未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

なぁ~にぃ?やっちまったなぁ!

2007-02-26 01:08:49 | 他、武道・格闘技
亀田三兄弟+親父、私は結構好きである。
そして、応援もしている!

それを前提として、以下感想。

先日TVで亀田大毅の試合を見た。
相手は、WBA世界ライトフライ級4位のビッキー・タフミル。
結果は、3回1分18秒亀田大毅のKO勝ち。

大毅選手は、パンチ力もあるといわれているし、トレーニングも真面目にやっているだろうし、決して弱い選手ではないと思う。
しかし、試合内容を見ると何か腑に落ちない…
ボクシング好きの私ではあるが、私が心熱くしてきた時代のボクシングテクニックや試合運びではもはやないのであろうか?
見ていて違和感がある。

大毅選手が弱いという訳ではない、また、皆がすぐに言う「八百長」とも決め付けたい訳でもない。
この違和感はなんなのだろうか?その後のニュースを見たりして考えてみた。

恐らく…
まぁ、単なるボクシング好きな、ド素人の私が感じただけの違和感であるが…

相手のビッキー選手、動きに精細さがないにも程があるんではないかい?
1Rからフットワークもなく、打ち合いの距離にいるのに、殆ど打たれにいっているだけ…
大毅選手のパンチが強すぎるという考え方もある。
しかし、いくら体調不良・動きに精彩を欠いていたといっても、戦績30戦以上で無敗できた選手なんだろう?この動きはガッカリだった。

それに、階級もライトフライ級で、世界4位の選手である。
ライトフライ級って、かなり軽量級の選手だぞ!
一発狙いの選手よりは、フットワークを使ったボクシングをする選手の方が多いんでないの?
それなのに、フットワークは使わないわ、スピードはないわ、打ち合いの距離で臨むわで、「これなんなの?」と思わざるを得ない試合であったような気がする。

確かに、元々スパーフライ級の大毅選手は、ライトフライ級の選手に比べて3kg近くく重いといえる。
3kgの差はパンチ力に大きく影響を与えるので、ビッキー選手にとって、大毅選手のパンチはとてつもなく重く感じたのかもしれない…

でもなぁ…
最初からフットワークのフの字も見えなかったビッキー選手の動き。
軽量級30戦以上無敗の名に傷がつかないのだろうか?
体重をスーパーフライ級に合わせたため、動きが重くなったと言うのだろうか?

今後もこんな試合しかマッチメイクしてこないのであれば、大毅選手の実力、亀田兄弟の実力は別として、ボクシングファンが離れていってしまわないか心配である。

私も、豪快なKO勝ちを期待する者の一人ではある。
しかし、いくらプロのリングでエンターテインメント性を考慮に入れなければならないとはいえ、過剰演出&期待をすると、K-1のような末路になってしまわないか危惧している。
スター選手や話題性のあるマッチングばかりに注力されていて、選手自体の成長は二の次(?)にされているような現状のことである。

私は、選手の身体を労わり、本物の実力拮抗した選手同士の試合が見たいのである。

プロの世界である。ビジネスの世界である。
大人の事情があるだろうことは想像できるし、否定しても仕方がないと思う。
でも…
ガッツ石松・具志堅用高・渡辺二郎・ハグラー・レナード・カマチョetc.私が心を熱くした各名選手&チャンピオン達。
彼らの実力、相手の実力に偽りはなかったように見える。
ガッツ石松なんかは、後に負けてしまうが、「石の拳」ロベルト・デュランと世界ライト級チャンピオンをWBCとWBAで別っていた程の男であった。
ボクサーとしては、私の中でかなり尊敬のできる方である。

渡辺二郎の防衛戦で、世界ランカーとはいえ、明らかに実力が下の選手(勝屋選手だったと記憶している)とのタイトルマッチが決まった時に、渡辺二郎は「私が彼とやる意味があるんですか?」と明らかに相手にしていない発言をしたと言う話を聞いている。
それで、渡辺二郎は危なげなく早いラウンドでKO勝ちをしてしまった。

こういうやり取りと実力ある選手にワクワクしたものである!

亀田兄弟の実力は否定していないし、最初にも書いた通り、私は応援している側の人間である。
だからこそ、見るものをワクワクさせるようなマッチメイクとワクワクするような実力ある相手との面白くもドラマチックな試合を期待したい。

今回のような、刺青だけの動きに精彩を欠いた、何のドラマ性もワクワク感も起こらない選手を当て馬のように試合実績だけをこなす真似はして欲しくないと思った。
プロなんだから、実力に偽りなく、その他の演出で実力がより輝く見せ方をして欲しいものだ…

実力はあるのに、そういう評価をしてもらえない試合演出は、本当に選手が可哀想だと今回の試合でも感じた。



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挨拶

2007-02-14 16:25:52 | 日常
2月24日(土)17:00~放映予定
日本テレビ(4ch)「グッドルッキンクラブ」
※一部の地域では曜日時間が違います

代表師範 櫻井文夫が合気道の達人として紹介されます。
番組では、アンガールズと共演します。

合気道S.A.本部ホームページの出演情報もご覧ください。
http://aikido-sa.com/tv.html



先日の稽古をで改めて感じた。
少年・少女部を指導していて思う。

楽しくやって欲しい!
そこで新しい友人や付き合いが始まって欲しい!
長く続けて欲しい!

