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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

AKB48第1章「反運営」 → AKB48第2章「反AKB48」 ?

2013-06-12 07:37:40 | AKB48_軽ネタ
ここ数ヶ月の間にジワジワと感じていることを述べます。

決して対立を煽りたいわけでも、陰謀史観に組したいわけでもないと、はじめに強く言っておきます。

(居酒屋談義だと思ってください。)


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大島優子は、「絶対的センター前田敦子」に対比する形で「反運営の象徴」と呼ばれてきました。

前田敦子と大島優子が表現するものは、AKB48第1章を紡ぐ縦糸と横糸であったと思います。

私は大島優子の人格やパフォーマーとしての素晴らしさを大いに認めておりますが、大島優子がAKB48を代表する圧倒的エース・メンバーになった背景には、AKB48第1章を紡ぐ力が後押ししたとも思います。


なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? ~あつゆう、W松井の奇跡~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/954de4b52b6d9d5530d1b34affcd2328

なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? パート2  ~台風の目になれること~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/92b293d05c66aeb0da4973c2be240e39


しかし、今回の総選挙の結果を見て、とりわけ指原の1位を見て、もうAKB48第1章のフレームワークでは語れなくなってきている部分があるのではないかと感じています。

率直に言うと、私は指原の1位が象徴するのは「反AKB48」だと感じているのです。

指原はほとんどAKB48みたいなものだし、推され中の推されなのに、おかしな意見だと思われる人もいると思いますが、「反運営」から「反AKB48」の潮流が起きていて、AKB48の勢いが落ちる中で総選挙が盛り上がるのも、その背景に反AKB48的な力が働いていないかと思うのです。

SKE48のファンの方々からすると「何を今更」感のある意見だと思う(失礼)のですが、それとはちょっと違うと思っています。

いつになっても始まらないAKB48第2章、旧態依然として変わり映えしないAKB48選抜、ファンとは違うところのパワーバランスで決まる運営方針、「ガチ」や「マジ」といった理念が次々と失われていく喪失感、こういった危機意識の下で「リベラル」と「コンサバ」の一部の層が「反AKB48」で結合する動きが起きて大きな力を持ち始めたのではないかと、政策ではなく政局の話になってしまうのですが思うのです。

上位には大きな変動はなく相変わらず保守的な結果だったのですが、背景に流れる潮流の話です。


ここ最近、日本の近代史のアナロジーでAKB48を捉え直そうという提言をしてきましたが、総選挙の結果を見て、やはり今がAKB48第2章への過渡期であると思わざるを得ませんでした。

時は今、激動の幕末(AKB48第1章の終演直前)、前田敦子卒業という黒船から始まる混乱期の最中ではなかろうかと思います。

そして、私にはAKB48が江戸幕府に重なって見えます。

江戸幕府は、革命を成し遂げた薩長土肥などに比して圧倒的な経済力と軍事力を保持していたが敗北しました。

力があっても、その力を目的に合わせて集中することができなければ、力は発散されて、力で劣る勢力に負けることがあるのです。

目的に向けて各要素に持つ力を総合する「総合力」、それを一般的には「戦略」と呼びますが、江戸幕府もAKB48も戦略的敗北を喫するのではないかということです。

(目的を設定することを「政策」という。)

もちろん、AKB48は得票数でもCD売上げでもグループ内ダントツNo.1の地位は確立していますので、第5回総選挙の結果を「AKB48の敗北」と言うのはバランスを欠く表現かもしれません。

48グループ内で最古参かつ本拠地が日本構内で最も周辺人口の多い東京圏というだけでAKB48がNo.1でなければならない理由はありません。

が、テレビや雑誌などマスメディア露出において圧倒的に優位な環境に立つAKB48と他グループとのパワーバランスが変化してきていることは、真摯に受け止めなければならない事実であるとも考えます。

もともと中央集権体制ではない幕藩体制は、幕府の力が弱まると、急激にその力を失いました。

これまでの総選挙において圧倒的な存在感を示してきたAKB48が、その存在感を薄め始めた時、何かが起きるかもしれません。

※AKB48という言葉を秋葉原を本拠地にするグループ「AKB48」の意味で使ったり、48グループ全体の総称の意で使ったりわかりにくくなっております。


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前に「AKB48第2章」で遊んでるだろと言われたのですが、ポストモダンと同じで遊ぶこと自体が楽しいのですよ。

総選挙はどこまで大きくなるのか

2013-06-11 17:32:36 | AKB48_軽ネタ
まだ整理していないのだけど、第5回総選挙は第4回の時と比べて票の偏りが平滑化されたのが面白い。

劇場版に投票券が添付されたことが影響した可能性は高いと思うが(会員系の裾野の拡がりがあるかどうかも興味深い)、全投票数の増加で結果としてより幅広くメンバーに投票がなされたということがいえそうである。

AKB48のCD売り上げが落ち込んでいるのに反して、総選挙曲だけガツンと伸びるのは、各グループの各メンバーのマーケティング方法として、AKB48の総選挙曲に一点集中した方が効率が良いという理解が広がっているからだと個人的には思う。

そういう意味では、前回のエントリで書いたように、今後より一層「個人戦」の様相は強まりそうでもある。

誤解されたくないのだが「個人戦」が悪いと言うつもりは全くない。

前回も少し触れたが、仮に政党政治的な要素を取り込んだ場合、「役」的なものが既得権益化して新陳代謝のダイナミズムが失われてしまう可能性がある。

「個人戦」も大切だ。

ただ、「総選挙重視」も度が過ぎると、大艦巨砲主義と呼ばれる「一発主義」が勢力を増し、日常的な活動に支障が出始める可能性がある。

選挙を「祭り」として楽しむのは大いに結構なのであるが、選挙にだけがんばる層が増えるのはAKB48にとって本意ではないはずだ。

過去にも述べたように、総選挙と日常的な活動の配分バランスが重要だ。


ビックプレーヤや組織票の存在は表層的な問題。選挙結果に追い詰められる運営。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9c0af3a1605a83ef162cceb6e4ed245e


