だし…
それに、打撃中心の団体じゃないから、限られた時間の中でその多くを指導するのも限界があります。
合気道の技がある程度身についてから「勉強会」のような形で、フォローする方が適っていると思っています。
また、その団体を引き合いに出すなら、辞めずにそこを続けていればいいじゃないですか!
まぁ、私は貪欲ですから、その団体の動き(打撃)に関してはしっかり聞いて、盗めるものは盗ませて戴きますけどね!(笑)
でも、「私が習ったものは…」なんて言っている人は、絶対に新しいものを吸収することができません!
“こちらの動きの方がいいのでは…”だと?
合気道は力を使わない武道とか言われていますが、それは誤解で「余計な所に力を入れずに大きな力を出せるように工夫された体の使い方をする武道」と言った方がいいと思っています。
そのためには、日常馴染まない筋肉を使うこともありますし、馴染まない動きを求めることもあります。
“こちらの方が極めやすい…”だと?
先にも書いた、合気道の力の入れ方、極めるポイントがあるんです。
単純な関節技ではない面もあります。
それに頭だけではなく体で納得するのには、残念なことに1年やそこらでは無理かと思います。
組手や試合、もしくは護身術としてはその「楽と言われる方法」を用いてもいいと思っています。
あくまで、技のバリエーション、枝葉の部分として。
ただ、私は「せっかく合気道を学ぶなら…」と思ってしまうんですよね。
単なる関節技に見えても「その先」があったりします。
それは合気道に限らず、どの武道格闘術でもそうだと思います。
ゆえに、安易に「こっちの方が…」と思う前に、合気道の恩恵を受けようと指導内容にも目を向けて欲しいと思っています。
私は、無駄だと思ったら執拗にその内容を押し付けたりしない指導員ですから…(笑)
私は、稽古でぶん殴られたりしながら、自分なりに合気道の形を模索しています。
しばらくは、私を信じて戴いて…なんて言ったりして。
確かに、疑うことは大切です。
大きな声では言えませんが、私も疑いながらここまで来た一人ですから…
いや、今でも「鵜呑みにせず」自分の疑問と向かい合って合気道に接しています。
でも、先の会員さんのように「上手く割り切れる人」になることがその分野で上達する一つの「知恵」かもしれません。
少なくとも、私のの指導経験上では100%そうでした。
だから、会員さんから先のような「敢えて、打撃でない攻防も…」なんて言葉が聞けると嬉しくなってしまいます!
まぁ、とはいっても、たまには得意の打撃を生かしてもらって、私のスキルアップにも付き合ってもらおうと思っていますが…(笑)
なんて、したたかなことも考えている私でした!
今回の審査受験予定者が合格すると、また組手をする人が増えることになります。
その彼も、某フルコン団体で数年続けていた方です。
その方は、大柄な方ではないので、体格差を埋めるような組手をされてきたと思います。
私の勢いだけの打撃組手の是正に一役買ってもらおうかな…なんて(笑)
私だけでなく、合気道を中心に、会員全員が刺激し合える稽古になると面白いと思っています。
当教室には、それぞれ経歴を持った方々もいるので、それぞれバックボーンを提供、教授し合いながら、独自の合気道像を作って欲しいと思っています。
そういう、垣根のなさが当団体の良いところでもあると思います。
少なくとも、当教室ではその「自由感」は魅力の一つではないかと思っています。
あっ!当然、基本は合気道で、総合系を目指している訳でも、合気道から離れていこうとしている訳ではありません。
合気道を生かして、より護身術として対応できるものを身に付けていきたいという願いがそこにあるだけですので、誤解しないでくださいね。
と、久し振りに長文かな?
