ご無沙汰しております。
余裕がなくて更新が滞っておりました。
つい最近、TDCへチームAのウェイティング公演に行ってきたのでそのことなど
書きたいことが結構あるのですが、慢性的に疲労が蓄積していて・・
今年は速報の図解はキャンセルで・・
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さて、総選挙の速報でましたね!
いろんな見方があると思いますが、私は速報結果を2層構造で見ています。
1つは「総選挙」の話で、もう1つは「AKB48第2章」の話です。
1つ目についてなのですが、
みな昨年の速報の効果を知っているので、今年は学習して速報に力を入れる人々が昨年より大勢出てくる、というのは事前に予想されたことだと思います。
そして、そういう(短期的なという意味での)フラッシュ・マーケティングを必要とするのは「若手」や「干され」などの「非選抜」メンバーなので、速報でそういうメンバーのランクインが目立つのは何ら不思議なことではないと思います。
さらにいうと、総選挙の回数を経る度に、投票する側もシステマチックに体制を組めるようになってきたなという印象です。
どういうことかというと、投票に使う原資はファン1人ひとり個別のものなので、投票行動は個人的活動になると思われがちなわけですが、実際にはコミュニティ活動になっていて、コミュニティが個人の投票行動を誘発している側面もかなり大きいのではないか、ということです。
ここでいうコミュニティ活動とは、投票の呼びかけなどの受動的な関係性のことではなく、個人の投票行動がコミュニティにフィードバックされ、それがまた個人の投票行動の誘発に繋がるという形の能動的かつ自己強化型の関係性のことです。
自分の投票行動がコミュニティ全体の「期待」を押し上げるであろうという「期待」の自己触媒作用ですね。
そういう意味で、いつもコミュニティが弱いと指摘されているNMB48が総選挙に弱く、一部のトップメンバーの上位ランクインが目立つのは、なんとなく納得できる面もあるところです。
2つ目ですが、前田敦子卒業からはじまる変化のうねりが徐々に第2章という形に結実しつつあるなという印象です。
2週間後の日産スタジアムで結果がどうなるかはまだまだわかりませんが、今回の速報で私が一番感じたことは「多極化」です。
第1章にあったAKB48物語という大きな物語が崩壊して、個々のメンバーの小さな物語に移行しつつあるように思います。
この点については、以前から多元主義の台頭という文脈で語っているところではあります。
マス時代の終わりとアイドル戦国時代、そしてAKB48ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/46ac6f1a1c4f937a34a0d1ed5d2e64ae
今回(あくまで速報で)強かったのは「物語」を持っているメンバーだと思います。
前述したシステマチックな体制とコミュニティの話に繋がる話で、「物語」を持っているメンバーは「速報」こそ強いということも言えますね。
「下剋上」でも「見返したい」でも「単に面白いから」でもなんでもいいのですが、とにかく、そういう物語を持っていると自己組織化が起きるわけです。
そういう意味でオリメンは目的を失いつつあるわけなので速報が弱くてもあまり不思議ではない気がします。
ここからどう挽回するのか、これまで獲得した大きな顧客ベースで巻き返すのか、速報結果を起爆剤(危機意識)として覚醒するか、見どころですね。
昨年は不発に終わった「攻める側」と「守る側」の構図が、今回こそ見ることができるかもしれないと思うところでもあります。
ドラッカーがいうように、運営としては↓なことに頭を悩ますだろうなと思ったりもします。
したがって、これから始まる新たな1000年、あるいは100年における我々に課された最大の課題が、それら諸々の組織の自立性を保ちつつ、しかもグローバル企業にあっては主権国家の管轄さえ超えた自立性を保ちつつ、今日では戦時以外は失われてしまった社会の一体性をいかにして回復するかである。とはいえ、我々はいまのところ願うことしかできない。われわれは、いかにそれをなすべきかを知らない。
しかしこの望みをかなえるためには、これまでに経験したことのないあることが必要となることだけは明らかである。それは、あらゆる組織が、それぞれの機能への絞り込みを厳しく保ちつつも、社会全体のために協同し、各々の政治機関と協力する意思と能力を新たにしていくことである。新たな1,000年を前にした先進国に対し、これまでの1,000年が遺した気の遠くなるほど大きな課題がこれである。
余裕がなくて更新が滞っておりました。
つい最近、TDCへチームAのウェイティング公演に行ってきたのでそのことなど
書きたいことが結構あるのですが、慢性的に疲労が蓄積していて・・
今年は速報の図解はキャンセルで・・
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さて、総選挙の速報でましたね!