もちろん、多くのメンバーもファンも、総選挙と日常の活動が繋がっているものだという認識は持っているので余計なお世話かもしれないが、少々心配になる。

本質は、成長期待を創り出すことも大事だが、それ以上に実質的な成長がなされることの方が大事だ、ということである。


選抜総選挙の順位が何かをもたらすなどということは基本的に無い、という当たり前のことについて
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/152db3ba0da953193b3d5a5928fa1cfe

たかみな・・
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8e74df841e7fcfa3c300cc79f8760723

AKB48選抜総選挙が醸し出す民主主義のジレンマ ~たった1%の組織票~

2013-06-11 17:03:50 | AKB48_軽ネタ
完全に乗り遅れましたが、ここ数日間、留守にしておりました。

非常に残念ながら、日産スタジアムで順位が発表されている時も中継すら見れていませんでした。

語りたいことは山ほどあるのですが、時間がないので先日のエントリの続きを少しだけ。


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指原の1位、速報結果からある程度に予想されていたこととはいえ、驚きました。

過去最多15万票で、2位の大島優子に1万4千票の大差ですから、完勝と言っていいと思います。

しかし、指原の1位は物議を醸してますね。

私の周りでも悲喜こもごもです。

私としても、いろいろ思うところはあるのですが、今回は次の点についてだけ考えを述べたいと思います。


AKB48の選挙システムでは、「浮動票」は生まれ、一定の力を持ち得るのか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/31873991cb03ee8c8e122726d74a3ca6


私が注目しているのは、結局、AKB48の総選挙は終始「個人戦」にしかならなかった点です。

指原の得票数は150,570票で、これは全体の約5.7%です。(大島は約5.2%)

(150,570 / 2,646,847 = 約5.7%、昨年の大島は約7.8%の得票。)

指原の1位が望ましくないのだとしたら、なぜ事前に組織戦を仕掛けることができなかったのか問題です。

指原の得票率は高々5.7%なのだから、指原と大島以外に投票した人の1%が大島に投票していたら大島が1位でした。

((2,646,847 - 150,570 - 136,503) * 0.01 ) + 136,503 = 160,100票 (約6%)

全投票数の1%を動かせればトップが変わったわけです。(結果論ですが)

いいですか、民主主義の基本である多数決で採決を取る場合は、全投票数の50%+1票が必要です。

(通常は選挙区があって死票が大量に存在するのでその限りではありませんが。)

今回であれば1,323,424票です。

もちろん、AKB48選抜総選挙はAKB48の方針を決める選挙ではありませんので、種類が違うと言われればその通りです。

しかし、皆がAKB48のセンターに価値があると信じるなら、どうしてそれぞれが信じるセンター像を担うメンバーに投票しないのか。

たった1%の組織票で物事を動かせるのにです。

自分の推しメンにしか投票しないのだとしたら、全体よりも個々を尊重するということだから、その結果誰がトップになってもそれは仕方がありません。

こういう考えもあるでしょう。

資本主義というものは、個々人が信ずる道をいくことによって、結果として全体解を見出すことを信じる方法論であると。

AKB48のファンが社会主義ではなく、資本主義を信望するならば、指原トップもどのような可能性も方法論的観点に立てば必然であると言えます。

さて、どう考えるべきでしょう。


かなり乱暴ですが、ここまで来て、ようやく民主主義プロセスとしての「政党政治」の存在意義が認められるわけです。

しかしながら、日本では捻じれ国会など、この政党政治が機能せずに閉塞感が広がっているわけですが、この政党政治を超克する理念に関するヒントをAKB48の選抜総選挙から発見することは果たしてできるのでしょうか。

AKB48の選挙システムでは、「浮動票」は生まれ、一定の力を持ち得るのか?

2013-06-03 12:51:48 | AKB48_軽ネタ

2大政党制の要件は、両党による政策の差異が大きくない事。


というようなこと言ったのは、たしか福沢諭吉だったような気がします。

というのは、両党の政策の差が大きい場合、一方の政党の失敗を取り返そうとする情緒的な反応で、もう一方の政党に極端に振れてしまって極端な政策しか実行されなくなり、その極端ゆえに効果性の低い政策の繰り返しで国家の生産性は地に堕ちるからです。

戦前(太平洋戦争前)における軍部の暴走の背景には、この両極端化して迷走した議会政治の不備があったという説を私も支持します。

自民党から民主党へ歴史的な政権交代が起きた時にも似たような話はありました。

物事がうまくいかない時には、それも追い込まれれば追い込まれるほどに、人々は抜本的で大胆な解決策を好むが、そんな解決策があるならとうに問題は解決されているはずです。

しかし、人々は夢を見がちで、問題が今も存在する原因を誰かの無知や、イデオロギーのせいにしてしまいがちです。

かといって、無駄な対立を避けようと大政翼賛会のような挙国一致が問題を解決するかというと、逆に自分の首を絞める、それも致命的な結果をもたらす結果につながる可能性が高まります。

なぜ致命的な結果をもたらすかといえば、完全知を持たない人間なら誰しも間違えるからで、大衆知や集合知がそのエラーを相殺してくれるなら誰も苦労しないが、間違えるなら間違いを認めてやり方を変えることができないとなりません。