そう思う反面、ここは学校じゃない!という気持ちもある。

いや、そんな事を書いたら学校に失礼かもしれない。
今、学校教育で問題視されている、ゆとり・自由・子供主体の教育と同じ気持ちで参加をして欲しくはないと言えばいいのだろうか?

どちらにしろ、現場で一生懸命指導している尊敬できる教師を身近に数名知っているだけに、先のような決め付けた発言はいけないのだとおもうが、あえて言わせてください…(済みません)

まず、礼儀作法。
落ち着きがないのは多少仕方がない。
しかし、仮にも私は、合気道を指導する事にかけては、参加している子供達の全てより勝っている。
この当たり前の前提を書かせてもらったのには理由がある。

であるなら、学ぼうとしている人は年齢関係なく、教えてくれる人は、その世界の“目上の者”となる。

目上に対しての言葉遣いや態度がなっていないのは、残念ながら「子供と同じ目線」で「友達感覚」で接しようとする現状の教育理念が一因であることは否めないと思う。
それは、学校教育に限ってはいないと思うが…

ちょっと前の稽古でのこと…
私が注意する。
その子は、黙って聞いている。
私が「分かったのか?」と問いかける。
その子は黙ってうなずくだけ…
もう一度「分かったのか?」と聞いてみる。
その子は、またうなずくだけ。
仕方なく、ヒントをあげようと「声を出せ!」というと…
「うん…」とその子は答えた。

私は、「“はい”と答えろ!」と少し大きな声を出す。
それで、やっと「はい」と返事をしなおす。

その子に関して言えば、このやり取りは、残念ながら日を変えて数回あったのである…

大人びた敬語を使ってほしいとは思わないが、挨拶と返事はしっかり身に付けて欲しい。

また、私は時折大きな声を出して子供達を叱る。
ありきたりなことを言うが、子供達が憎くてのことではない。
皆、可愛いし、真面目に稽古をして成長してくれる姿から、彼らに喜びを与えてもらっている。

まだ、教室を始めたばかりの時。
人様の子にどう接してよいのか分からず、かなり気を遣って、甘い稽古をしてきた時期があった。
また、私の中にも「子供だから、このレベルまでしか無理だろうな」と勝手にハードルを下げてしまったのもあったかもしれない。
するとどうだろう?
気持ち的にも張りを感じなく、「教えてくれるから…」という事なのか、技の覚えも良くなかった。(あくまで今と比べてであって、その当時は、それでも良くできていると思っていた)
前にも書いたが、進級審査でも「どうせ不合格者は出ない」という暗黙のルールが勝手に出来上がり、審査に対しての緊張感もなくなっていた時期があった。

これらの原因は、会員の意識と私の指導に対する覚悟・意識の甘さだと考えた。
会員の意識を高めるには、普段の稽古に緊張感を与えなくてはならない。
緊張感を与えるにはどうしたらよいだろうか?
私自身が、叱る事にも審査を不合格にすることにも覚悟を決めて望まなくてはならないと思った。

今もよく大きな声を出すが、それでも始めの頃に比べれば、子供達の成長に伴い減ってきている。
怒られて、稽古に参加をさせず、ひたすら壁に向かって正座をさせたこともある。
最近は、ここまでふざけている子がいないので、見かけない光景になったが、覚悟を決めてからは、そんな事の繰り返しで、叱っている私の気持ちが参ってしまいそうだった事もある。

でも、やってよかったと思う。
親御さんの教育がいいのか、本当に自発的に稽古後は私のところによってきて「ありがとうございました!」と皆が言ってくれる。
やはり挨拶は気持ちのいいものだ!