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■少年・少女部
進級・昇段審査でした。
当団体の少年・少女部の進級・昇段審査は、半年に一度行い、その月の最終週に行うのが通例となっております(絶対ではないようです)
当教室では、受験者数が多い場合、二週に分けて審査を行います。
一週目=基本動作の審査
二週目=基本技の審査
という感じです。
今回は、基本動作の審査を行いました。
当教室の場合、点数で合否を決定しています。
礼法、元気の良さ、技のメリハリなど、いくつかの基準を設けて、点数審査をしています。
当然、私の主観が一切入らないようなことは出来ないのですが、点数制にすることで、極力、公平な審査にしていきたいという気持ちも入っております。
その点数制を、前回の審査で少し厳しめにしました。
四級受験以上はちょっと厳しいかもしれません…
また、少年・少女部の一級以上は、一般部に移った場合に飛び級が認められています。
一級=一般五級受験から可能
初段=一般三級受験から可能
弐段=一般一級受験から可能
参段=一般初段受験から可能
といった感じです。
そのため、当教室においては、一般部に移っても、それぞれの(飛び)級受験資格を持つ実力はあるだろうと思われるレベルに達して欲しいと思っています。
それでないと、何のための飛び級だか分らなくなると思っているので…
ですから、前回は最初の導入でしたので少し甘くしましたが、今回からは本当に厳しく見る予定です。
※子供なので、完全に大人のレベルを求めず「稽古に対する姿勢からくる可能性」も当然考慮します。
それにしても、「少年・少女部から一般部へ…」なんてことを考える様になるくらい教室を続けてこられたのと、小学校低学年から始めた子達がそれだけ長く稽古を続けてくれていることに嬉しさを覚えます。
基本動作の審査のみでは合否の感覚は全く分かりませんが、気を抜かずに次週も頑張って審査に臨んで欲しいと思います。
受験者以外の会員に対しても、おしゃべりしたり、他人の審査を見ていなかったり等の審査中の態度が悪い場合、1回の注意で不合格にさせます。
それは、この前に審査でも同じでしたが、次週の審査でも変わりません。
「他の人も…」なんて言い訳は通用しません!
“私が気が付いた時に、その行為をしていた者”
それが全てです!
他人がそうだから、自分もしていい理由にもなりませんし、私が見ていた時に態度が悪かったことは事実なので、見つかったものは無条件で不合格です。
いつ私に見られても態度が乱れていないことが「当たり前」なのですから…
「見ることも稽古です!」
気を抜かないように!
そういう意味では、私は厳しいですよ!
自分の審査が終わってホッとしていると、思わぬところで不合格にされるので、気を付けてください。
■一般部
審査稽古
新入会の女性会員、別メニューでの稽古も今回か次回で終了となり、一般の稽古に混ざる予定です。
審査もあるので、おそらく7月から一般稽古に参加することになると思います。
それまで、基本動作をゆっくり見直すようにして、スムーズに一般稽古に移れる準備をして欲しいです。
あと、やはり女性は体が柔らかいのですね!
蹴りの動きがしなやかでした。
あとは、だんだん力強く打てるようになるように稽古を積んでください。
彼女に一つ言うなら、基本動作は…
「すべてにおいて、動作を大きく!」
でしょうか…(笑)
頑張りましょう!
あと…
「上達する会員は、良い意味で割り切れる人だ!」
そんな話を昔仲間としていたのを思い出すことがありました。
当教室には、空手団体で今も稽古を続けている方がいて、その方と話していた時に彼が…
「ここでは、敢えて打撃を使わない処理を学びたい」
というようなことを私に話すんです。
これは嬉しかったですね!
そういう気持ちで稽古に臨んでくれたなら、合気道が上達する可能性は当然のこと、今習っている空手にも良い影響を与えられると思いました!
次の方々は、よくいるタイプなんですが…
・私の習っていた団体の打撃ですと…
・そう動くなら、こちらの方がいいんじゃないですか…
(雑誌にもそう載ってましたし)
・その部位を極めるなら、この方法の方が楽に極められますよ…
etc.