間違いに気づかず、認めずにそのままやり続ければどうなるか、意図せぬ結果が得られることだけは間違いないでしょう。

もう少し間違う側を擁護すると、どんな政策も完全ではないから、どんな政策にも正しい部分と誤っている部分があります。

誤りのない政策などないのだから、誤りがあるからすぐやり方を変えるべき、という意見も通るわけがありません。

ということから、その誤りが望む結果に対してどう誤っているのか、というより望む結果に対して我々はどうするべきなのか、という点について、何が正しいのかという点について論争する仕組みが致命的(致命的な欠陥を避けるという意味で致命的)に重要であり、「様々な考えが衝突や摩擦を繰り返しながらも共存している」、ということは何よりも大切にすべきものだと考えます。

「共存」とは、ただ並列的に存在するのではなく、それぞれが相互依存関係にあることで、その状況を「価値観の多様性がある」といいます。



この「価値観の多様性」というのは夢であるが、実現は容易ではありません。

現実に我々が見ているのは、多次元の価値観が共存する分裂気味の社会です。

過去何度も語ってる↓これです。


第5回総選挙速報結果に思うこと
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/33cdd9ef2f2f8e235db83485bbb6b0aa
マス時代の終わりとアイドル戦国時代、そしてAKB48ネットワーク

 したがって、これから始まる新たな1000年、あるいは100年における我々に課された最大の課題が、それら諸々の組織の自立性を保ちつつ、しかもグローバル企業にあっては主権国家の管轄さえ超えた自立性を保ちつつ、今日では戦時以外は失われてしまった社会の一体性をいかにして回復するかである。とはいえ、我々はいまのところ願うことしかできない。われわれは、いかにそれをなすべきかを知らない。

 しかしこの望みをかなえるためには、これまでに経験したことのないあることが必要となることだけは明らかである。それは、あらゆる組織が、それぞれの機能への絞り込みを厳しく保ちつつも、社会全体のために協同し、各々の政治機関と協力する意思と能力を新たにしていくことである。新たな1,000年を前にした先進国に対し、これまでの1,000年が遺した気の遠くなるほど大きな課題がこれである。



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社会的分裂という観点で思うのですが、

AKB48の選抜総選挙は、もし国政選挙で選挙区が全国で1つしかなかったら(つまり選挙区がなかったら)、何が起きるのかを考えるのに非常にいい材料を提供しているように思います。

私は以前より、選挙区が分かれていないので、投票する人はお気に入りの個人を選ぶことができるため、政党ではなく個人で選ぶようになると主張しておりました。

1人ひとりが小政党のようなものになり、基本、選挙は個人戦になるということですね。

ただ、全体を考える個人による個人戦ならいいのですが、今回の選抜総選挙を見ていても、全体よりも個人の成功が優先されてしまい、どこまでいっても個人戦の様相を呈しているような気がします。
(私個人の感覚的な話)

個々人の立場からすれば、個人の成功が大前提なので当たり前といえば当たり前です。

が、個人が成功するために全体を犠牲にしたのでは、持続的な個人の成功は得られないので、個人と全体の相互関係をしっかりと考えておく必要はあると思います。

前述した「二大政党制の要件は、両党による政策の差異が大きくない事」の文脈でいうと、理想としては、個人の力を全体の革新能力に変換していきながらも、個人による極論によって全体が危機に陥らないように抑制していく力が必要、ということになるかと思います。

個人戦の中で全体を考える力をどう担保していくか、それが可能だとしたら何なのか?

一つの可能性は「浮動票」ではないか、と思います。

ただ、国政選挙では1人ひとりに投票権が与えられているので「浮動票」というものが存在し易いのに対して、AKB48の場合は投票権が有料であるため「浮動票」は存在しにくいと思います。

娯楽(というより道楽)目的は別として、「推しメン」がいないのにお金を払ってAKB48全体のことを考えて投票する層がどれだけいるのか?という話です。

いわゆる「ハコ推し」と呼ばれる層ですね。


AKB48の総選挙システムで「浮動票」はどの程度存在し得るか?

「浮動票」は力を持ち得るか?


という点について、あと何年かかかると思いますが、見て行きたいと思います。






指原の速報1位が巻き起こした「リベラル vs. コンサバ」論争

2013-05-31 13:31:20 | AKB48_軽ネタ
前にAKB48世論を四象限で捉えてみる、という話をしたことがあるのですが、

AKB48における世論を「富国」「強兵」「公議」「輿論」の四象限で捉え直す
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/c4bbb779669e0569b7cc094e323a78bd

上記は世論を「向かおうとしている先」で、目的論的な観点で捉えなおしたものでしたが、「思想」的な観点で捉え直すと、やっぱり「リベラル」と「コンサバ」の立場が出てくるなぁと思いました。

ここでいうリベラルは「自由主義」のことなのですが、わかりやすく「個人(個性)尊重主義」ということにしましょう。

コンサバを「保守」とするとややこしくなるので、わかりやすく「伝統(理念)尊重主義」ということにしましょう。

誤解のないように最初に明らかにしておきますが、ラベル貼りで論理の単純化をしようとしているのではありませんし、ここでのリベラルとコンサバの定義は簡便化しています。

まとめサイトなどを読んでいると、リベラルとコンサバが互いの立場を理解しないまま同じ土俵で議論しているから、議論が集約せず(妥協点が見いだせず)にコンセンサスを得るところまで話が進まない印象を持っているので、立場の相違を理解する一つの助けとして提案した方がいいかなと思っているだけです。

(議論したいだけで、答えを求めていない人々も一定多数存在すると思いますが。)

