進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

プラットフォーム競争についての特別講義

2011-08-23 18:52:39 | ビジネス
プラットフォーム戦略に勝利する『決め手』 (風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る)
http://d.hatena.ne.jp/ta26/20110821

なるほどね。
気持ちはわかるけれど、違いますね。
プラットフォーム競争というのは、そういうことではありません。
私は違うことを考えているので、ちょっと説明しましょう。

個別の話題ではなく、プラットフォーム戦略の本質論について語りましょう。

プラットフォーム戦略とは、

如何に自分は競争しないで、皆を競争させるかという戦略。

です。

広い意味では、例えば地球がプラットフォームですよね。
地球というプラットフォームの上で無数の生物達が競争しているわけです。
でも地球と、その上で生きている生物は競争していないですね。

国家も一つのプラットフォームですよね。
国家間の競争や反国家権力で闘う人々はおりますが、基本的に国民は国家と競争するのではなく、国民同士が競争します。
(グローバリズムの中では民間の活動は国家の枠組みを超えて活動しますが)

会社も一つのプラットフォームですよね。
会社間での競争や労働組合などで闘う人々はありますが、基本的に会社員は会社と競争するのではなく、会社員同士が競争します。

学校も、家族も、地域コミュニティもプラットフォームですよね。

技術や、標準化された規格もプラットフォームになり得ます。

通貨、これは代表的なプラットフォームですね。

いろいろと例を挙げてみましたが、プラットフォームの要諦とは何でしょうか。

つまり「如何に自分は競争しないで、皆を競争させるか」のポイントは何か。

それは、「脱意味化」と「意味化」なのです。

脱意味化:競争しない意味を与える(競争する意味をなくす)
意味化:競争する意味を与える

自分は競争しない ⇔ 相手から競争する意味をぬく
皆を競争させる ⇔ 皆に競争する意味を与える

特定の目的のために脱意味化と意味化を行うことがプラットフォーム戦略なのです。
(戦略=政策(目的)を実現する手段)

だから、プラットフォーム戦略の本質というのは理念であり、コンセプトであり、物語なのであります。

時にそれを信用と呼んだり、ブランドと読んだりするのです。

その信用を担保する力を、どう構築するか、それがビジネスモデルです。

【AKB48】 過去の恋愛経験は不問でよい

2011-08-23 00:24:21 | AKB48
乃木坂46のメンバーが決まったようですね。
やはりノマド&マス(全国区という意味でマス。関係性がという意味ではない)のようですね。
この件については後日また書くことにして今日は↓これらのネタについて。

戸賀崎さんのブログ・発言にファンからの批判が多数
http://akb48matome.com/archives/51763798.html

NMB2期生初公演で島田玲奈が謝罪。罵声を飛ばし出禁になったファンも
http://akb48matome.com/archives/51761939.html

何なの最近のこの流れ
http://akb48matome.com/archives/51763623.html

運営も大変だな。
EXILE魂で秋元康氏が「(恋愛禁止は)緩いルールですよ。」と言っていたことについて諸説出ているが、私はあまり深い意味はないと思っている。
マネージャーの立場で「ルール」について考えるとわかる。

ルールに意味を持たせるためには、実効性がないといけないわけで、口だけでルールと叫んでも何にもならない。
レビューのないルールなんて全く意味が無いのである。
で、本件に関するルールについてレビューすることが可能だろうか。

レビューしようと思ったら各メンバーの私生活に入り込んでチェックする必要があり、相当コストがかかる。
単純にやろうとすると、レビュー対象となる人数が多過ぎて破綻するだろう。
実効性の高い方法にメンバーによる相互監視という手があるが、しっかり制度設計しないと組織内がギスギスしてしまうので不可だ。
(上位メンバーを蹴落として這い上がるための競争原理として組織内に組み込めば、かなり効果を発揮するような気もするが、さすがにアイドルグループたるものメンバー同士の仲良さ度も重要な要素なので難しいだろう。)