いやいや…
否定はしないし、そういう面もあるでしょう。
私は、出来るだけその動きの意味を自分なりに解釈して伝えているつもりです。
しかし、そんなことに付き合っていたらキリがないでしょう?
“私の団体だったら…だと?”
うちだって、打撃のパターンは一種類じゃなくて、あくまで基本の打ち方だし…
それに、打撃中心の団体じゃないから、限られた時間の中でその多くを指導するのも限界があります。
合気道の技がある程度身についてから「勉強会」のような形で、フォローする方が適っていると思っています。
また、その団体を引き合いに出すなら、辞めずにそこを続けていればいいじゃないですか!
まぁ、私は貪欲ですから、その団体の動き(打撃)に関してはしっかり聞いて、盗めるものは盗ませて戴きますけどね!(笑)
でも、「私が習ったものは…」なんて言っている人は、絶対に新しいものを吸収することができません!
“こちらの動きの方がいいのでは…”だと?
合気道は力を使わない武道とか言われていますが、それは誤解で「余計な所に力を入れずに大きな力を出せるように工夫された体の使い方をする武道」と言った方がいいと思っています。
そのためには、日常馴染まない筋肉を使うこともありますし、馴染まない動きを求めることもあります。
“こちらの方が極めやすい…”だと?
先にも書いた、合気道の力の入れ方、極めるポイントがあるんです。
単純な関節技ではない面もあります。
それに頭だけではなく体で納得するのには、残念なことに1年やそこらでは無理かと思います。
組手や試合、もしくは護身術としてはその「楽と言われる方法」を用いてもいいと思っています。
あくまで、技のバリエーション、枝葉の部分として。
ただ、私は「せっかく合気道を学ぶなら…」と思ってしまうんですよね。
単なる関節技に見えても「その先」があったりします。
それは合気道に限らず、どの武道格闘術でもそうだと思います。
ゆえに、安易に「こっちの方が…」と思う前に、合気道の恩恵を受けようと指導内容にも目を向けて欲しいと思っています。
私は、無駄だと思ったら執拗にその内容を押し付けたりしない指導員ですから…(笑)
私は、稽古でぶん殴られたりしながら、自分なりに合気道の形を模索しています。
しばらくは、私を信じて戴いて…なんて言ったりして。
確かに、疑うことは大切です。
大きな声では言えませんが、私も疑いながらここまで来た一人ですから…
いや、今でも「鵜呑みにせず」自分の疑問と向かい合って合気道に接しています。
でも、先の会員さんのように「上手く割り切れる人」になることがその分野で上達する一つの「知恵」かもしれません。
少なくとも、私のの指導経験上では100%そうでした。
だから、会員さんから先のような「敢えて、打撃でない攻防も…」なんて言葉が聞けると嬉しくなってしまいます!
まぁ、とはいっても、たまには得意の打撃を生かしてもらって、私のスキルアップにも付き合ってもらおうと思っていますが…(笑)
なんて、したたかなことも考えている私でした!
今回の審査受験予定者が合格すると、また組手をする人が増えることになります。
その彼も、某フルコン団体で数年続けていた方です。
その方は、大柄な方ではないので、体格差を埋めるような組手をされてきたと思います。
私の勢いだけの打撃組手の是正に一役買ってもらおうかな…なんて(笑)
私だけでなく、合気道を中心に、会員全員が刺激し合える稽古になると面白いと思っています。
当教室には、それぞれ経歴を持った方々もいるので、それぞれバックボーンを提供、教授し合いながら、独自の合気道像を作って欲しいと思っています。
そういう、垣根のなさが当団体の良いところでもあると思います。
少なくとも、当教室ではその「自由感」は魅力の一つではないかと思っています。
あっ!当然、基本は合気道で、総合系を目指している訳でも、合気道から離れていこうとしている訳ではありません。
合気道を生かして、より護身術として対応できるものを身に付けていきたいという願いがそこにあるだけですので、誤解しないでくださいね。
と、久し振りに長文かな?
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