(当Blogのコメント欄でも同様の相違がみられますね。)


「伝統尊重主義」は(と言えでも一様ではないですが)、基本的立場として総選挙の順位や選抜の編成、運営のあり方について伝統的なアイドル像を追求します。

「アイドル」としてのあり方を尊重します。

その思想的な背景には、AKB48その姿を変節させながらも、あくまでも「アイドルであること」には重い意味があるという考えがあるのだろうと思います。

「アイドル」という分野には、長年の風雪に耐えただけの価値があるのだ、それがAKB48の競争優位だ、ということでしょう。


「個人尊重主義」は(と言えでも一様ではないですが)、基本的立場として、過去や伝統よりも、1人ひとりの個性を大切にします。

オンリーワンな個性を尊重し伸ばそうとします。

その背景には、時代が変われば価値基準もそれに合わせて変わるべきだというものがあり、AKB48の世代交代についても既成の枠に縛られない自由さを認め、結果として大胆な変化が必要だとします。

AKB48は時代を創るのだから、「アイドル」という定義さえも必要であれば拡張・変化させていくべきものだ、それがAKB48の競争優位だ、ということでしょう。



今回の総選挙を見ていて面白いのは、指原の速報1位や松村の速報17位で「リベラル vs. コンサバ」の対立が鮮明になってきたということですね。

これまで総選挙などは個人戦だったのですが、今後は緩やかな自己組織化が起きるか否か、その結果パワーバランスがどう変わっていくか、も見どころです。

岡田奈々の逸材感

2013-05-30 14:27:27 | AKB48_軽ネタ



バラの果実のMV見た結果wwwwwww(AKB48タイムズ)
http://akb48taimuzu.livedoor.biz/archives/28602461.html


わかる。

以前から14期の三銃士には注目しているが、『バラの果実』は岡田奈々のためにある楽曲だと思えてしまうほどに激ハマだ。

岡田奈々と小嶋真子のコントラストも素晴らしいが、岡田奈々と武藤十夢の組合せをもっと見てみたい。

単なる「美人」ではなく、「カッコいい」感じがすごくいい。

これまでのAKB48にあった「カッコよさ」とは少し違うと思う。

秋元才加もカッコいいけど、それとも違う。

アイドル性と知性を併せ持つカリスマの登場だ。

岡田奈々にはまゆゆの時に似た逸材感を感じるが、まゆゆのようなアイドル・タイプではなく、イチローのようにストイックさで尊敬を集めるエース・タイプになりそうである。

(まゆゆはアイドル・タイプから尊敬を集めるタイプになった時に大成すると、個人的には思っている。)

(さや姉の人望を集めるキャプテン・タイプとかもあるよね。)


個人的な感覚だから無理に同意を得ようとか、押し付けようとは思わないけれども、言いたくなった。

あっ、なんか最近いうことがよしりん的?(笑)

ぱるぱるさん

2013-05-29 18:14:51 | AKB48_軽ネタ
『ぱるぱるさん』を初めて観た。


最新のやつ。


クッソワロタwww


ぱるるの眼光はするどいな。


ポテンシャルが半端ない。



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最近、当Blogのアクセスが指原と松村に偏ってる・・

これは過去にない出来事だ。

総選挙効果は恐ろしいな。

なぜ指原が速報1位だったのかは理解不能な領域 ~バースト~

2013-05-29 13:03:04 | AKB48_軽ネタ

つい先日、飲みに行ったら当Blogの大ファンという奇特な方がいらして、(その人はAKB48のファンではないのだけど)少し話をするうちに、その人から2つ注文を受けてしまいました。

「本を出して欲しい」というのと「なぜ指原が(速報で)1位なのか早く理由を教えてくれ」ということだったので、ここで回答させて頂きます。

(その場でもやんわり言っておきましたが)

本を書くことについては、以前からここで説明しておりますが、何も考えておりません。

可能性は「0」だと考えて頂きたいです。m(_ _)m

そして、もう1つ。

なぜ指原が1位なのかですが、私には理解不能です。(笑)

「なぜ1位なのか」と問われると、わからないという回答になってしまいますが、これはゼロ回答というわけではありません。

本質的に「理解不能な領域」に片足突っ込みはじめたのではないか、ということです。

言ってることが理解不能かもしれないので、私の浅い理解で説明しますね。



わからないなりに指原が支持される理由を考えると、私は「それが面白いから」だと思います。

面白いだけではなく、面白いことがありそうだという期待、将来価値も織り込まれての結果かなと。

↓こういうモチベーション3.0という側面もありながら。

なぜ指原や松村は一部に支持を集めるのか ~モチベーション3.0~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/755d889a37779b409738ccbfb40e2ea4

で、それがここまで大きくなるのは、↓これのようなことなのかなと。

SKE48松村香織が支持を集めるヒミツ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9219d9976bfcff6470501d2c529ac36f

AKB48や指原、松村などが支持される要因として、インターネットとITを外すことはできないと思うのですよ。

これまでにない多くのものがネットワーク化され、ネットワーク効果が生まれやすくなり、「べき法則」が働きやすくなったと。

AKB48は、『ブラックスワン』で著名なニコラス・タレブの言葉でいうところのべき法則に支配された「果ての国」に片足突っ込んでいる状態なのではないでしょうか。

つまり、我々が見ているのは、果ての国の「バースト」なのではないか、という予感です。

実際に投票者が指原の圧倒的な速報1位を予測していたかといえば、信じていた人はいたかもしれませんが、予測していなかったと思います。

バーストの発生が予測できるか否かは議論の分かれるところですが、私は予測不能だと考えます。

(識者によっては予測可能だとする説もある。)

だから、私は指原が1位の理由は理解不能だと言いました。


それゆえ、指原がほぼダブルスコアで速報1位になったと聞いた時、私は少し嫌な汗をかいたのです。

指原を脅威だと思ったのではなく、指原の1位が体現しているバーストを制御し続けることができるのか、不安になったからです。

私は、選抜総選挙の投票券がCDに紐づいていて本当によかったと思います。

そのおかげでAKB48は「月並みの国」と「果ての国」とにそれぞれ片足ずつ突っ込んでいる状態でいられるかもしれないからです。



■補足

信者さんからの補足コメントが素晴らしいので、ほとんどそのまま使わせて頂きます!(笑)

基本私はパクリなので。(創造的模倣と言って頂けると助かりますw)

ありがとうございます。

バーストとは?