いろんな見方があると思いますが、私は速報結果を2層構造で見ています。
1つは「総選挙」の話で、もう1つは「AKB48第2章」の話です。
1つ目についてなのですが、
みな昨年の速報の効果を知っているので、今年は学習して速報に力を入れる人々が昨年より大勢出てくる、というのは事前に予想されたことだと思います。
そして、そういう(短期的なという意味での)フラッシュ・マーケティングを必要とするのは「若手」や「干され」などの「非選抜」メンバーなので、速報でそういうメンバーのランクインが目立つのは何ら不思議なことではないと思います。
さらにいうと、総選挙の回数を経る度に、投票する側もシステマチックに体制を組めるようになってきたなという印象です。
どういうことかというと、投票に使う原資はファン1人ひとり個別のものなので、投票行動は個人的活動になると思われがちなわけですが、実際にはコミュニティ活動になっていて、コミュニティが個人の投票行動を誘発している側面もかなり大きいのではないか、ということです。
ここでいうコミュニティ活動とは、投票の呼びかけなどの受動的な関係性のことではなく、個人の投票行動がコミュニティにフィードバックされ、それがまた個人の投票行動の誘発に繋がるという形の能動的かつ自己強化型の関係性のことです。
自分の投票行動がコミュニティ全体の「期待」を押し上げるであろうという「期待」の自己触媒作用ですね。
そういう意味で、いつもコミュニティが弱いと指摘されているNMB48が総選挙に弱く、一部のトップメンバーの上位ランクインが目立つのは、なんとなく納得できる面もあるところです。
2つ目ですが、前田敦子卒業からはじまる変化のうねりが徐々に第2章という形に結実しつつあるなという印象です。
2週間後の日産スタジアムで結果がどうなるかはまだまだわかりませんが、今回の速報で私が一番感じたことは「多極化」です。
第1章にあったAKB48物語という大きな物語が崩壊して、個々のメンバーの小さな物語に移行しつつあるように思います。
この点については、以前から多元主義の台頭という文脈で語っているところではあります。
マス時代の終わりとアイドル戦国時代、そしてAKB48ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/46ac6f1a1c4f937a34a0d1ed5d2e64ae
今回(あくまで速報で)強かったのは「物語」を持っているメンバーだと思います。
前述したシステマチックな体制とコミュニティの話に繋がる話で、「物語」を持っているメンバーは「速報」こそ強いということも言えますね。
「下剋上」でも「見返したい」でも「単に面白いから」でもなんでもいいのですが、とにかく、そういう物語を持っていると自己組織化が起きるわけです。
そういう意味でオリメンは目的を失いつつあるわけなので速報が弱くてもあまり不思議ではない気がします。
ここからどう挽回するのか、これまで獲得した大きな顧客ベースで巻き返すのか、速報結果を起爆剤(危機意識)として覚醒するか、見どころですね。
昨年は不発に終わった「攻める側」と「守る側」の構図が、今回こそ見ることができるかもしれないと思うところでもあります。
ドラッカーがいうように、運営としては↓なことに頭を悩ますだろうなと思ったりもします。
したがって、これから始まる新たな1000年、あるいは100年における我々に課された最大の課題が、それら諸々の組織の自立性を保ちつつ、しかもグローバル企業にあっては主権国家の管轄さえ超えた自立性を保ちつつ、今日では戦時以外は失われてしまった社会の一体性をいかにして回復するかである。とはいえ、我々はいまのところ願うことしかできない。われわれは、いかにそれをなすべきかを知らない。
しかしこの望みをかなえるためには、これまでに経験したことのないあることが必要となることだけは明らかである。それは、あらゆる組織が、それぞれの機能への絞り込みを厳しく保ちつつも、社会全体のために協同し、各々の政治機関と協力する意思と能力を新たにしていくことである。新たな1,000年を前にした先進国に対し、これまでの1,000年が遺した気の遠くなるほど大きな課題がこれである。
落ち着きます。
NGOが圏外だったのが残念ですね…。
速報だから・・私もまだ投票していないし。
いうほど残念な気持ちにはなっていなかったりします・・
ごめんなさい。