進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

政策競争ではなく、理念

2011-08-27 15:18:48 | 政治
私は昨日↓このように書いたのだが

民主党代表選挙で感じる「挙党体制」というワードへの違和感
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/dd7c9e59214337d0542f2870bbbc2791

小幡さんが↓こう書いていた。らしいなと思う。

民主党代表選挙 政策はいらない(小幡績)
http://agora-web.jp/archives/1374610.html

両者は違うものと思われるかもしれないが、案外同じことを言っている。
小幡さんは以前から政策議論よりも組織として真っ当であることが重要と言っている。
実は、当Blogでもずっと同じことを言っている。
なぜなら、私はビジョナリーカンパニーの信奉者だからだ。

正しい政策、戦略を目指しても無駄である。
正しい理念がその前になければ全てが徒労に終わるのだ。
組織にとって決定的に重要なのは、まず第一に理念と人材なのである。
ドラッカーも人材に関しては唯一組織の力ではどうしようもない資質として真摯さを強調している。

そういう意味で、私は政党が競争すべきものは「政策」ではなく「理念」だと思っている。

【AKB48】 総選挙における大島優子さんの発言の真意

2011-08-27 14:17:07 | AKB48
昨日、実に素晴らしいコメントを頂きました。
より深く考察する機会を頂いたという意味で、大変に感謝しております。

コメントを頂いたエントリは↓こちらです。

AKB48総選挙「票数はみなさんの愛です」を理解できない人は愛を理解できない。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/58349ed15207899654aa8e85f2113cdd

このエントリは、私が、AKB48の第3回選抜総選挙における大島優子さんの発言に関する批判について文脈を読まない低レベルな批判だと、批判を批判したエントリです。

もともと、批判されていた大島優子さんの発言部分は以下です。


第三者はいろんなこといいます。
『投票数を何万も買って、本当に総選挙と言えるのか、選挙は一人1票じゃないのか』って

でも私たちにとって、票数というのはみなさんの愛です。

去年は1位になってセンターで歌わせていただきました。私にとっても大切な曲です。
次のシングルは2位ですが思いっきり歌って踊りたいと思います。


批判者は「愛 = 票 = 金」→「愛 = 金」と勝手に解釈して批判しているのである。
そこで私は次のように書いた。

大島優子さんからすれば、批判されているAKBやファンその他ステークホルダーを擁護するため、いんやAKBとは何かについて思うところを述べたかったのではないか。
「総選挙のことで様々な批判があるけれど、私達(ここにはAKBだけではなくファンやステークホルダーも含まれる)にとって総選挙における票は"一つ"の気持ちの表現方法なのです。」と言いたかったに違いない。

どんな分野でも、成功すると様々な思惑を持った人たちが寄ってくる。
そのことによって規模が拡大できたり、目標の実現に近づけたりするというメリットがある一方で、様々な人の思惑が交差するためいろんな制約を受け入れざるを得なくなったり、当初の目標について軌道修正を求められたり、心無い人たちによって攻撃されたりするデメリットも出てくる。
規模が小さい時は、ファンの人たちと一緒に作り上げている感覚があっても、規模が大きくなれば、そうも言ってられないことが出てくる。
夢の豪邸マイホームに住んではみたが、小さな部屋に住んでいたあの時の家族団らんの楽しみが減ってしまったというケースもあるだろう。

あの頃想っていたものと少し違うかもしれないが、それでも自分たちの想い描くものに向かって、ひたむきに進むしかない。
何かを得れば何かを失う、AKBの各メンバーもトレードオフを受け入れながら活動している。
矛盾や葛藤と日々向き合いながら、それでも夢や目標に向かって進むのだという気持ちを強く持とうと努力しているのだ。

そんな背景から出た発言だと想ってみたらどうだろうか。
金だとか利益だとかだけでは語れない何か、心のずっと奥の、言葉で表現し切れない気持ちの、その気持ちの叫びだよ。
それをある時には「愛」っていうだけの話だ。


最近になって次のようなコメントを頂いた。
(お名前はわかりませんが、Unknowさんありがとうございます。)


