未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

頑張って!

2006-12-13 14:05:39 | 合気道
昨日の稽古

少年・少女部は、進級審査であった。
人数が多いので、二週に分けて行っている。
昨日は、基本動作の審査
来週は、基本技の審査
と分けている。

このブログを少年・少女部の会員本人またはその保護者の方々がどのくらい見ているのか分からないが、昨日の印象について少し書きたい。

皆、一生懸命にやっていた。
そして、前回の「誰でも合格するんだろう?」という感情からくる“なぁなぁ”の雰囲気もなかった。
それは凄く嬉しい事だった!

このままの気持ちを保ち、来週の基本技審査に臨んでもらえれば、殆どの子達に合格を推薦することが出来るだろう。
私が、少年・少女部の審査に求めることは…
第一に、真面目・真剣に取り組む姿勢である。
他には、一般部同様「審査という緊張状態のなかで、平常心を保ち、体技を表現することが出来るのか?」や「技の完成度」などもあるが、やはり、真面目さを優先してみている。
そういう意味でも、昨日の審査態度は、誰もに合格点を与えられるものであったと思う。

しかし、級が高くなり、段位を狙うようになると、先のような基準だけでは合格を推薦する訳にはいかなくなる。
私の教室では、その入り口が三級であると定義している。

今回の三級審査の受験者数6名。
私の個人的な希望を申し上げれば…
技の正確さは以前より増して欲しいし、それに伴って、後進の指導(と言うと大袈裟か?)にも当たってもらいたい。
まぁ、新しい子達に技を教えられるくらい理解して欲しいということである。

その為には、名前と技は一致して欲しい。
昨日の基本動作審査は、時間の都合もあり、3名づつで行った。
すると、自信のない者は、他の者の動きを確認してから基本動作を行う。
技と名前が一致して自分で表現できなかったら、他人に教えることは出来るはずもない。

昨日の審査では、残念ながらこのような子が2名いた。
それまでも、「周りを見ながらではなく、自分に自信を持って行いなさい」と言ってはきたのだが、私も目をつぶってきたし、実際に合格をしてしまうと、本人も私の言葉が頭に残らないのだろう。

しかし、三級以上はそれを認めることはしたくない。
自分に自信が持てずに、人の振り見て真似するような態度であれば…
審査をする上で、大きな減点とさせてもらっている。
当教室では、審査は点数制で、ミスや内容によって点数を決めて審査をしている。
合否に関しても、その結果、基準に達していなければ不合格にさせてもらう。

当教室の少年・少女部は、三級以上から自由組手が稽古内容に加わることになる。
自由組手とは、突き、蹴り、投げるの技を自由に出し合い、相手を制することを目的とする稽古である。
武道の稽古では必要な稽古ではあるが、真剣に行わなければ、怪我に繋がる恐れのある危険と裏腹の稽古といってもいい。
いい加減な気持ちで合格を繰り返し、稽古をまたは審査をバカにしているような子では大怪我をしてしまう恐れがある。
それは、指導の責任者としても避けなければならないことである。

私の教室では、審査を通して普段の稽古の真剣度をまず見る。
そして、審査という「やらなければならない時」の場をわきまえて、真剣に臨む事が出来るだろうか?を判断している部分もある。

だから、人の動きを見ないと自信を持てない様な意識でしか稽古をしてこれなかった子には、次のステージである「組手稽古」に進ませる訳にはいかない。
三級以上の審査を厳しくしている理由は、ここにもある。

他の教室はどうか知らないが、私の指導する教室では、会員に以上のような意識で臨んでもらいたい為、この審査基準は続けていきたい。

ということで、昨日、人の動きを見ていた三級受験者2名には、来週はより奮起して審査に臨んでもらいたい!


一般部は、無事審査を終了させて、その後の一杯を楽しみましょう!
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