未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

合気道とデトックス

2005-10-23 17:07:00 | デトックス
先日の金曜日は飲み会で、かなり無理をした。
お酒の量というよりは、寝不足が堪えていた感じであったが…

翌日(というより当日)、散髪に行ったり、別にやることが色々あって、寝ることすら殆ど出来ない状態のまま、夕方の武器術&体術の稽古に向かうこととなった。

正直、稽古を休みたいなぁ…等と思ったが、先週も都合により稽古に行けなかったので、無理をして行くことにした。
始まってしまうと、体のだるさも感じる事もなく稽古に打ち込めた。
お酒による少しくらいの気だるさや疲れは、そこそこ汗をかくと逆にスッキリするものである。
体を動かし、血行が良くなると、体を気持ちよくさせる作用があるのだろうか?
そういう経験は、稽古を通じて感じることが多くある。

最近「DETOX(デトックス)」だったかな?体の毒素を出しましょう!といグッズや施設、運動が流行っている。
ヨガなどは、注目を浴びているものの一つである。
合気道の稽古も解毒作用につながると言えないだろうか?
・綺麗な姿勢(武道は姿勢が肝心)
・有酸素運動
・下半身や重心の位置を意識した動き
体内の毒素を出すために有益なものが、含まれていないだろうか?
稽古後の疲れや脱力感の中にある“爽快感”は、正に何かを解毒した清々しさがあるように思う。

逆にこんな事もあった…
私が高校生だった時の話である。
当時、私は空手を習っていたのだが、風邪のひきはじめで、頭がクラクラしていた為、稽古に行こうか悩んだ時があった。
その時に私が下した結論はこうだ。
「熱が出た時、汗をかくと治るというじゃないか!稽古で汗を出せば治るんじゃないか?」と思い、フラフラする体に鞭打って、稽古に参加した。
稽古自体何とかついて行くことができたのだが、身体が回復に向かう気がしない…
治るどころか、逆に悪くなってきている気さえする…
結局、体調が悪化して、その後、家で寝込んでしまった…
それはそうだろう!
汗をかく意味が違うし、稽古で流した汗が冷えたことにより、微熱状態の身体には逆効果となってしまったのだ。
それに、やはり風邪を治す時は「安静にする」と言うのが基本だと思う。
それなのに、ハードな稽古をして、心臓や肺に負担をかけていては、治るものも治らない。
何とも頭の悪いお粗末な体験談である。

これは極端な例で、真似をして欲しくないが(誰もしないと思うが…)、多くのスポーツや武道もそうであろうが、合気道の稽古にも、解毒とは言わないまでも、稽古後の充実感と汗をかくことで得られる爽快感を感じるのは確かである。
よく、「昨日のお酒が汗をかくことで出てきた」と言うではないか!

自分の不摂生から合気道の素晴らしさへ話を持っていこうとしたあたり、若干の強引さは出てしまったが、日ごろの運動不足や不摂生が原因からくるチョイ辛(ちょっと身体が辛いという意)の時は、稽古で汗を流すことをお勧めする。
コメント
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