本来ランダム性を持っている人間の行動が、あるキッカケで共振・増幅され、予期せぬ驚異的な結果を生み出すことがある。

1人ひとりの行動はいたって普通で合理的な選択の結果であるのだが、ネットワーク化された要素の数が桁違いに多いとベキ乗則が働き、1人ひとりの意図とは無関係に全体として予期せぬ結果が生み出されるということだ。

良い意味でも悪い意味でも人々はこのバーストに振り回される。

これはピーク設計の概念を根底から覆す発見である。

バーストの生成過程がパターン化できなければ成す術がないからだ。

当Blogではパターン化できないから本質的に理解不能だと主張しているのに対し、そもそもの提唱者であるバラバシはカオスに秩序が生成される過程はパターン化できるという研究成果を発表している。

この相違に関する神学論争を繰り広げることに意味はないと思うが、当Blogの見解は、投票権がCDに付属している点をもってカオスをパターン化できる余地があるとしている。

(「月並みの国」と「果ての国」)

たかみな・・

2013-05-28 19:45:14 | AKB48_軽ネタ

知人からパチスロAKBのAKBグッズをもろもろもらったのだが・・・

ケバい!!(゜Д゜;)

キャバクラみたい。

狙い通りなのか。

たかみな・・


しかし、KYORAKUはやることが派手だね。


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小林よしのり「人気なき票数は本人の為にならない」(48なぅ)
http://blog.livedoor.jp/akb48love_akb/archives/27597080.html


顧客需要の裏付けのない票数には意味があるか?

という話ですよね。

票数によって顧客需要が創られるなら意味があるし、

票数が一時の期待だけを上げて顧客需要の創出に貢献しないのであれば意味がない。

むしろバブルが弾けた時に期待に踊らされた部分で損失が出る(失望を買う)。

この場合、本人のためにならない。

たぶん、ここはイデオロギー的にも対立意見も出てくるだろうけれど、

成長期待を創り出すことも大事だが、それ以上に実質的な成長がなされることの方が大事だ。

(無限に成長期待を創り出し続けることが可能であればその限りではないが)

だから、「順位を上げる」ことに意味を見出すよりも、「望む順位に相応しい自分になる」ことの方を優先すべきだ。

その文脈で、↓先日のエントリを書いた。

選抜総選挙の順位が何かをもたらすなどということは基本的に無い、という当たり前のことについて
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/152db3ba0da953193b3d5a5928fa1cfe

その上で、やや循環論法気味になるが、「望む順位に相応しい自分になる」ために成長期待を利用するという考えは有りだと思う。

となると「結局、生かすも殺すもメンバー次第」という安易な結論に流れてしまいそうになるが、ここで大切なことは「生かし方」は学ぶべきだということだ。

人は思うようにいかない現実を打破するために、ついつい大艦巨砲主義的で刹那的な解決策を希望的観測で肯定してしまうが、たいていこういう系統のギャンブルは誤りの元になる。

「一致団結し、総合力を結集すれば勝てる。」などというのは何の根拠にもなっていない。

これはよく説教に使うのだが「金を使って楽するな。頭を使え。」だ。

考え、考え抜いてきた知恵者と、金で楽してきた者とでは長期的には天と地との差が出る。

持続的な利益を獲得するために、創造性を活用して「ストーリー」を創るべきだ。

精神論的だけど。

AKB48運営様、システム全体でのシリアルナンバーの管理体制をしっかり説明されるべきだと思います。

2013-05-26 15:10:27 | AKB48_軽ネタ
NMB48モバイルでの複数投票は事実確認がとれた場合、2票目以降無効に(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51879404.html


CDを買うより3倍から5倍くらい安い315円で投票券を獲得できることから問題になっているというのだが、

なんというか・・実に白々しい話で、

前回の選挙の時から↓この問題を説明しなければならないのは、誰もがわかっていたこと。


運営様、シリアルナンバーの管理体制についてご説明頂けないでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/6f5d489a28591adcc706323d18311065


昔と違って、いま選抜総選挙に問題があったら「ネタ」では済まされないのはわかってるでしょうよ。

シリアルナンバーの生成から票の集計までのトータルでシステム全体の健全性や堅牢性を説明する。

こんな当たり前の説明責任を果たそうとしないから、その怠惰からシステムのどこかに大穴が開くのだよ。

下手をしたら社会的信用を失って一気に崩壊するぞ。

遊びでやる部分と、カッチリやる部分はちゃんと分けて、もっと真剣に考えて欲しい。

当たり前の説明もできないレベルの意識で運営しているのだから、モバイル315円の問題など軽い方だと思ったほうがいい。

潜在的にもっと大きな問題が潜んでいるかも。


投票に関する実際の運営主体がどこであれ、とにかくAKB48運営が最終責任を持ってまとめる、これは当たり前だと思うよ。

『思い出せる君たちへ チームA ウェイティング公演』 へ行ってきた。

2013-05-24 14:00:37 | AKB48_軽ネタ



チームAのウェイティング公演を観にTDCホールへ行ってきました。

↓公演の様子はここでどうぞ。(他ではまとめられていない感じですね・・)

