旅する小林亜星

小林亜星情報満載

あたしを買って。

2005-10-20 21:12:43 | 俺のすべて
出品してます。
スピッツSPITZ あまったれ2005 12月3日(土)

誰でもいいので、入札お願いします(苦)。
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こんな夜にはこんな映画「サイドウェイ」

2005-10-20 19:13:28 | こんな夜にはこんな映画
前評判の高かった一本。
そして予告編だけで充分な一本。

人生を深刻に考えさせるなら考えさせるで
人生を可笑しくしたいなら徹底的に
そうしてくれればいいのに
中途半端で
見てる側としては残尿感。

泣きたくなるよな夜も
笑い飛ばしてくれるよな滑稽さが
ほしいところ。
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アウシュヴィッツ平和博物館に辿り着く

2005-10-20 18:33:12 | 旅人
数年前、NHKの深夜放送で
青木進々というひとが
末期癌と闘いながら
アウシュヴィッツ平和博物館を創設するに至る
ドキュメンタリーを見た。

NHKの受信料を
誤魔化して払ってなかったあたしが
なぜ深夜にその番組に魅かれたのかは
いまだ、謎。

海外から貸与された遺品の数々が
梱包状態で倉庫に放置されたままになっているとか
博物館に土地を提供してくれる自治体がないとか
様々な問題を乗り越え、
福島県白河市に創設されるも
青木さんは開館を見届けることがなかった。

あたしには寄付をする財産もないので
そこを訪れることでしか支持はできない。

今年5月に東北に旅行に行くことになったとき
やっと機会が訪れた。

JR白坂駅は自動改札どころか
無人駅でお金を払わずに乗降できる、
すごい駅だった。

駅の周りにはコンビニなんかなくて
そんなひっそりした場所に博物館は
佇んでいた。

こじんまりとした、
一軒家の藁葺屋根を持つ
博物館は小さいけれど
充分な存在感。

数少ない遺品からは
それでも見ているだけで
持ち主のやりきれない悲しみが
時を越えて伝わってくる。

ボランティアの力に依るところが大きくて
心もとない経営状態のようだ。

もっと交通の便のよい場所で
ひとの関心を引くよな大規模の博物館に
変身する日がくればいいと思う。

いつかは
国立オシフィエンチム博物館に辿り着きたいところ。
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こんな夜にはこんな映画「東京タワー」

2005-10-20 00:46:10 | こんな夜にはこんな映画
~だけど、結婚したいでお嫁に行った、
森三中の黒沢の嫁ぎ先に遊びにいく。

結婚式でよく言われる、社交辞令
「新居にも絶対遊びに来てね!」

20組くらいのカップルに言われたけど、
実行したのは初めてだ。

ご懐妊した黒沢が愛おしかった。
待ち合わせた駅から家までの道、
あたしが彼女を守らなければと思った。

後味の悪くないビデオを!という
黒沢のリクエストに
あたしが借りてきたビデオは「東京タワー」。

江國香織の文章は好きじゃない。
染み込んでこない。
他人行儀で居心地の悪い空間。

寺島しのぶがいい使われ方をしてた、とか
映像が綺麗とか思っても
人物の心情に共感できない、
感情移入できない。

いくつになっても
常識に縛られない恋をするという麗しいはずの背景より
あまりの階級の違う世界に感じる違和感のほうが
浮き彫り。

旦那の両親と同居する黒沢は
相変わらず黒沢らしく
嫌味にならない器用な気遣いを見せる。

ビデオを見てる間、
あたしは以前の黒沢の木造アパートにいるよな錯覚に陥り、
黒沢が人妻であることも忘れる始末。

旦那が帰ってきてからも
その居心地の良すぎる空間は変わらず
おもしろさは2倍にも3倍にもなった。

彼女たちの披露宴で司会をやった、
おもしろい手品師の話。

手品師に興味があるあたしが
「あたしにも魔法をかけてほしい」と言うと
二人のトークは暴走する。

萎えた股間に
手品師が手をかざすと
あっという間に海綿体が膨張・・・

黒沢とその旦那は
笑いの手品師だった。
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恋愛マニアと対決