「票数は」なんて言うから誤解を生む。
少なくとも一般の人はそう解釈する。

あなたの言う通りだとするなら「1票1票は」が正しい言葉だと思う。


「票数は」と使うことが誤解を生む原因であったという指摘です。
私が言うように、本当に

「総選挙のことで様々な批判があるけれど、私達(ここにはAKBだけではなくファンやステークホルダーも含まれる)にとって総選挙における票は"一つ"の気持ちの表現方法なのです。」と言いたかったに違いない。

と大島優子さんが考えているのであれば、「1票1票に込められた気持ち」という部分を強調すべきではなかったかということです。
そこで私は大島さんの立場に立ってみました。
もちろん妄想です。
そこで気づきました。
私には理解していないことがあったということを。
それで、次のようにコメントを返しました。

なるほど。
「票数は」という言葉が特別に誤解を生みやすいとは思いませんが、

でも私たちにとって、票数というのはみなさんの愛です。
→ でも私たちにとって、1票 1票はみなさんの愛です。

確かに、そちらの方が1票の重みを表現できますね。

大島さんが何を言わんとしたのかをより深く考える機会になりましたね。

私は、大島さんが「票数は」と言ったのには、もっと深い意味があると思います。
「票そのものがみなさんの愛」と言いたかったというのもありますが、大島さんはもう少し突っ込んでいて、票数の多寡に判断を加えたいのではなく、ありのままに票数を受け取ろうとしていることから出た言葉ではないかと。
というのも、大島さんは、総選挙の結果として、2位→1位→2位と敗北→上昇→転落という経験をしているわけです。
単純に、票に込められた気持ちを言いたかっただけではなく、どんな票数でも受け止める覚悟があると言いたかったはずです。
「みなさんから自分およびAKB48への愛」そして「自分とAKB48からみなさんへの愛」を言いたかったのだと思います。

「私たちにとって、票数というのはみなさんの愛です。」のうち、「私たちにとって」が「票数というのはみなさんの愛です」を相対化していると私は読みます。

深読みしすぎと言われるかもしれませんが、大島さんが置かれている立場というのは、一般の人が経験も想像もしないほど過酷なものだと思います。
そういう葛藤の中で生まれてきた渾身の言葉、表現はうまくなかったかもしれませんが、文脈としては私はそう受けとめています。


大島さんはAKB48の大人です。

【ドウデモ】 小沢支持は過去のことにしてしまいたい

2011-08-27 11:25:23 | 政治
小沢さんが海江田さんを支持だって?

・・・なんで?

自分を重宝してくれるから?

本当に小沢一郎本人が海江田万里を支持すると言ったのか?

やる気あるんですか。
適当言うくらいなら何も言わない方がマシですよ。小沢さん。

当Blogでは過去に小沢支持を強烈に打ち出していたのだが、もう過去のこととしてしまいたい。

民主党代表選挙で感じる「挙党体制」というワードへの違和感

2011-08-27 00:44:34 | 政治
民主党代表戦で候補者みんなが「挙党体制」と言うのに違和感を感じる。

自民党時代には挙党一致を言う意味は大いにあったと思う。
官僚内閣制だったので、政治は政権与党の体制が挙党一致で維持されることが重要だったからだ。

しかし、民主党が挙党一致を主張する意味がどこにあるのか。
内容の良し悪しは別としてマニフェストという政策を掲げて政権交代した政党が民主党でなかったのか。
マニフェストを変更するしないはあるだろうが、民主党が分裂しないように政策を練り直すという意味だろうか。
つまり、自民党時代の政治に戻るといいたいのか。
民主党にとっての自己否定ではないのか。

初めからそういう要素はあったというか、そうなることは見えていたという意見には同意するのだが、どんどん泥沼にはまっていくように見え、そしてそれが全く軌道修正されそうにないところからみて、組織の論理の力強さを感じずにはいられない。

ドラッカーは組織は人の強みを伸ばし、弱みを無効化するためにあると言ったが、政治の世界を見る限り、逆の効果を発揮することが多いように思う。
ということは、やはり政治関連組織のあり方がそもそも誤っていると考えざるを得ないと、まぁ単純には思う。