5/21 思い出せる君たちへ チームAウェイティング公演 高橋「ウチら最近オシャレだよなー」 横山「そうやで」(よこやまとめ)
http://blog.livedoor.jp/y1o2k0o8/archives/28292568.html


とにかく熱かったです。

熱気がすごくて汗が・・。




感じたことと、考えたことを幾つか徒然なるままに述べようと思います。


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まず、まゆゆ。

公演の開始・終了ともに影アナはまゆゆだったのですが、終了時のまゆゆのハイテンションを聴いてるともったいないなぁと思わずにはいられません。

シラフの人間だったら酔っぱらってるのか?と思うくらいのテンションこそまゆゆの素に近く、もっとこの面が出てくればAKB48に革命が起きるとまで言われて久しいわけですが、本人も言ってるように普段はどうしても仮面をかぶってしまうようです。

個人的には、なぜまゆゆがそうなってしまうのか、すごくわかる気がします。

まゆゆは、アイドルでいる時に物事を左脳で(理性的に)考え過ぎなのだと思います。

ただ、これは「プロ意識ゆえ」にそうなってしまうのだと思うのです。

まゆゆはプロとして、アイドルとして意識を高く持とうと思えば思うほど、いつもの「硬いまゆゆ」になってしまうわけです。

もっと「崩す」ことを覚えないといけません。

もっと右脳で感覚的に反射的に動くということです。

しかし、一方で、私は、まゆゆは今はそのために「引き出し」を創ってる最中であるとも思います。

この点、左脳と右脳がうまくバランスしているのが大島優子だと思いますが、彼女は引き出しも持ってるし勢いも持ってます。

引き出しを持たずに感覚的に動くと単なるバカ(稀に天才的なバカがいる)になってしまうので、まゆゆにとって今は耐える時代とも言えると思います。

アイドルとしては既に「今でしょ!」な時期だと思いますが、「渡辺麻友」としては今はまだ耐える時代だと、私は思います。

私のスタンスは↓これを書いた時から変わってません。


渡辺麻友20-21歳ブレイク説
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4e778f1c3dc08bb6da1ec047e54e7471

AKB48の異質 孤高のアイドル 渡辺麻友
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0233be4defe92c7a9d2ab880ba370925


あと、チームBにいた時、公演では他メンバーと比べて圧倒的な、それこそチームBはまゆゆのチームというくらい存在感があったと思うのですが、チームAになってからは良い意味で存在感が薄まったように感じました。

「エース」というより、「センター」として無くてはならない存在になったというかなんというか、表現の難しいところです。

相変わらずのエースにであることには変わりはないわけですが、自分が出るだけではなく若手を引っ張る、支えることのできるセンターという意味ですかね。

MCの中でも若手をよく見るようにしてる的なこと言っておりました。


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今回は出来る限り各メンバーが何時どう動いているか、など見ようと心がけていたのですが、その中で目立ってたと思うのが田野ちゃんですね。

「動き」で田野ちゃんってわかります。

人によって見るところ違うと思うし個人的な感覚の話になるのですが、田野ちゃんは「動き」でキャラが立ってるなぁと思いました。

動きという意味ではゆいはんもよかったし、いや、みんなよかったんだけど、そういうことじゃなくて「キャラ」の話です。

「ポジション」がよければあまり気にすることでもないのですが、「シルエット」でわかりにくい場合、何かで特徴をつけていかないと認知されないわけなので、これは重要なことだと思います。

汗かいてるなって感じが出てました。

本人も汗かいた自覚があるみたいです(笑)




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それと、これは一つ苦言になるのかもしれませんが、あんにんはもうちょっと大人になった方がいいのではなかろうか・・と思います。

MCでのだるい話し方なんかは変わってないなと思いながらも、それが個性だと思うので、そのままでよいと思います。

が、公演の最後でメンバー全員が最前列に出てきてファンに向かって手を振って挨拶している時、たった一人だけ前まで出て来ず、はけるのも早かったのが目立って仕方がなかったです。

怪我や体調不良、何かの不幸ががあったのかもしれませんので、事情を知らないまま言うのは失礼かもしれませんが、そういうことが苦手な君だからこおそ前に出てくるべきでしょうよ。

やる気がどうとか言っているのでは断じてなく、自分がどうとか関係なく、みんなのために前に出なさい!ということです。

それがわからんうちは子供だと言われても仕方がない。

まぁ厨二病だというなら無理は言わないが。


・・ごめんなさい m(_ _)m


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総じての感想としては、チームAは若手が多いと言われてますが、ベテランと若手のその年齢や経験の差がうまく回ればいいチームになりそうだなぁという印象です。

はっきり分かれていた方が階層が少なくてフラットな関係性を築けるのかなぁなんて本当に何の役にも立たない意見ですが思いました。


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今回の公演に対することではないのですが、久しぶりに公演を観に行って感じた「今後考えるべきこと」を簡単に述べたいと思うのです。

説教にならないようにごく簡単に。

(公演後にビールを飲みながら語った酔っ払いの戯言をかいつまんで)


「思い出せる君たちへ」は劇場公演をやるということだから、基本的には劇場公演をそのままTDCホールに持ってきたという形になるわけで、構成が劇場公演そっくりそのまま、というのはよくわかります。

それが目的の公演「思い出せる君たちへ」だから当然です。


しかし、その一方で非常にもったいないとも思うのです。

公演全般、というより公演の運営についてのお話なのですが、「この公演を観に来たお客さんが次についてどう思うのか?」というところをもっと想像力を働かせて考えて欲しいのです。

チャンスがあればいつでも公演に来たいと思う人をどれだけ増やせるかはAKB48にとっては重要なことですよね。

今は公演のキャパを大きく超えているのであまり気にならないかもしれないけれど、そこにあぐらかいてはならないのです。

もし、劇場のキャパが250じゃなくてもっと大きかったら、違うこと考えませんか?