2005-10-19 22:34:10 | ハイファイ・ローファイ
恋愛マニアを試食を書いたあと
恋愛マニアの出張が伸びて
再び面接の時間を調整してくれた。

場所は品川。

恋愛マニアは
おっさんだと勝手に想像していたが
やってきたのは脂ののった、
兄さんくらいの男だった。

物腰が柔らかいというのが第一印象。
初めて会った女のこが警戒心を解除するのが
理解できる。

ほっけに添えてあったレモンをネタに
「おっぱいにレモンかけて舐めたりするの好き」
とさらっと言ってのけたりする。

過激な発言はどこまでがリアルなのか
判断しかねて
せっかくのトスされたボケをスルーしてしまう。

自分の感性だけを商売道具に生きているだけあって
どんな話も風船のよにぐんぐん膨らましていく。

「恋愛マニア」というブログの一面では
敢えて道化師を演じているようだ。

興味を持ってることが多方面に渡り
もうひとつブログを書かせれば
ネタの宝庫だろう。

女のこが食いつくネタをよくわかっていて
それをネタのよに見せず提示する。

で、肝心の対局はといえば、
紀宮なあたしなんかに対局を提案してくれた。

それだけであたしにはもう充分で
丁重にお断りした。

恋愛マニアとの対局にはすごく興味があって
それに応じるのは簡単で
そうなってみたい、
そうしたいと切に思った。

新しい世界に足を踏み入れる勇気が
なかったわけではなく、
据え膳が目の前に横たわっていて
それを敢えて食わぬのは
究極の快楽だ。

あたしはお手ごろな快楽より
究極の蠱惑的快楽を選択した。

恋愛マニアは最後まで紳士で
無理強いすることは全くなく
数メートル先にあるホテルに
入ることへの抵抗感をものの見事に無くす
言葉の技師だった。

楽しい夜をありがとう。
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生・姜尚中

2005-10-19 21:39:16 | 大宮サンセット
コーセーアンニュアージュトーク
「雅 -miyavi- VS姜尚中」を見に行った。

会場は雅のファンと姜尚中のファンで
完全に年齢層が二分化していた。

初めて見た生の姜尚中は
見たことのあるジャケットにジーパンを履いて
質素で優しい出で立ち。

が、しかし
トークは雅という男の話を
姜尚中が聞き手になるという形式。

自分の考え方は前向きだとか
自分の才能を誰もが賞賛してくれるとか
雅は自信に満ち溢れていて
自分の話ばかり。

姜尚中はうまく会話を操縦していたが
彼が一番魅力的なのは
討論する対象があって
自分の考えを冷静に論理的に
囁くよに話すときだ。

雅は魅力的なひとなのかもしれないが
姜尚中の魅力を引き出せる器は
まだ持ち合わせていないと思う。

年をとるにつれて
姜尚中のよな静かな情熱を内に秘めた
魅力を黙ってても滲み出せるよなおばさんになろう。
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動物の視点で、動物を

2005-10-18 00:08:37 | 恋のうた
鶯谷のラブホテルにて
動物のよにセックスを貪り、
動物のよに眠りに浸り、

目覚めてすぐに
動物のよに朝の精液を操り、
動物のよに朝の食欲を満たしてから

上野動物園に行った。
朝陽と家族連れが後ろめたく、眩しい。

上野動物園は18歳のときにデートしたぶり。
かつて、
動物を見て「かわいい」と言うだけのデートは
おもしろくもなんともないという結論を出したのに
彼が行ってみたいというなら
行ってみてもいいかもしれないと思ったのは
何故だろう。

しかし
あたしは動物園を侮っていたことに
開始早々気付かされた。

やる気のない御ねむパンダの家系図、
サービス精神旺盛なバイソンのカメラ目線、
何気に丸坊主でかわいい蝙蝠の寝返り、
象の固いうんこ、
キリンは実は首が長いこと以外は馬と似てること、
ペンギンは自分たちがかわいいことを自覚してること、
フラミンゴは歩行するとき二本足を使うこと、
カピバラが人間の男の子だったら恋しちゃう可能性、
ナマケモノの上げ膳下げ膳・・・

生きている動物はエキサイティングの宝庫だ。

お目にかかれるのは
何かを食べる姿か、
排泄している姿か、
背を向けて眠ってる姿。

交尾は秘め事なのかしら。

人間にとっての六畳半くらいの空間に閉じ込められて
毎日毎日食事と睡眠と排泄を繰り返す。

自分はどうして生きてるのかなんて
考える脳があったりしたら
生きていけないだろう。

生きる意義を考えることができないのはある意味幸せで
生きる意義を見出すために苦悩するのは
それでもやはり、より幸せなのかもしれない。
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ヒステリック イン スウェーデン

2005-10-17 00:24:40 | 青春生き残りゲーム
仕事中、
スウェーデンからメールで問い合わせがあった。

.seのドメインに
勝手にスウェーデンへの思いを馳せる。
美しい緑と白の風景・・・

スウェーデン人に初めて遭遇したのは
京都の苔寺だった。
ガーデニングのデザイナーさんで
苔が有名なそのお寺の庭を見る目も
ひときわ厳しかった。
彼女たちの優雅な視線は
スウェーデン人特有なものだと勘違いしていた。

問い合わせをくれたスウェーデン人の女性に
恐る恐る電話してみると

ヒステリックな金切り声で
まくしたてられた。

わー。

次の日にきたメールは
強調構文に満ちた、挑戦的で
やはりヒステリックな文面だった。

> No we can NOT tell who uses what IP address
> as we DO NOT use fixed IP addresses.