入り口の靴も、塩田先生の真似をして、ちゃんと整理するように言ってみた。
すると、現在は多少の乱れはあれ、脱ぎ捨てたまま教室に入ってくる子は減ってきている。

武道教育とは、そういうものであると思うし、先生と生徒は「友達」でいてはいけないと思う。
以前、櫻井代表師範がこのようなことを仰っていたことがある。
「子供は絶対に大人に勝てない。だから、それを意識させなくてはならない。」
「すると、子供は相手の顔色を伺うようにもなるし、自分の我を通したければ、自分なりに考えて大人にぶつかってくるようにもなる。」
「絶対勝てない相手とどう付き合うのか学ぶ事を考えるようになる。」
確かに、最近は「子供の人格を…」などと、過剰な子供への人権意識が芽生えすぎている気がする。

私は、子供は大好きだが、教室内では絶対に同じ目線で立つことはしないつもりである。
また、礼儀挨拶のできない会員には、遠慮なく大きな声を出して叱ろうと思う。
そういった緊張感を「脅し」と受け取るなら仕方がない、「もう少し大人になってから苦労してください」と言うしかない。

言い訳を言うようだが、私の接し方をみていたら、決して子供達に対する憎しみの情で注意をしていないことに気がついてもらえると思う。

稽古と緊張感

これは、怪我をしないという一つをとっても必要な事なのである。

そのために、これからもビシビシ鍛えていきたいと思うので、少年・少女達よ覚悟しておきなさい!(笑)



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TV放送!

2007-02-09 22:59:55 | 合気道
今日は、合気道S.A.からのお知らせです。


2月24日(土)
日本テレビ(4ch)
17:00~放映予定
番組名「グッドルッキンクラブ」
※一部の地域では曜日時間が違います

代表師範 櫻井文夫が合気道の達人として紹介されます。
番組では、アンガールズと共演します。

合気道S.A.本部ホームページの出演情報もご覧ください。
http://aikido-sa.com/tv.html

私もTV紹介されてみたい。



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強い力を出すことと姿勢

2007-02-07 11:12:26 | 合気道
私の指導する戸田教室の一般部に、最近中学生が入会した。

真面目に稽古に取り組んでいるのと、若さなのだろうか、覚えもよく色々吸収してくれているようだ。
この調子で、毎日少しづつ成長して欲しい。
決して焦ることなく、自分のペースで。

あと、代表師範の稽古の方でも、少年部から一般部へ移籍してきた高校生が二名いる。
私が言うのも僭越だが、彼らも真面目に稽古に励んでいるようだ。

そんな若さ溢れる彼らは、これからどんどん体力が向上して、力も私のような下降線の時期ではなく、上昇時期にある者達である。

故に、基礎体力のみで十分に相手に効果的な力を出すことも可能なのだ。
そうなること武術的な弊害がある。

姿勢・フォームの崩れ

強い力を出そうと思いっきり打とうとしてしまう。
私は、始めのうちは力んで、力が入りすぎた打ち方をすることを否定はしていない。
しかし、それは基本のフォームを守ったゆえでの力みという意味である。

先の若者達が、突きや蹴りの稽古をしている。
軸も姿勢も何もなく腕をブンブン振り回してしまう。
強く打とうと思えば、自然とやってしまうことだと思う。
しかし、武術的にはそれではいけない。
打った後の姿勢は、崩れてしまってはいけないのである。
崩れた瞬間、相手の攻撃を許す格好の餌食となってしまう。

TVで見る格闘かでも、ムチャクチャに打っているような姿を見ると思うが、彼らはその前にしっかりと基本を学んでいる(と思う)。
基本を学び、軸を意識し、自分の重心を意識した後だから、多少崩しても問題はなくなるのだ。
逆に、綺麗な軌道ではない分、相手に与える衝撃や威力も大きくなる。
ファッションでいえば、基本コーディネートを踏まえているからこそ、少しの着崩しがお洒落になるみたいなものだろうか?

そこまで行くためには、“基本の形”が大事だと思う。
武道・格闘技の種類によって違いはあるが、基本があり、そのどれも自流の技が生きるように形成されている。
それは、ビックリするくらいそれぞれに理由がある。
正確に発力(力を出すこと)をしたければ、自分の学ぶ武道・格闘技の基本フォームを覚えた方がいい!
初めは力むのではなく、ゆっくりでもいいから、綺麗な形、綺麗な軌道を意識して、次第に体重や力を乗せられるようにしていけばいいと思う。

私も若い時に柔道・空手を学んでいた時は、力みまくっていた。
力で少しくらいのフォームの乱れなど補えてしまうのである。

後に、中国拳法・合気道を始めて姿勢の重要さに気が付いた。
いや、柔道・空手でも気が付いたのだろうが、若かったのとその段階まで稽古をしてこなかった自分の未熟さもあるのだろう。

武道を始めたばかりの方、まずはフォームを大切に!
我流もいいけど、それでは道場に通う意味はないよ!
習っている武道の恩恵に預るなら、積み重ねから出来上がったフォームを大切にしてみよう!

私も指導を通じて、基本の形がどんなものなのかを気付かせ、伝えていかなくていくつもりだ。

そして、自分の中心軸にある程度自信が持てるようになってから、自分なりの崩しで遊んでみてもいいと思う。

姿勢とは美であると同時に力である。

と、私は考える。



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