コンサートのような単発なイベントと違って劇場公演は連続しているものだから、コンサートとは考えるべきことが変わってきますよね。

その場だけ面白ければ、盛り上がればよいというものではなくなるはずですよね。

サプライズで人を惹きつけるやり方は、コンサートのような単発イベントでしか通用しないわけですよ。

じゃ、劇場では何をやるか?

何か大それたことをやるべきだと言っているのではなくね。

これはメンバーだけではなくスタッフにもよく考えて欲しいのだけど、端的に言うと「ストーリーがない」ということなんですよ。

公演自体にストーリーを持たせようということ。

公演の構成やセットリストのことではありません。

「毎回がオリジナリティのある公演でありつつ、前回と今回がつながっている公演であること。」です。


たとえば劇場公演のMCといえばお題をもとに一人ずつ話す、という形式なわけですが、お題をもちっと考えようよ。

MCの中で、たとえばその場を面白くしようとして、いずりなをいじったりするけど、そんなことにがんばるより、次の演目について、を歌う時に考えていることについて話し合ったり、パフォーマンスについていずりなが工夫してる点を引き出すとかした方がいいと思うよ。

この楽曲の難しい点、ここに注目して欲し点を言ったらね、そうすればさ、次の演目の時に、その瞬間みんながいずりなを見るじゃない。

フォーカル・ポイントが創られるわけよ、その場だけのオリジナリティとして。

そうやってセットリストが同じでも一つ一つの公演を生き物として、オリジナルなものとして創り上げていけるじゃないか。

MCの勉強も必要だけど、その場で考える中身のない話もたまにはいいけど、いつも考えていることをその場で出していった方が面白いじゃん。

いつも考えていることだからメンバーに対する見方も変わるよ。

公演の終わり頃には「次回は」とか「次回までに」とか宿題を出しておくとかね。

次回に向けた楽しみも、ファンとメンバーとの話題もできると思うんだよね。


忙しすぎて考える時間がないっていう理由もわかるのだけど。

あっ、最後の方、愚痴になっちゃった・・

第5回総選挙速報結果に思うこと

2013-05-23 20:24:00 | AKB48_軽ネタ
ご無沙汰しております。

余裕がなくて更新が滞っておりました。

つい最近、TDCへチームAのウェイティング公演に行ってきたのでそのことなど

書きたいことが結構あるのですが、慢性的に疲労が蓄積していて・・

今年は速報の図解はキャンセルで・・


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さて、総選挙の速報でましたね!

いろんな見方があると思いますが、私は速報結果を2層構造で見ています。

1つは「総選挙」の話で、もう1つは「AKB48第2章」の話です。



1つ目についてなのですが、

みな昨年の速報の効果を知っているので、今年は学習して速報に力を入れる人々が昨年より大勢出てくる、というのは事前に予想されたことだと思います。

そして、そういう(短期的なという意味での)フラッシュ・マーケティングを必要とするのは「若手」や「干され」などの「非選抜」メンバーなので、速報でそういうメンバーのランクインが目立つのは何ら不思議なことではないと思います。

さらにいうと、総選挙の回数を経る度に、投票する側もシステマチックに体制を組めるようになってきたなという印象です。

どういうことかというと、投票に使う原資はファン1人ひとり個別のものなので、投票行動は個人的活動になると思われがちなわけですが、実際にはコミュニティ活動になっていて、コミュニティが個人の投票行動を誘発している側面もかなり大きいのではないか、ということです。

ここでいうコミュニティ活動とは、投票の呼びかけなどの受動的な関係性のことではなく、個人の投票行動がコミュニティにフィードバックされ、それがまた個人の投票行動の誘発に繋がるという形の能動的かつ自己強化型の関係性のことです。

自分の投票行動がコミュニティ全体の「期待」を押し上げるであろうという「期待」の自己触媒作用ですね。

そういう意味で、いつもコミュニティが弱いと指摘されているNMB48が総選挙に弱く、一部のトップメンバーの上位ランクインが目立つのは、なんとなく納得できる面もあるところです。



2つ目ですが、前田敦子卒業からはじまる変化のうねりが徐々に第2章という形に結実しつつあるなという印象です。

2週間後の日産スタジアムで結果がどうなるかはまだまだわかりませんが、今回の速報で私が一番感じたことは「多極化」です。

第1章にあったAKB48物語という大きな物語が崩壊して、個々のメンバーの小さな物語に移行しつつあるように思います。

この点については、以前から多元主義の台頭という文脈で語っているところではあります。


マス時代の終わりとアイドル戦国時代、そしてAKB48ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/46ac6f1a1c4f937a34a0d1ed5d2e64ae