> It was ME testing from another machine to see
> if there was an Internet problem or not

> I do know how to check my IP address
> and I did check it when I spoke to you -

見習うべきは
スマートなヒステリック英文の書き方ではなく、

スマートにヒステリック文を交わす方法。
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フィリピンの香り

2005-10-16 07:51:04 | 比律賓
ということで
来日中のフィリピーノ、Cと
品川で待ち合わせする。

会社を出る直前に
たまたま電話がかかってきた相方を
飲みに誘うとあっさり参加することになった。

品川駅の雑踏で
写真も見たことがない、
短期の滞在で携帯を持ってない、
Cとの待ち合わせは不可能に思えた。

声をかけてきたのは
日本人と見分けがつかない
かっこいい彫りの深い男、
それがCだった。

背伸びして
おいしい日本食を食べさせてあげるより
日本のサラリーマンの実態を見せたくて
(今月はあまりお金がないので)
赤い看板系の居酒屋に連れてった。

Cはよく喋る男で、
かなりスマートだ。
眼光、鋭い。

話は
仕事
家族
政治
経済
文化
宗教
結婚
セックス
まで及んだ。

祖母を中国人にもつ、クウォーターだから
日本人と見分けがつかない
雰囲気を持っていたこともわかった。

32歳、独身。
5人兄弟の真ん中で
3人の姉妹はアメリカで病院関係に従事。

エンジニアとして
様々な国に出張しているようで。

あたしが一番聞きたかったことは
日本の戦争責任について
フィリピン側からはどう見えるのかということ。

彼はあくまでも自分の意見ということを断った上で
戦争は過去のことであり
関心があるのは未来のことである、

またスペインとアメリカの植民地期間が圧倒的で
日本に占領された数年の影響はあまり感じないということ、

アメリカの政治や経済に与える影響は
大きすぎるとのこと、
Westernizeされすぎることに
ものすごく嫌悪感を持ってること、
などを話してくれた。

セックスの低年齢化は日本と同じで
婚害交渉をする男の割合は地域によって異なるとのこと。

彼が来日したのは
日本のプロジェクトに参加するためであり

なぜ、わざわざ飛行機代と3ヶ月分の滞在費をかけて
Cを日本に出張させたのかを聞くと

わざわざ飛行機代と滞在費をかけてでも
労働力が安いから、という答えだった。

日本の大卒の初任給が
フィリピンの部長レベルの給料に匹敵する。

今回の飲み会のお金を
あたしが払うことは容易なことで
でも払ってあげることは
日本とフィリピンの人件費の差を認めることになり
Cのプライドを傷つけることになるのでは、と
考えあぐねていたが、考えすぎだった。

終電まで時間はあっという間にすぎ、

Cの頭のキレは魅力的で
彼と仕事できたことは
あたしにとって本当にいい出会いであり、
ずっとつながってたいひとだと思った。
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恋の予感?の行方

2005-10-16 07:12:29 | 恋のうた
恋の予感?のYと
やっと会う約束をとりつけた。

来日中のフィリピーノ、Cと
3人で会う予定だった。

会う見通しが立たないときには
「Cさんがどうしても無理そうでも、
 アキ男。さんとはいづれお話ししたいと思っています。」
とか、
会えることになったときには
「アキ男。さんと小職で盛り上がってしまい、
 Cさんが寂しい思いをしないように
 気を付けないといけないですね(笑)」
などという返信をもらうくらいに
あたしの恋の予感?は盛り上がってきた。

もちろん、「あたしは紀宮です」と
釘を刺しておいた。

ところが、金曜当日になって
こんなメールが送られてきた。

「申し訳ございませんが、本日の飲み会、
 キャンセルさせて頂けますでしょうか。

 実は昨晩、終電で帰宅中、置き引きに遭いました。
 網棚に置いていたカバンが盗まれたのです。
 カバンの中には財布も入ってまして、現金、クレジットカード、
 キャッシュカード、免許証まで、
 何から何まで盗まれてしまいました・・・。

 深夜の1時半くらいに自宅に着いたのですが、
 カギも無い為、両親を叩き起こしてしましました。

 非常に申し訳ございませんが、
 実際に盗まれたお金、これからかかるお金
 (盗られたカバン、財布、MDプレーヤー等の買換え、諸々の手続き)
 を考えると、今日飲みに行くのは正直難しいです。
 そして何より、気分が最低に落ちてます。
 しばらくは、飲み/遊びの類は自粛したいと思います。

 また今度誘って下さい。

 ごめんなさい。」

会えなくなったことが
残念だったのはもちろんのことだが、
最悪な事態なのに
すごく冷静で論理的なひとだと思った。

真摯な謝罪は受け入れるとして

でもやはり
ひとと出会えることは運命だと思うし、
其れゆえ、ひとと出会えないことも運命だと思う。

「まじ、最悪」な状況で
こんなことを考えるのは
求めすぎなのかもしれないが

一期一会を大事に思う、あたしにとって
欲しかったのは

「また今度誘って下さい。」
という言葉ではなく、

「また今度誘います。」
という言葉。

恋の予感?、本当に終了。
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