これだけ大所帯になってきて考えることは、もうグループとして恋愛禁止とか言わなくても、恋愛発覚したら人気が急降下して自然淘汰されるだけになれば、個々人の意識の問題でハンドリングできて楽だ。
そういう意味で乃木坂46の毎回選抜総選挙は人気をダイレクトかつリアルタイムに反映できて、メンバーの管理コストを低減させる意味でメリットがある。
(でもデメリットもある。この件については日を改める)

また、前に秋元氏が教育機関としての役割を意識しているので未成年には厳しいみたいなことも言っていたが、正直20代も半ばも過ぎて「恋愛禁止ガチで守ります。」と言われてもちょっと苦しい気もするので正直に言って出口戦略を見つけたい気持ちは持っていると思う。
そもそも「恋愛禁止」という言葉は社会人として表立って言いにくいワードではある。
私が秋元氏だったら、インタビューで恋愛禁止について聞かれたらはぐらかしたいと思う。
だから本音はルールとしてというより、実態として(各メンバーの営業活動として)恋愛について考えて欲しいと思っていると思う。


★★★★★★

過去の恋愛については、当Blogでは過去のエントリで書いた通りの見解を堅持する。
NMB48島田玲奈のプリクラ流出問題から読み解く、マネジメント取るべき適切な対応

AKB48としては、運営側としての現実的な解は「過去の恋愛経験は不問、現役は徹底調査の上で厳正に処分。」しかない。
恋愛経験は各メンバーの商品スペックの問題なのであるからして、そこは各メンバーに責任を持ってもらうにして、運営としては現役の恋愛、つまりファンに対する裏切り行為を禁止することに徹底するべきだ。
というかそれしか出来ない。
(乃木坂46ならそれすら必要ないかもしれない。)

何の確証もないから妄想の域を出ない意見ということはあらかじめ言って置くが、今回はたまたまプリクラが流出したから発覚したけれども、明るみになっていないだけで類似の案件は他にもあると思う。
(結構ドキドキしているメンバーいると思うけどね)

しかし、前回のエントリ『NMB48島田玲奈のプリクラ流出問題から読み解く、マネジメント取るべき適切な対応』でも述べたけれども、オーディションへの登録条件として「これまで交際経験があるか」とか記載させるのはいろんな理由から至難の技だ。

(実態は横において)例えば巫女さんなんかは処女であることが場合によっては求めることはできる。
こういった宗教的な理由より、処女性を条件に盛り込むのは、まだよいのだが、アイドルのオーディションでこれは結構つらいところがある。
そもそも、ここで嘘つかれても確かめようがない。
(医学的に確かめるとなると国際的に問題になりそう。)
小さいときからアイドルになるとわかっていればよいが、オーディションに合格するまでまさか自分がアイドルになるなんてと思っているのが普通だ。


そもそも、アイドルが処女である必要もないと私なんかは思うのだが、マーケティングの一環でそういうことを売りにするのはありだとは思う。
いっそのこと宗教的アイドルにするとかね。
だって処女信仰そのものが宗教なんだから、宗教アイドルしかないでしょ。

人間的魅力というのは遺伝的な資質だけではなくて、社会的経験から生まれるものなのであるからして、人として魅力ある女性になることと、アイドルとして求められることの間にはギャップがある。
この矛盾を乗り越えることができるのか。

めんどくさいので、端的に言おう。
AKB48で言うと大島優子さんと渡辺麻友さんの違いといえばわかるだろう。
どっちが是かなんてことではなく、どちらもあっていい。
いろんなメンバー、いろんな意見があってもいい。
ファンがそれを決めればいいのだ。
ファンだっていろいろなのだから、求めているものが違う場合もあるでしょ。
AKB48の各メンバーが同じサービスを提供する必要も無いし。

だから過去の経験がどうかとか運営がコントロールできないことに一生懸命になるのではなく、仕組みとして「今ここ」を表現する方法を考えた方がいい。

ただ、AKB48として提供するのに最低限の社会性は守った方がいい。
AKB48のコンセプトに反するからだ。
犯罪行為はもちろんのこと、真摯さの欠如や不誠実さ、これらは処罰の対象にすべきだ。

ちょっとまとまっていないかな・・。