今回(あくまで速報で)強かったのは「物語」を持っているメンバーだと思います。

前述したシステマチックな体制とコミュニティの話に繋がる話で、「物語」を持っているメンバーは「速報」こそ強いということも言えますね。

「下剋上」でも「見返したい」でも「単に面白いから」でもなんでもいいのですが、とにかく、そういう物語を持っていると自己組織化が起きるわけです。

そういう意味でオリメンは目的を失いつつあるわけなので速報が弱くてもあまり不思議ではない気がします。

ここからどう挽回するのか、これまで獲得した大きな顧客ベースで巻き返すのか、速報結果を起爆剤(危機意識)として覚醒するか、見どころですね。

昨年は不発に終わった「攻める側」と「守る側」の構図が、今回こそ見ることができるかもしれないと思うところでもあります。

ドラッカーがいうように、運営としては↓なことに頭を悩ますだろうなと思ったりもします。


したがって、これから始まる新たな1000年、あるいは100年における我々に課された最大の課題が、それら諸々の組織の自立性を保ちつつ、しかもグローバル企業にあっては主権国家の管轄さえ超えた自立性を保ちつつ、今日では戦時以外は失われてしまった社会の一体性をいかにして回復するかである。とはいえ、我々はいまのところ願うことしかできない。われわれは、いかにそれをなすべきかを知らない。

 しかしこの望みをかなえるためには、これまでに経験したことのないあることが必要となることだけは明らかである。それは、あらゆる組織が、それぞれの機能への絞り込みを厳しく保ちつつも、社会全体のために協同し、各々の政治機関と協力する意思と能力を新たにしていくことである。新たな1,000年を前にした先進国に対し、これまでの1,000年が遺した気の遠くなるほど大きな課題がこれである。

研究生の価値

2013-05-13 23:10:59 | AKB48_軽ネタ

研究生から正規に昇格すると興味がなくなる現象(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51877330.html


一部のヲタにしか当てはまらないように見えて、意外と本質的なところを突いてると思う。

昔は、AKB48自体が「研究生」だったのだ。


この構造は「自己実現欲求ベース説」かつ「イノベーションのジレンマ」的な観点でも意味のある議論で、

そういうものを根拠に当Blogでは「チーム4」を推したり、

今では「チーム8」や「研究生会議」などという存在もしていないものを推したりしている。

選抜総選挙の順位が何かをもたらすなどということは基本的に無い、という当たり前のことについて

2013-05-08 01:49:10 | AKB48_軽ネタ
高柳さんを批判したいわけではないですが、同様の論旨で総選挙を批判する人々がいるので、これも誤解を解いておかねばという想いで意見を述べます。

話をわかりやすくするために、少し極論のような形になるのはご了承ください。


SKE48高柳明音「私は来年総選挙があったとして立候補制だったとしたらきっと出ません」(SKE48まとめエンクラ)
http://ske48encra.doorblog.jp/archives/26623145.html

去年アンダーガールズに
皆さんの力で入れて頂いてから

この1年


私はその結果で変わったことは
ほとんどありませんでした


きっとそれは
私だけってわけではないし
悲観的になっているわけではないけど


それって
すごい悔しいことだし

ファンの方に
すごい申し訳なく思いました。


本当はもっと喜んだ方がよいことなのに、逆にネガティブに捉えてしまっている。

総選挙の順位が何をもたらしてくれないからといって、悲観する必要は無い。

なぜなら、総選挙の順位が何か(ここでは外的報酬という意味)をもたらしてくれるということは実は「無い」からだ。

(内的報酬は山ほどあるのはここで説明するまでもない)


総選挙を主催する側の運営やレコード会社、それにのっかるマスメディアは総選挙には価値があると大々的に宣伝している。

確かに、総選挙には価値がある。

総選挙は、AKB48関連における最高権威である。

しかし、だからといって総選挙がメンバーにもたらすもの(しつこいが外的報酬という意味)があるかといえば、ない。

いや、正確にはある場合とない場合がある。

ケースバイケースだ。

だからこう言い直すことにしよう。

総選挙は基本的に何ももたらさない。


では、総選挙が何かをもたらすケースとは何か。

実は、総選挙の順位に価値があるメンバーと、そうでないメンバーがいるのだ。

メンバーの違いだ。

そのメンバーとは何か。

過小評価されているメンバーや、潜在的な人気(のびしろ)があるがまだ評価されていないメンバーだ。

本来、もっと高く評価されてよいメンバーが、総選挙によって脚光を浴びる、この時、はじめて総選挙はメンバーにいろんなものをもたらしてくれる。

それ以外の場合には、ほとんど意味が無い。


たとえば、神7のメンバーが神7の順位を獲得して意味があるか?

ほとんどない。

意味があるのは、センターと選抜/非選抜のボーダーラインだけだ。

それとて一過性のものでしかないが。

なぜなら序列は総選挙を通さずとも既に明らかであり、それを確認する意味しかないからだ。

総選挙の順位が何ももたらさないことは、上位メンバーであれば誰でも知っている。

神7にとって総選挙はほとんど意味が無い。

だから、彼女らが総選挙に率先して出る意味は、自分のためではなくAKB48やファンのために他ならない。

(板野の立候補には感銘した。)


仮に、高柳さんが順当な順位を獲得していると考えれば、何も起きないのは当たり前だ。

だから、(向上心から納得できないまでも)自分は総選挙である程度に正当な評価を得ていると考えられれば、これはむしろ喜んでよいことなのである。

なぜなら、過小評価されていると言われるメンバーは腐るほどいるのだから。



「来年は立候補しない。」

という言葉を聴くと、私は少しさびしくなった。

これ以上は言わない。


■追記


(東洋的な発想かもしれないが)

例えば、まりやぎやかおたんが「アンダーガールズが目標」と言っているが、

彼女らは「順位」についてだけ述べているのだろうか?

もちろん、違う。

彼女らは「順位に見合うだけのメンバーになる!」と同時に宣言しているのだ。

(絶対的な基準があるわけではないので相対的な話になるのだが)